![カルチャ[Cal-cha]](https://ticketjam.jp/magazine/wp-content/uploads/2021/04/logo-v2.png){kind=logo}
目次
パ・リーグの結果一覧
続いて、パ・リーグ各球団の指名結果をチェックしていきましょう。
福岡ソフトバンクホークス【総合評価：B+】
1位 村上泰斗（投手・神戸弘陵高）
2位 庄子雄大（内野手・神奈川大）
3位 安德駿（投手・富士大）
4位 宇野真仁朗（内野手・早稲田実高）
5位 石見颯真（内野手・愛工大名電高）
6位 岩崎峻典（投手・東洋大）
育成1位 古川遼（投手・日本学園高）
育成2位 曽布川ザイレン（内野手・浜松商業高）
育成3位 大友宗（捕手・茨城アストロプラネッツ）
育成4位 広瀬結煌（内野手・市立松戸高）
育成5位 河野伸一朗（投手・宮崎学園高）
育成6位 川口冬弥（投手・徳島インディゴソックス）
育成7位 津嘉山憲志郎（投手・神戸国際大学附属高）
育成8位 相原雄太（投手・仙台大学）
育成9位 岡田皓一朗（投手・大阪商業大学）
育成10位 漁府輝羽（外野手・東北福祉大学）
育成11位 木下勇人（外野手・千葉経済大学附属高）
育成12位 熊谷太雅（投手・東陵高）
育成13位 塩士暖（投手・門前高）
高校生の中で注目を集めていた村上泰斗（神戸弘陵高）の指名に成功。
昨年のドラフト1位である前田悠伍と左右のダブルエースとして育成していきたいところです。
また、今宮健太の後継者についても、高いポテンシャルを誇る庄子雄大（神奈川大）を指名しており、ポイントを押さえた指名内容だといえるでしょう。
福岡ソフトバンクホークスは育成力に定評があるので、宇野真仁朗（早稲田実）、石見颯真（愛工大名電高）、育成契約の選手たちをいかに育成するかがポイントになりそうです。
北海道日本ハムファイターズ【総合評価：B＋】
1位 柴田獅子（投手・福岡大大濠高）
2位 藤田琉生（投手・東海大相模高）
3位 浅利太門（投手・明治大）
4位 清水大暉（投手・前橋商業高）
5位 山縣秀（内野手・早稲田大）
6位 山城航太郎（投手・法政大）
育成1位 川勝空人（投手・生光学園高）
育成2位 澁谷純希（投手・帯広農業高）
宗山塁（明治大）を外したものの、一気に方向転換し、全指名選手8名のうち7名が投手という思い切った指名を敢行。
二刀流として注目されている柴田獅子（福岡大大濠高）、長身左腕の藤田琉生（東海大相模高）など、ポテンシャルの高い投手の獲得に成功しています。
また、宗山選手の代わりとして、守備職人の山縣秀（早稲田大）を獲得したので、補強ポイントをカバーしたといえるでしょう。
育成に時間を要する可能性はありますが、若手が順調に育っている印象があるので、今後の育成に期待です。
千葉ロッテマリーンズ【総合評価：C＋】
1位 西川史礁（外野手・青山学院大）
2位 宮崎竜成（内野手・ヤマハ）
3位 一條力真（投手・東洋大）
4位 坂井遼（投手・関東第一高）
5位 廣池康志郎（投手・東海大九州キャンパス）
6位 立松由宇（内野手・日本生命）
育成1位 谷村剛（内野手・和歌山東高）
育成2位 茨木佑太（内野手・帝京長岡高）
育成3位 長島幸佑（投手・富士大学）
ベテランとしてチームをけん引していた岡大海、荻野貴司の後継者として、大学ナンバーワン外野手の呼び声高い西川史礁（青山学院大）を獲得できたのは大きなプラス要素といえるでしょう。
宮崎竜成（ヤマハ）、一條力真（東洋大）は荒削りな印象を受けるので、育成に期待がかかります。
また、支配下での高校生の指名は坂井遼（関東第一高）のみとなっていることから、将来性に乏しい印象を受けました。
東北楽天ゴールデンイーグルス【総合評価：B+】
1位 宗山塁（内野手・明治大）
2位 徳山一翔（投手・環太平洋大）
3位 中込陽翔（投手・徳島インディゴソックス）
4位 江原雅裕（投手・日鉄ステンレス）
5位 吉納翼（外野手・早稲田大）
6位 陽柏翔（内野手・茨城アストロプラネッツ）
育成1位 岸本佑也（内野手・奈良大学附属高）
2024年ドラフト会議の目玉選手である宗山塁（明治大）の交渉権を獲得した東北楽天ゴールデンイーグルス。
さらに、即戦力として活躍できそうな投手を複数指名しており、田中将大や岸孝之の後継者問題もクリアできそうです。
野手は、育成指名の岸本佑也（奈良大学附属高）以外は全員左打者となっています。
右打者が不足しているので、右打者を指名してもよかったのではないかという印象を受けました。
ただし、全体でみると補強は充実しており、納得の指名内容といえるでしょう。
オリックス・バファローズ【総合評価：C】
1位 麦谷祐介（外野手・富士大）
2位 寺西成騎（投手・日本体育大）
3位 山口廉王（投手・仙台育英高）
4位 山中稜真（外野手・三菱重工East）
5位 東山玲士（投手・ENEOS）
6位 片山楽生（投手・NTT東日本）
育成1位 今坂幸暉（内野手・大阪学院大学高）
育成2位 清水武蔵（内野手・栃木ゴールデンブレーブス）
育成3位 上原堆我（投手・花咲徳栄高）
育成4位 寺本聖一（外野手・広島経済大学）
育成5位 田島光祐（捕手・信濃グランセローズ）
育成6位 乾健斗（投手・霞ヶ浦高）
外野手の補強を至上命題としていたオリックス・バファローズ。
西川史礁（青山学院大）の抽選を外したものの、即戦力候補の麦谷祐介（富士大）の指名に成功しました。
また、4位から6位で社会人野球出身の3選手を指名。
経験、実績ともに豊富な3選手だけに、即戦力として期待が高まります。
しかし、もう少し育成面に重きをおいても良かったのではないかという印象を受けました。
埼玉西武ライオンズ【総合評価：A】
1位 齋藤大翔（内野手・金沢高）
2位 渡部聖弥（外野手・大阪商業大）
3位 狩生聖真（投手・佐伯鶴城高）
4位 林冠臣（外野手・日本経済大）
5位 篠原響（投手・福井工大福井高）
6位 龍山暖 （捕手・エナジックスポーツ高）
7位 古賀輝希（内野手・千曲川硬式野球クラブ）
育成1位 冨士大和（投手・大宮東高）
育成2位 佐藤太陽（内野手・神奈川大学）
育成3位 ラマル・ギービン・ラタナヤケ（内野手・大阪桐蔭高）
育成4位 佐藤爽（投手・星槎道都大学）
育成5位 澤田遥斗（外野手・京都国際高）
育成6位 福尾遥真（内野手・学校法人石川高）
育成7位 ウメビンユオオケム明（外野手・旭川志峯高）
宗山塁（明治大）と石塚裕惺（花咲徳栄高）の抽選を外しましたが、高校生野手で高評価を得ていた齋藤大翔（金沢高）と大学日本代表経験もある渡部聖弥（大阪商業大）の指名に成功。
ウェーバー制度のアドバンテージを活かし、源田壮亮の後継者とウィークポイントの外野手をしっかりと補強しています。
2024年シーズンは最下位に沈んでいますが、即戦力候補ばかりを指名するのではなく、長期的な視点で指名できたのは高評価です。
