2019年、阪神タイガースが指名した選手は育成選手も含めて8選手だね
毎年、色んなドラマが生まれるドラフト会議。どんな選手を指名したんだろう?
今回は2019年の阪神タイガース指名選手を見ていきましょう!
目次
指名選手一覧
2019年に阪神タイガースが指名した選手の一覧は下記の通りです。
今回、指名した選手は高校生と大学生のみです。
社会人や独立リーグからの指名は育成も含めてなかったです。
もともと1位指名は高校BIG4の星稜高、奥川投手でしたがハズレてしまいました。
しかし、西純也選手をハズレ1位で指名し、単独獲得に成功しました。
また、1位から5位までが高卒のみというフレッシュなメンバーとなっています。
高卒出身が1位から5位まで独占したのは1966年以来の実に53年ぶりのことらいしいです。
また、全員が甲子園出場経験がある高卒出身の選手になっていることも特徴的です。
いわゆる甲子園の星で埋め尽くされています。
昨年は、少しずつ投手陣が安定してきましたけどいわゆるエースと呼べる選手が不在でしたのでそこを含めて今回1位指名された西純也選手を含めて投手陣には将来への投資といえます。
捕手も同様に梅野正捕手が安定しており、将来の正捕手候補ということで高卒の藤田健斗選手を獲得したと考えられます。
甲子園の星たちが今後どこまで伸びるか期待ですね!
第一位:西純也選手
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・出身チーム:創志学園高
・出身地:広島県
・ポジション:投手
・投/打:右投/右打
1位指名で高校BIG4の1人である、奥川投手はハズレてしまいましたが、西純也選手も高校BIG4の1人です。
西純也選手が2年生で出場した甲子園1回戦では16奪三振の完投勝利を収めています。
記憶にある人もいると思いますが、2回戦ではガッツポーズを球審に指摘された場面がありましたね。
闘志むき出しで打者に向かう投手であることがわかります。
ただ、高校3年時では指摘されたこともあり、ガッツポーズは封印しています。
特徴はなんといってもMAX154km/hのストレートです。
球速に安定感があり145km/hを常時投げることができます。
変化球はスライダー・フォーク・チェンジアップ・パワーカーブと多種多彩な球を放ることができます。
スライダーやカーブのキレなどフォークやチェンジアップの落差など、プロ顔負けの投球ができるのも魅力的なポイントです。
変化球やストレートも低めに集めることができる制球力もあります。
まだ18歳という成長過程でもあるので将来が楽しみな投手の1人です。
第二位:井上広大選手
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・出身チーム:履正社高
・出身地:大阪府
・ポジション:外野手
・投/打:右投/右打
記憶に新しいですが、2019年夏の甲子園で星稜高の奥川投手からホームランを放ち履正社高を甲子園優勝に導く活躍した選手です。
高校通算本塁打も48本と阪神タイガースの将来大砲候補の1人です。
身長が187cm、体重が92kgと高校生離れした体格のパワーヒッターです。
実は外野手に転向したのは高校1年生の時で、1年生の夏からベンチ入りを果たします。
高校3年時のセンバツでは1回戦で星稜高と激突しました。
その際、井上広大選手は、星稜高の奥川投手に2つの三振を奪われています。
その悔しさをバネにし夏の予選でホームランを量産、そして甲子園優勝という結果に繋げています。
また、特徴の1つとして打率が挙げられます。
高校3年時の夏予選では4割近い打率を出しています。
また、出塁率も高く選球眼もあります。
恵まれた体格でホームランを量産し、阪神タイガースの将来の主砲を担ってくれることを期待しています!
第三位:及川雅貴選手
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・出身チーム:横浜高
・出身地:千葉県
・ポジション:外野手
・投/打:左投/左打
及川雅貴選手は高校BIG4のサウスポーです。
高校2年の夏には甲子園で153km/hを投げている左腕です。
1年時からベンチ入りを果たしています。
特徴としては二段モーションのゆったりとした、肘を柔らかく使ったフォームです。
145km/hを常時投げることができることと、スライダー・カーブ・チェンジアップといった幅広い球種を持っています。
基本的にはスライダーでの組み立てがメインです。
右打者の内角低め、、左打者には外角低めにビシッと決まるスライダーは魅力的です。
2018年秋の神奈川県予選では奪三振率が12.77と脅威の数字をたたきだしています。
また、防御率も0.87と素晴らしい数字を出しています。
まだまだ、体も出来上がっていないので伸びしろ十分な素材となっています。
これから、成長をしていけば阪神タイガースで近い将来、先発ローテーションの一角を担う投手になること間違いなしです。
第四位:遠藤成選手
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・出身チーム:東海大相模高
・出身地:秋田県
・ポジション:内野手
・投/打:右投/左打
続いても甲子園出場経験がある、高卒出身プレーヤーの選手です。
高校1年秋の地区予選ではリリーフなども務めております。
2年生の夏の県大会直前に怪我をしてしまい、秋の大会から主にサードでプレーをしています。
内野手ながら投手としての素質も抜群で高校時代には145kmを投げることができる器用な選手です。
打者としてのセンスも抜群です。
スイングスピードは最大156km/hを記録しており、高校通算本塁打は45本となっています。
また、甲子園では盗塁も決めており、長打だけでない特徴も持っています。
しかし、甲子園でのホームランが無いのと高校日本代表でも調子が上がらなかったことから少し調子に波がある選手に見えます。
しかし、まだまだ18歳と伸びしろもありますので、成長をしていけば、阪神タイガースの主軸を担う存在になるかもしれません。
投手ではなく打者に専念をしていただければ可能性は出てくるのではないかと思っています!
第五位:藤田健斗選手
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・出身チーム:中京学院大中京
・出身地:滋賀県
・ポジション:捕手
・投/打:右投/右打
続いては中京学院大中京の藤田健斗捕手の紹介です。
身長が173cm、体重が73kgと小柄な選手となっています。
しかし、3年生の愛知県大会予選では4割近くの打率を残しています。
ホームランこそないものの、安定したバッティングを行うことができる選手です。
捕手としての能力もピカイチで二塁送球タイムがプロ顔負けの1.79秒となっています。
プロに入ってもトップレベルに入る送球タイムとなっています。
構えが安定しており、頭の位置がほぼぶれない姿勢が特徴的な選手です。
遠投も120m程可能なので、強肩の持ち主です。
長距離バッターではないですが、安定した打率と強肩で阪神タイガースのマスクを被る日も近いのではないかと思っています。
期待ができる捕手になりそうだね!
第六位:小川一平選手
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・出身チーム:東海大九州
・出身地:神奈川県
・ポジション:投手
・投/打:右投/右打
指名選手の中で唯一の大学生となります。
高校時代は県大会でも2回戦どまりで終わってしまう程の無名高校でプレーをしていました。
小川一平選手も怪我に悩まされる高校生活を送っていました。
また、工業高校出身でもあり、周りが就職する中、小川一平選手も最初は就職を考えていたそうです。
しかし、高校の時の監督が東海大九州のコーチに相談をし、その才能が認められ東海大九州に進学することが決まりました。
小川一平選手は苦労人であり、高校時代は前述した通り肘に怪我を負い、大学に入学しても入学直後の熊本自身や4年時には部内の暴力などでリーグ戦には不出場となってしまいました。
そんな時もめげずに努力を続け、2017年に侍ジャパン大学代表の強化合宿に選出されるようになりました。
そんな、小川一平選手の特徴は柔らかいフォームからのストレートです。
140km/h台と特段速いわけではないですが、柔らかいフォームからチェンジアップ・スライダーなどと組み合わせることでストレートをいかすことができています。
小川一平選手は前述した通りかなりの苦労人で努力で指名を勝ちとっています。
そのハングリー精神で阪神タイガースでの一軍デビューもそう遠くないはずです!
育成一位:小野寺暖選手
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・出身チーム:大阪商業大
・出身地:奈良県
・ポジション:外野手
・投/打:右投/右打
高校時代は甲子園出場無など大きな実績はありませんでした。
高校3年時では京都府大会ではベスト8で敗退しています。
しかし、小野寺暖選手自身は5番ライトで出場し、全5試合で16打数8安打と打率5割の成績を残しています。
また、高校通算本塁打も20本となっています。
身長が183cm、体重が82kgと恵まれた体格での打力が武器な選手です。
大学時代も2年生時からリーグ戦に出場し、通算打率が3割5分、59安打、5本塁打となっています。
小野寺暖選手は記者会見で涙を見せていたが、女手一つで育ててくれた母への思いでした。
「母子家庭なので育成と支配下では全然違う」と悔し涙を流していました。
そういった、思いを胸にひめ、阪神タイガースの支配下登録を目指して小野寺暖選手はプロ入りします!
そんな小野寺暖選手に期待です!
育成二位:奥山皓太選手
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・出身チーム:静岡大
・出身地:山梨県
・ポジション:外野手
・投/打:右投/右打
国立大出身で阪神タイガースと育成契約を結んだのが奥山皓大選手です。
特徴は身体能力です。
身長が186cm、体重が90kgと恵まれた体格をいかして50mを5秒8と俊足の持ち主です。
高校時代にはMAX140km/hを投げ、投手として活躍をし遠投も120m投げることができます。
これは奥山皓大選手が持っている身体能力が高いことを表しています。
ただ、高校時代は山梨県大会ベスト8で敗退、静岡大でもリーグ優勝などとは無縁の存在でした。
国立大出身での指名は珍しいので、他の国立大プレーヤーに希望を与えることができる存在になれるか今後も注目です。
まだまだ、粗削りで成長過程ではありますので育成でもまれれいけば支配下登録も近い将来ありえるでしょう!
将来期待ができる選手になりそうだね!
阪神タイガース2019年指名選手まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は阪神タイガースの2019年指名選手一覧を紹介していきました。
前述した通り、今回阪神が指名したのは甲子園出場経験のある高卒スターたちです。
彼らが今後成長していき再度、甲子園球場を沸かす日も遠くないでしょう。
個人的には指名6位の小川一平選手に注目をしています。
唯一の大学生でもあるのと苦労人であるのでプロで花を咲かすことを期待しています。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。