今回の記事では、2019年のドラフト会議で中日ドラコンズが指名した選手をまとめてみました!
今回、中日ドラゴンズが指名選手6名で、育成選手1名の計7選手を指名しています。
毎年、色んなドラマが生まれるドラフト会議。
今回中日ドラゴンズが指名した選手はどんな選手でしょう!
それではみていきましょう!
目次
指名選手一覧
2019年に中日ドラゴンズが指名した選手の一覧は下記の通りです。
今回、指名した7選手のうち実に、5選手のポジションが投手となっています。
1位指名した石川選手は、地元の東邦高出身のスター選手で期待されています。
前述した通り、投手の割合が多かったのと、大学や社会人選手を7名のうち4名指名しており即戦力として期待していることがわかります。
投手の即戦力を獲得している理由として昨シーズンに先発投手で50イニング以上投げれたのが4人しかいなかったからだと考えられます。
また、中継ぎ陣もフル回転している投手が多く疲労がたまっていました。
先発投手になりうる人材と中継ぎ投手陣の確保を考えても、即戦力投手の獲得は必須だったといえます。
なので、大学や社会人出身の投手陣を多く獲得したことが考えられます。
また近年中日ドラゴンズは、地元の愛知県出身の選手を多く獲得している傾向にありました。
これは親会社の中日新聞社が、地元に購読者を増やして地域密着をアピールしたい狙いがあるのだと考えられます。
そのため、1位指名も地元出身である石川選手だったのではないかといえます。
第一位:石川昆弥選手
- 出身チーム:東邦高
- 出身地:愛知県
- ポジション:内野手
- 投/打:右投/右打
前述した通り、石川選手は地元愛知県のスーパースターです。
高校時代は四番で、高校通算本塁打は55本と、高校ナンバーワンスラッガーと評価しても良いレベルの選手です。
高校1年の夏からベンチ入りを果たしていました。
2019年の選抜では一回戦で完投をし打撃でも2安打2打点と投手に見事な活躍をし、勝利をしました。
そのまま勢い好き春の選抜では優勝を見事果たし、決勝戦でも2本塁打を放ち、投手としても活躍をしています。
しかし、最後の夏では県予選で敗退をしていまい、自身も打ち込まれており、コールドでのまさかの敗戦となっています。
甲子園出場を逃してしまったため、注目度が下がった印象でしたが、その後U-18日本代表に選手されU-18ワールドカップに参加をしています。
四番サードとして、チーム最多の9打点を上げる活躍を見せています。
投手としてもMAX144km/hを投げられますが、三塁での守備力も高いため、プロでは内野手一本で勝負をしていくとのことです。
中日ドラゴンズのサードではまだ若い高橋周平選手が活躍をしているので、まずはプロで活躍するための土台作りから行っていくのではないかとみられています。
今後、地元の星として中日ドラゴンズで活躍している姿が期待できますね!
第ニ位:橋本侑樹選手
- 出身チーム:大商大
- 出身地:福井県
- ポジション:投手
- 投/打:左投/左打
橋本祐樹選手は大学出身の選手となります。
そのため即戦力投手として期待されていて、高校時代は1年時に夏の甲子園に出場をしています。
しかし、1年生の秋に肘を怪我してしまい、3年時の5月まで長期離脱をしていました。
夏の予選には間に合いましたが、先発として登板した準決勝では8回6失点と打ち込まれてしまい、敗退してしまいました。
その後、大阪商業大学に進学をし1年生春からリーグ戦に出場をしています。
2年生の春にはリーグ優勝を果たし、全日本大学野球選手権に出場をしています。
2年生秋にも36回投げ、防御率が1.75と4勝0敗と負けなし投手としてリーグ優勝に貢献しています。
また、この際に新人賞にも選ばれています。3年の春は調子を落としてしまい、大学日本野球選手権でも出場はありませんでした。
秋のリーグ戦では調子を戻し防御率リーグ1位の0.75という成績を挙げ、4年生春の際には148km/hの球速をマークしています。
常時140km/hから145km/hを投げることができる投手で、奪三振率が高くいわゆる、三振をとるタイプのピッチャーです。
ストレート以外にもフォーク・スライダー・カーブを投げることができ、切れ味抜群の変化球となっています。
プロに入っても遜色なくプレーができる即戦力として期待できる投手です。
前述した通り、中日ドラゴンズは先発投手陣も調子が上がらず、中継ぎ陣もフル回転で怪我などの課題があります。
橋本祐樹選手は大学同様に先発でいくのか、リリーフでいくのかが注目ですね。
個人的には春先に調子を落としやすい傾向にあるので、ここの部分が不安ですが調子を上げていった時はプロでも遜色なくできるのではないかと思っています。
ナゴヤドームで活躍している橋本祐樹選手をみたいですね!
第三位:岡野祐一郎選手
- 出身チーム:東芝
- 出身地:宮城県
- ポジション:投手
- 投/打:右投/右打
中日ドラゴンズの指名選手の唯一の社会人選手で大谷世代の投手です。
社会人出身選手でもあるので、指名選手の中でももっとも即戦力として期待ができる選手です。
ストレートの最速はMAX149km/hの質の高いボールを投げることができ、高校時代には、3年生の春の選抜に出場をし1回戦では完投勝利をしており、高校時代にはU-18日本代表選手にも選出されています。
高校卒業後は青山学院大学に進学をし、大学時代は1年生春からリーグ戦に出場をし駒沢大学戦で初勝利を挙げています。
2年時春のリーグ戦では開幕戦の駒沢大学に出場し、現・横浜DeNAの今永選手と投げ合っており、今永選手に完投勝利を挙げられますが、岡野裕一郎選手も1失点で健闘しています。
大学4年時の時点で147km/hまでに球速を伸ばし、大学卒業後は東芝に就職をし1年目から公式戦に出場をしています。
JABA九州大会では完投勝利を収めており、都市対抗野球にも1年目ながら出場をしています。
さらに大会優秀選手にも選出され、2年目はドラフト解禁の年となっており、都市対抗野球と全日本選手権大会に出場し、アジア大会の日本代表にも選出されています。
そのため、スカウトからも注目はされていましたがまさかの指名漏れになっています。
岡野裕一郎選手は課題と向き合いフォームの改善を行い、球威を上げています。
そういった努力を行い、2019年ドラフトでは中日ドラゴンズより指名を受けました。
岡野裕一郎選手の特徴は何といっても伸びのあるストレートです。
また、制球力も高いのでキャッチャーが構えた所にきっちり投げられることができます。
また、切れ味抜群の変化球も多種多彩でスライダー・カットボール・カーブ・スプリットを投げることができます。
年齢も26歳となるなるので、バリバリ第一線で活躍をしてほしい選手の1人です。
期待通りにいけば春先からローテに入ることも期待できる選手です!
第四位:郡司裕也選手
- 出身チーム:慶応大
- 出身地:千葉県
- ポジション:捕手
- 投/打:右投/右打
郡司裕也選手は慶応大出身の捕手の選手です。
中学生時代には日本リトル全国選抜野球大会に3番キャプテンとして出場をし、全国大会優勝を果たしています。
高校は仙台育英高に進学をし、2年時に出場した神宮大会では優勝をしています。
個人的にも15打数8安打5二塁打4打点という予選での成績と、神宮大会でも全打点に絡む活躍を見せています。
3年時には春夏で甲子園出場を果たします。
3年の夏では自身は2回戦でホームランを放つなど活躍を見せ、見事決勝進出を果たします。
しかし、決勝戦では現・中日ドラゴンズの小笠原慎之介投手率いる東海大相模高の前で敗れてしまいました。
U-18日本代表にも選出されていて、ワールドカップでは惜しくも準優勝で大会を終えています。
大学は慶応大に進学し2年時には六大学野球のベストナインにも選出されています。
2019年には大学野球日本代表にも選出され、主力選手として日本代表を優勝に導いています。
特徴は二塁送球が1.81、遠投が100mという強肩です。
肩だけでなく、インサイドワークも素晴らしく中日ドラゴンズに入ってからも正捕手争いを1年目から繰り広げてほしいと思っています。
第五位:岡林勇希選手
- 出身チーム:菰野高
- 出身地:三重県
- ポジション:投手
- 投/打:右投/左打
岡野勇希選手は東海圏出身の選手となります。
前述した通り、親会社の中日新聞社の意向もあり東海圏の選手や地元出身の選手を指名する傾向にあります。
今年もその枠として岡林勇希選手が入ったのではないかと考えられます。
東海圏出身の選手というだけでなく、高校生ながらMAX153km/hのストレートを投げることができる投手です。
甲子園とは無縁ではいましたが、岡林勇希選手個人でみると多くの活躍をしていて高校通算の奪三振率も10を超えています。
多くの三振を奪える選手であることは間違いないです。
岡林勇希選手の特徴は何といっても150km/hを超えるストレートで、上から投げ下ろすダイナミックなフォームで球に角度が付きます。
その他にもスライダー・カーブ・フォーク・チェンジアップといった多種多彩な球種をもっていますが、課題としては制球力です。
抜け球のようなことも少なくないので改善が必要なウィークポイントだと考えられます。
ただ、まだまだ高卒出身の選手なのでプロに入り伸びていくことで将来中日ドラゴンズを背負う1人になる選手として期待ができます!
第六位:竹内龍臣選手
- 出身チーム:札幌創成高
- 出身地:北海道
- ポジション:投手
- 投/打:右投/左打
親会社の中日新聞社の影響で東海圏や地元愛知出身の選手を多く指名する傾向にある中日ドラゴンズですが、竹内龍臣選手は北海道出身の選手です。
また、驚くことに甲子園出場経験などはなく、ほぼ無名な選手といっても過言ではないでしょう。
しかし、八木スカウトが足しげく北海道に通っていたなどというエピソードがあります。
高校時代に10km/h以上球速を伸ばしているポテンシャルを持っています。
大きな潜在能力を感じさせる選手なので、順調に成長をしていくと将来化ける可能性があるのかもしれません。
注目選手であることは間違いないですね。
育成一位:松田亘哲選手
- 出身チーム:名古屋大
- 出身地:愛知県
- ポジション:投手
- 投/打:左投/左打
唯一の育成選手での指名となった松田亘哲選手。
実は高校時代はバレーボール部に所属をしていて、小学1年生時から野球を始め、中学3年まで野球をしていました。
しかし、中学校3年生の時に、硬式球で野球をした際に硬球が怖く感じてしまい、高校では野球を断念しています。
高校時代はバレーボールに打ち込んでいましたが、野球への未練はあり、進学した名古屋大では未経験も入部可能ということもあり野球の世界に戻ってくることができました。
名古屋大の服部監督がキャッチボールをやらした際にフォームが良く球筋も悪くなかったのでピッチャーをやらしたとのことです。
大学ではまず、体作りに着手していきました。
その結果、球速120km/hだったのが、148km/hまで球速を伸ばすことができました。
まだまだ、伸びしろやポテンシャルも秘めていると思いますのでファームで着実に力を付けていくとで近い将来支配下登録も夢ではないでしょう。
中日ドラゴンズ2019年指名選手まとめ
いかがでししたでしょうか?
即戦力として期待できる投手陣を獲得していますが、地元のスーパースターである石川選手や、ポテンシャル抜群の竹内選手など、見どころ満載の指名選手だったかと思います。
また、育成選手の松田選手がどこまで伸びていくか個人的には楽しみなところです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
以上、たすくすの中日ドラゴンズ2019年指名選手まとめでした!