今回の記事では、2019年のドラフト会議、オリックスバッファローズが指名した選手をまとめてみよう!
今回、オリックスバッファローズが指名した選手は育成選手も含めて13選手だね
毎年、色んなドラマが生まれるドラフト会議。
今回、オリックスバッファローズが指名した選手はどんな選手だろう?
みていってみよう!
目次
指名選手一覧
2019年にオリックス・バッファローズが指名した選手の一覧は下記の通りです
今回、指名した選手は育成枠を入れて、高校生が8人・大学生が4人・社会人が1人の計13人になっています。
育成枠を合わせて13人の指名は12球団で最多の指名数になります。
近年のオリックスバッファローズのドラフト指名を見ていると今回はいつもと違う指名だと感じました。
近年のオリックスバッファローズのドラフト指名は、社会人出身の即戦力となる選手の獲得が多い印象をうけます。
しかしながら、2019年のドラフト指名は、高校生が最多の8名、大学生5名と大半を若手の獲得に力を注ぎました。
また、13人中7人が投手の指名と投手の獲得に力を注いでいる印象です。
2019年のシーズンを通した平均防御率は4.05とパ・リーグの6チーム中5位と低迷をしていました。
来年のシーズンを見通した補強であることがうかがえます。
さらに、12球団最多の育成枠での8名の選手指名をみると、育てて活躍を期待する点も例年にはないオリックスバッファローズのドラフトだと感じました。
将来のオリックスバッファローズのレギュラーやエース候補として今後どれだけ成長するか楽しみですね。
第1位:宮城大弥選手(みやぎひろや)
・生年月日:2001年8月25日
・身長体重:172㎝80㎏
・出身チーム:興南高校
・出身地:沖縄県
・ポジション:投手
・投/打:左投/左打
オリックスバッファローズドラフト指名第1位は、宮城大弥選手です。
東方高校の石川昂弥選手とJFE西日本の河野竜生選手のハズレ1位として獲得した宮城選手ですが投手としての実力は高校トップレベル。
中学時代からU-15に選ばれ世界大会を経験し、興南高校では1年春からベンチ入りを果たしています。
高1の夏と高2の夏に2度甲子園を経験し、3年の夏では沖縄県大会で沖縄尚学に敗れるも県大会を通じて61奪三振を奪うなどの好投を見せています。
また、侍ジャパンU18 の日本代表メンバーに選出され、世界大会でも3度の登板と防御率1.04の活躍を残しています。
様々な経験を積みマウンドでも動じない心臓の強さが持ち味。最速149㎞/hのストレートに加え、キレ抜群なスライダーとチェンジアップを駆使してプロの世界に挑戦します。
まだまだ18歳と若い宮城選手、これから体力面・精神面をされに鍛え上げプロの世界で輝いてほしいですね。将来性に期待しましょう。
第2位:紅林弘太朗選手(くればやしこうたろう)
・生年月日:2002年2月7日
・身長体重:186㎝82㎏
・出身チーム:駿河総合高校
・出身地:静岡
・ポジション:内野手
・投/打:右投/右打
オリックスバッファローズドラフト指名第2位は、紅林弘太朗選手です。
紅林選手は小学校2年生の時に、青島ホークスに入団して野球をスタートしています。
中学時代は軟式野球部に所属し駿河総合高校に入学後、硬式野球を始めています。
高校時代は1先生の春からベンチ入り、1年夏には遊撃手でレギュラーを掴んでいます。
高校3年間で甲子園には出場することができませんでしたが、2年生の秋以降ホームランを量産しスカウトの注目を集めてきました。
侍ジャパンU-18代表合宿にも選ばれ、奥川恭平選手から長打を放ったことも。バッティングにおいて広角に長打を打て、守備での肩の強さも魅力的。
身長が186㎝と大型遊撃手として注目を集め、いずれは1シーズン30本はホームランが打てることが理想。
将来の中心選手として大きな期待がかかる選手になります。
第3位:村西良太選手(むらにしりょうた)
https://www.youtube.com/watch?v=Sm_yj8sRbXA
・生年月日:1997年6月6日
・身長体重:174㎝76㎏
・出身チーム:津名高校→近大
・出身地:兵庫
・ポジション:投手
・投/打:右投/左打
オリックスバッファローズドラフト指名第3位は、村西良太選手です。
村西選手は、小学校3年生より野球を始めています。小学校時代はセンターやショートを務めていました。
本格的に投手を始めたのは津名高等学校に入学後。1年生秋よりベンチ入りを果たしましたが3年間控え投手として高校3年間を終えています。
甲子園出場経験はなく、最高成績は県大会3位。そんな村西選手の才能が開花したのは近畿大学入学後。
近畿大学の監督である田中監督の強いラブコールによって同大学に入学し、3年時には10試合に出場し関西学生リーグ制覇に貢献しています。
ストレートの最速は152㎞/hとスピーディーで力のあるボールが魅力的。さらに、スライダー、カーブ、スプリットと多彩な変化球も使いこなします。
プロになり、更なるレベルアップにも期待がかかります。
第4位:前佑囲斗選手(まえゆいと)
・生年月日:2001年8月13日
・身長体重:182㎝88㎏
・出身チーム:津田学園高校
・出身地:三重県
・ポジション:投手
・投/打:右投/右打
オリックスバッファローズドラフト指名第4位は、前佑囲斗選手です。
前選手は、小学校1年生の時より2歳上の兄の影響で関パワーキッズで野球をスタート。中学時代は津ボーイズに所属していました。
そして、兄が津田学園で県大会決勝で敗れる姿を見て自身も津田学園に入学。
津田学園に入学後は1年生の秋よりベンチ入りを果たしています。高校入学当初は最速128km/hであった球速も3年間のトレーニングや走り込みの結果、最速152km/hまで球速を伸ばしています。
そして高3の時には春夏で甲子園に出場。春の甲子園では龍谷大平安を相手に9回までノーヒットノーランに抑えるなどの活躍をみせました。
その後、侍ジャパンU-18 にも選出されています。
球質は、阪神の藤川球児級との呼び声が上がるほど。自慢のストレートに制球力が伴えばプロでの活躍も十分狙えます。
18歳と若さを武器に1年目からプロの世界で暴れてほしいですね。先発ローテーション入りに期待がかかる選手です。
第5位:勝俣翔貴選手(かつまたしょうき)
・生年月日:1997年7月20日
・身長体重:178㎝84㎏
・出身チーム:東海大菅生高校→国際武道大
・出身地:神奈川
・ポジション:内野手
・投/打:右投/左打
オリックスバッファローズドラフト指名第5位は、勝俣翔貴選手です。
小学生の時に箱根フリッパーズで野球を始め、中学時代は小田原足軽シニアに所属していました。
東海大菅生高校ではバッターとピッチャーの二刀流でチームを支え、3年の春に甲子園出場を果たしています。
高校時代は、その強打がかわれ侍ジャパンU-18 入り。さらには4番を担い、ワールドカップでは首位打者と打点王を獲得する大活躍を見せています。
そし後、国際武道大学に進学後は野手に専念。大学球界を代表する屈指の打撃職人へと成長を遂げています。
侍ジャパンU-22にも選ばれ3番を担うなど高校・大学と日本代表を背負う活躍を見せてきました。
パンチ力がある打撃が魅力的で将来のオリックスの主軸として期待がかかる内野手です。
育成第1位:佐藤一磨選手(さとうかずま)
・生年月日:2001年4月16日
・身長体重:189㎝88㎏
・出身チーム:横浜隼人高校
・出身地:神奈川県
・ポジション:投手
・投/打:左投/左打
オリックスバッファローズドラフト育成枠第1位は、佐藤一磨選手です。
幼少期は、サッカー少年であった佐藤選手ですが小学校1年生の時に父親のすすめで藤沢少年野球クラブに入団し野球を始めています。
中学時代は、大和リトルシニアでプレーし、そして、高校は強豪の横浜隼人高校に進学しています。
高校に入学後、トレーニングによって体重を15㎏増加させ、球速も20km/h以上のアップに成功。
高3の春には球速140km/hだった球速も夏には最速148km/hに達するなど成長真っただ中。
身長189㎝と体格にもめぐ恵まれ角度のあるストレートと落差のあるスライダー、チェンジアップが武器。
コツコツと努力のできる人間性も佐藤選手の成長を後押ししてくれるはずです。
まだまだ、成長過程の佐藤選手です。これからさらなる成長をとげチームの大黒柱として活躍する日が楽しみな選手です。
育成第2位:谷岡楓太選手(たにおかふうた)
・生年月日:2001年8月29日
・身長体重:176㎝82㎏
・出身チーム:武田高校
・出身地:広島県
・ポジション:投手
・投/打:右投/右打
オリックスバッファローズドラフト育成枠第2位は、谷岡楓太選手です。
谷岡選手は、小学校1年生にソフトボールを始めています。
中学時代は安シニアでプレーをしていましたが制球に苦しみ2番手投手だったようです。
中学校卒業後は、武田高校に進学しています。武田高校はグランドが狭く、さらに平日は50分しか練習ができなったようです。
しかしながら、そのような環境下の中でも、岡嵜監督のもとトレーニングを積み、努力を重ねて中学時代に最速125km/hだった速球は、高3の夏には152km/hを記録するようになっています。
またキレのあるスライダーやフォーク、ツーシーム、さらに日本投手では投げる選手が少ないナックルも使いこなします。
高校時代は、甲子園には出場することができませんでしたが、その悔しさをプロの世界で晴らしてくれるはずです。
制球力に課題は残りますが、プロの世界に入り粗削りな部分を修正して更なる飛躍に期待しましょう。
向上心があり、将来性豊かな選手だと思います。
育成第3位:中田惟斗選手(なかたゆいと)
・生年月日:2001年9月13日
・身長体重:181㎝90㎏
・出身チーム:大阪桐蔭高校
・出身地:和歌山
・ポジション:投手
・投/打:右投/右打
オリックスバッファローズドラフト育成枠第3位は、中田惟斗選手です。
田中選手は、小学校3年生の時に軟式野球チームで野球を始めています。そして、中学校時代は和歌山県御坊Bで143km/hを計測しています。中学生で143km/hは素晴らしいスピードですよね。
中学生時代は、侍ジャパンU-15に選ばれ日本代表に選ばれています。
そして、中学卒業後は高校野球の超名門校大阪桐蔭に進学し、1年時の秋から控え投手としてベンチ入りしています。
2年生の春に初登板を果たし、3年生夏にはエースナンバーを背負い、大阪大会では3試合28回34奪三振9失点の力投を見せています。
身長が181cmと角度のあるストレートが持ち味で、独特な軌道を描くスライダーが持ち味。
強気な投球スタイルが魅力的でプロ野球の世界でも物怖じせずに勝負できるはずです。
育成第4位:平野大和選手(ひらのやまと)
・生年月日:2001年8月7日
・身長体重:177㎝78㎏
・出身チーム:日章学園高校
・出身地:宮崎県
・ポジション:外野手
・投/打:右投/右打
オリックスバッファローズドラフト育成枠第4位は、平野大和選手です。
平野選手は、兄の影響で小学校2年生の時に地域のクラブチームに入り軟式野球を始めました。
中学校は日章中学に入学し、3年生の夏には4番・中堅で全国大会でベスト8の成績を残しています。
その後、日章高校に進学し3年生の春に四番中堅で甲子園に出場。高校通算20本塁打とパンチ力を見せています。
2年生の秋には自打球で膝の剥離骨折をしながらも試合に出場するなど気持ちの強さは随一。
俊足が特徴で、50メートルは5秒8で走る走力を見せます。身体能力が高く走攻守3拍子揃った将来が楽しみな選手です。
オールラウンダーで何でもこなせる選手。プロの世界でも活躍してくれることを期待しましょう。
育成第5位:鶴見凌也選手(つるみりょうや)
・生年月日:2001年11月22日
・身長体重:174㎝75㎏
・出身チーム:常盤大学付属高校
・出身地:茨城県
・ポジション:捕手
・投/打:右投/右打
オリックスバッファローズドラフト育成枠第5位は、鶴見凌也選手です。
鶴見選手は、ほかの選手とは少し違った後悔を持ちながらプロ野球選手になることを夢見てきました。
鶴見選手が中学3年年生の秋、朝寝坊してしまい1階に下りた時、母親がうつぶせになっていました。
その時は寝ていると思い学校へ。しかし、帰宅後も同じ体勢で寝ている母親に異変を感じ病院に行ったそうです。
母親は脳内出血で倒れており、一命をとりとめたものの記憶障害を患っていることを告げられます。
そんな母親も、野球に必死に打ち込む鶴見選手の活躍を見ると徐々に記憶が復活していったそうです。
高校3年生の夏の大会では、投手兼捕手として最速143km/hを誇るなど肩の強さを見せチームをけん引。2塁への送球タイムは1.8秒。
視野の広さも優れ将来の正捕手としての期待がかかる選手になります。
様々な出来事をのりこえた経験や心の強さが今後の彼の活躍を後押ししてくれるはずです。
育成第6位:大下誠一郎選手(おおしたせいいちろう)
・生年月日:1997年11月3日
・身長体重:171㎝89㎏
・出身チーム:白鳳大足利高校→白鳳大学
・出身地:福岡
・ポジション:外野手
・投/打:右投/右打
オリックスバッファローズドラフト育成枠第6位は、大下誠一郎選手です。
大下選手は、近所の友達に誘われてソフトボールを始めたのがはじまり。小学校時代は、硬式野球の八幡中央ボーイズに所属し全国大会に出場。九州選抜として全国優勝も経験しています。
また、中学校時代には小倉ボーイズでプレーしボーイズリーグの日本代表に選出されています。
そして、高校は栃木県の白鳳大足利高校に進学。高校2年生の春に甲子園に出場を果たし、1試合4二塁打の新記録を樹立してパンチ力をスカウトに見せつけました。
高校卒業後は、そのまま白鳳大学に進学。自慢のフルスイングを武器にチームをけん引し、関甲新学生野球秋季リーグで優勝を果たしています。
身長171㎝、体重89㎏とがっしりとした体型を生かしプロの世界でも活躍をきたいしたいですね。
強烈な統制力とチームをまとめるリーダーシップを武器にオリックスをリーグ優勝へと導くはずです。
育成第7位:佐藤優悟選手(さとうゆうご)
・生年月日:1997年4月2日
・身長体重:182㎝90㎏
・出身チーム:柴田高校→仙台大学
・出身地:宮城県
・ポジション:外野手
・投/打:右投/右打
オリックスバッファローズドラフト育成枠第7位は、佐藤優悟選手です。
平沢小学校2年から軟式野球をスタート。円田中学校では軟式野球部に所属し捕手を務め、中2の秋には県選抜入りを果たしています。
高校は宮城県の柴田高校に進学。1年生からベンチ入りを果たし高校通算で40本の本塁打を放っています。
高校卒業後は、仙台大学に進学し、この時に捕手から外野手に転向。
4年生の春にレギュラーを獲得し打率.342、本塁打1本、打点11点の活躍を見せて注目を集めました。
身長182㎝体重90㎏と体格に恵まれ、身体能力が高く、走攻守三拍子そろった好選手。
プロの世界で経験を積んで、更なる成長を見せ、活躍を期待したい選手ですね。
育成第8位:松山真之選手(まつやままさゆき)
・生年月日:2000年8月18日
・身長体重:174㎝76㎏
・出身チーム:第四商高校→BCL/富山
・出身地:東京都
・ポジション:投手
・投/打:右投/右打
オリックスバッファローズドラフト育成枠第8位は、松山真之選手です。
松山選手は、小学校1年生の時より野球を始め、光が丘第1中学校を経て第四商業高校に進学しています。
第四商業高校時代は最速138 kmの速球を投げていましたが、目立った活躍がなく甲子園へも出場経験がありませんでした。
松山選手が急成長を遂げたのは、高校卒業後に富山サンダーバーズにBCドラフト1位で入団後。
筋トレなどの地道なトレーニングの結果、最速147km/hの速球を投げれるようになりました。
新人ながら、通算23試合に起用され20の救援に成功しています。
最速147km/hの速球に加えて、スライダー、カーブ、ホークなどの変化球も使いこなします。
1年間で球速を9m/hも伸ばすなど成長真っただ中で努力のできる松山選手ですので、プロの世界でも更なる努力を積み重ね支配下登録間違いなしですね。
オリックス・バッファローズ2019年指名選手まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はオリックスバッファローズの2019年指名選手一覧を紹介していきました。
前述した通り、今回オリックスが指名したのは高卒・大卒の若手の獲得が大半となっています。
育成枠での獲得選手も多く彼らが今後成長していきオリックのレギュラーをはる日も遠くないでしょう。
個人的には指名1位の宮城大弥選手に注目をしています。
2020年のシーズンからローテーション入りし、宮城選手の活躍によって、投手陣の立て直しを期待したいですね。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。