【2020年最新】岩手県出身の有名スポーツ選手まとめ

【2020年最新】岩手県出身の有名スポーツ選手まとめ

大谷翔平さんや菊池雄星さんって岩手出身だよね

岩手は2人もメジャーリーガーを輩出してるすごい県だけど、他にもすごいアスリートがたくさんいるんだ!

人口120万人ほどですが、ここ数年で、野球だけでなく、サッカーやウインタースポーツにも、突出した成績を残す方が現れています。

そこで今回は、岩手県が育んだスポーツ選手をご紹介します。

岩手出身の有名スポーツ選手

大谷翔平


漫画の主人公のような、ピッチャーでバッターという二刀流のメジャーリーガー大谷翔平さんは、奥州市出身です。

2013年に北海道日本ハムファイターズに入団し、現在はロサンゼルス・エンゼルスに所属しています。

とにかく規格外で、史上初をいくつも記録しています。
193㎝の長身から投げおろすストレートは、日本人最速の165キロ
日本プロ野球初の2桁勝利・100安打・20本塁打も達成。

メジャーでは、イチローさんや松井秀喜さんもできなかった、サイクル安打も達成しています。

小学3年生に上がる直前に野球を始めて、6年生で出場した東北大会決勝では、1試合6回まででしたが、18個のアウトのうち17個を三振でとりました

憧れだった菊池雄星さんと同じ花巻東高校に進みました。
入学してすぐの4月末の練習試合を見たドジャースのスカウトは、将来はメジャーでとんでもない選手になると評価していました。

高校では、アマチュア史上初の160キロを記録します。
甲子園には1度出場して初戦敗退でしたが、評価が下がることはありませんでした。

ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団し、開幕から8番ライトで先発出場すると、53年ぶりの高卒新人開幕複数安打の2安打(1打点)を記録。
その後も活躍し続けて、2015年には最多勝・最優秀防御率・最高勝率を獲得
新人王、MVP、ベストナインなど数々の表彰も受けています。

2018年にロサンゼルス・エンゼルスに移籍した際にも、開幕戦から8番指名打者で出場し、初打席初安打を記録します。

1年目は、バッターとして打率.285、ホームラン22本、打点61、盗塁10と、ピッチャーでは4勝2敗、防御率3.31の成績でした。
メジャー史上初の10登板、20本塁打、10盗塁も達成しています。

オフに右肘のトミー・ジョン手術を行い、そのリハビリの為に2019年は打者に専念していましたが、2020年からは二刀流が復活します。

菊池雄星


大谷翔平さんの中学から憧れの存在で、花巻東高校の先輩の菊池雄星さんは、盛岡市出身です。

埼玉西武ライオンズでプレーした後に、2019年からシアトル・マリナーズに所属しています。

日本人左投手最速の158キロを投げることから、花巻東高校から右投げと左投げの最速投手が誕生したことになります。

小学3年生から野球を始め、中学3年生で岩手県大会で準優勝し、東北選抜で全国優勝を達成しました。

花巻東高校では1年生からエースになり、2009年の春の甲子園で準優勝、夏はベスト4の成績を残し、岩手県民が熱狂しました。
このときの菊池雄星さんを見ていた大谷翔平さんは、花巻東高校への入学を決めました。

ドラフトでは6球団から1位指名を受けて、2010年に埼玉西武ライオンズに入団。

オーバースローとサイドスローの中間のスリークォーターで、関節のやわらかさと大きく動く肩をもとに、しなやかに投げる投球スタイルが特徴です。

2016年の12勝以降は毎年2桁勝利をあげて、最多勝と最優秀防御率も獲得するなど、球界を代表するピッチャーに。

2019年からシアトル・マリナーズに所属し、1年目は、32試合の登板で6勝11敗、防御率5.46、奪三振116の成績でした。
チームでは将来のエースを期待されている存在です。

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佐々木朗希


現在の高校生最速163キロを記録した方も、岩手県から誕生しています。
令和の怪物と称されている、陸前高田市出身の佐々木朗希さんです。

2020年から、ドラフト1位指名の千葉ロッテマリーンズに所属しています。

170キロを投げられる素質を持つ、10年に1人の逸材とも言われ、星稜高校の奥川恭伸さんと並び、高校生No.1ピッチャーと評されていました。

そんな佐々木朗希さんだからこそ大きな話題となったのが、2019年夏の甲子園の岩手県大会決勝、花巻東高校戦です。

大船渡高校の絶対的なエースとして迎えた決勝でしたが、疲労や怪我による将来への影響を考慮した監督の判断から、登板を回避しました
結果チームは2対12で敗れてしまいます。

このことが評論家達やメディアで議論を巻き起こし、大船渡高校には苦情の電話が殺到しました。

シカゴ・カブス所属のメジャーリーガーのダルビッシュ有さんをはじめ、サッカーの長友佑都さんなどは、登板回避を支持。
評論家からは、決勝で投げてこそまた一段成長できる、というような意見も出されました。

佐々木朗希さんのピッチングは、足を高く上げて、190cmの長身から投げ下ろすダイナミックなフォームが特徴です。
最速163キロのストレートの他に、大きく変化するスライダー、フォーク、チェンジアップと球種も多彩。

プロに入りさらに成長するだろうと、その素質を絶賛されています。

小林陵侑


スキー・ジャンプのワールドカップで、2018/2019シーズンに13勝をあげて、日本人初・ヨーロッパ選手以外でも初の総合チャンピオンになった小林陵侑さんは、松尾村(現八幡平市)出身です。

このシーズンは圧巻の強さで、シーズン13勝、表彰台21回、2085ポイントの全てで、ワールドカップ歴代2位を記録しました。

ワールドカップよりも歴史のあるスキージャンプ週間も、4戦全てに優勝し総合優勝。
200m以上の大ジャンプで競うフライングヒルでも、歴代2位タイで日本記録の252mを飛んで優勝しています。

兄の小林潤志郎さん、妹の小林諭果さんもジャンプ選手です。
3歳頃に、潤志郎さんが家の前にジャンプ台を作って遊んでいたことが、ジャンプを始めるきっかけでした。

盛岡中央高校までは、ジャンプとクロスカントリーを行う複合の選手でした。
複合でも国体をはじめ多くの大会で優勝しています。

卒業後に、レジェンド葛西紀明さんがいる土屋ホーム所属になり、ジャンプに専念します。

2015/2016シーズンからワールドカップに参戦しますが、ザコパネ大会での7位が当時の最高順位でした。

2018年の平昌オリンピックでは、個人ノーマルヒルで日本人最高の7位を記録。
そして直後のワールドカップでも自己最高の6位となります。

それまで世界のトップには届かなかった小林陵侑さんが、2018/2019シーズンで突然圧倒的な成績をあげられた要因は、メンタルの安定や、ジャンプ台から飛び出す前のアプローチのスピードと質の向上です。

今後どんな成績を残してくれるのか期待が高まっています。

岩渕麗楽


女子スノーボード界にも世界のトップ選手がいます。
身長149cmながら、大柄な海外選手を上回るビッグジャンプで、ワールドカップのビッグエアで優勝している岩渕麗楽(いわぶちれいら)さんです。

16歳で出場した平昌オリンピックのビッグエアで、女子最高難易度のバックサイドダブルコーク1080(縦2回転、横3回転)に挑戦し、着地に失敗しましたが4位に入りました。

両親がスノーボードをやっていた影響で、4歳から滑り始めました。
10歳でINDY PARK JAMで優勝し、なんと13歳からプロスノーボーダーに。

通っていた東山中学校では必ず部活に入らないといけなかった為に、プロでありながら、器械体操部にも所属していました。
もし中学の同級生にプロスポーツ選手がいたら?と考えてみても、ちょっと想像つかないですよね。

2017年3月の全日本選手権のスロープスタイルで優勝すると、12月にはワールドカップのビッグエアで初優勝します。
そして、2018/2019シーズンと2019/2020シーズンの、ビッグエアの種目別を2連覇。
絶対王者としてのキャリアを築き始めています。

GLAYのTERUさんもスノーボードをすることから、GLAYにハマり、特に「HOWEVER」がお気に入りです。

小笠原満男

Jリーグの鹿島アントラーズが最もタイトルを獲っていた1990年代から2000年代のチームの中心で、東北のファンタジスタとも称されている、MFの小笠原満男さんは盛岡市出身です。

1999年のワールドユースで準優勝した黄金メンバーのひとりで、A代表でも中心メンバーとして55試合に出場。
2009年にはMVPも獲得しています。

あまり多くを喋らない寡黙なタイプですが、チームメイトからの信頼が厚い選手です。

お父さんがサッカーの社会人チームでプレーしていたことから、小笠原満男さんもサッカーを始めました。
実は、坊主頭にしなくてもよくて、人気のスポーツだったからというミーハーな理由で始めたと、ご本人がインタビューで語っています。

小学生の頃はスピードを活かしたFWでしたが、中学生からMFになりパスを出す楽しさに目覚めます。
大船渡高校に入学してからは、全ての年代で日本代表を経験しました。

卒業後の1998年に鹿島アントラーズに入団。
それから、Jリーグ7回、ナビスコカップ5回など、数々のタイトルを獲得。
個人でも、MVPの他にも、優秀選手賞8回、ベストイレブン6回などの表彰を受けています。

2006年8月から2007年6月まで、イタリア・セリエAのメッシーナでプレーしましたが出場機会に恵まれず、鹿島アントラーズに復帰しました。

多彩で正確なキックと、ボールキープ力、相手から奪う奪取力、試合の流れを読む判断力と戦術眼に優れた選手です。

2018年限りでの引退後は、鹿島アントラーズのアカデミー・アドバイザーに就任しています。

最後に

なぜ岩手県から、これほど突出したスポーツ選手が次々誕生しているのか、正確にはわかっていません。

大谷翔平さんや佐々木朗希さんは、疲労回復や成長ホルモンが多く出るように早く寝ていましたが、それが高成績に繋がったのかどうか、はっきりとした根拠はまだ見つかっていないんです。

指導法や育て方など、今全国から岩手県に熱い視線が向けられています。

今回は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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