絶大な人気を誇る諫山創原作の「進撃の巨人」。
2009年9月から別冊少年マガジンで連載をスタートし、11年半の時を経て2021年5月号にて幕を閉じました。
「進撃の巨人」で描かれる重厚なストーリーは読者の心を魅了し、連載が終了してもなお人気を博しています。
この記事では、物語の主人公であり、アニメ版では梶裕貴さんが声優を務めるエレン・イェーガーが成し遂げたかった本当の目的について考察していきます!
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目次
エレン・イェーガーのプロフィール
【キャラクター情報公開!】
第63話で登場した、エレン・イェーガーのキャラクター情報を公開しました!https://t.co/foU2VWOAWK#shingeki pic.twitter.com/zcIXN7Mctw— アニメ「進撃の巨人」公式アカウント (@anime_shingeki) December 27, 2020
エレン・イェーガーは、医者の父グリシャと母カルラの元に生まれました。
正義感が強く、考える前に行動を起こしてしまう無鉄砲さが大きな特徴です。
巨人に母カルラを目の前で殺された過去を持ち、巨人に対しての並々ならぬ復讐心を抱いています。
しかしながら、巨人を倒すために兵団で訓練を受ける日々の中で、エレン自身が巨人化できる能力があることが判明します。
彼こそが作品のタイトルにもなっている進撃の巨人だったのです。
エレンは進撃の巨人の力を利用し、巨人を討伐するために奮闘します。
調査兵団に入団した目的
エレンが調査兵団に入団した理由はただ一つ、巨人を駆逐するためです。
人類は巨人から身を守るため、巨人が超えられない壁を築きその中で生活しています。
調査兵団は巨人が存在する壁外を調査することが仕事であるため、死亡率が高く非常に過酷な兵団です。
エレンは巨人を駆逐するために、最も危険な調査兵団への入団を果たします。
他の兵団には、安全な王都で務める憲兵団と、壁の補修を行う駐屯兵団があります。
死と隣り合わせとなる過酷さから、調査兵団は新兵から最も敬遠される兵団でもあります。
訓練兵時代の成績で上位10名のみが憲兵団に入隊することを許されるため、訓練兵は憲兵団に入隊するために10位以内を目指すのが普通です。
エレンの順位は5位でした。
憲兵団に入れる成績ではあるものの、エレンは調査兵団を選びます。
それはもちろん、母を殺した巨人を全て駆逐するという強い目的意識があるからでした。
巨人化の力を手に入れた経緯
巨人化の力は幼少期に、父グリシャから授けられたものでした。
グリシャはエレンに巨人化の薬を打ち、巨人化したエレンに自らを喰わせます。
この行動はグリシャが宿す進撃の巨人と始祖の巨人の力を息子のエレンに授けるためです。
しかし、エレン自身はそのことを全く覚えていません。
なぜなら、巨人化してしまうと意識はもちろん記憶までも失ってしまうからです。
この状態の巨人は無垢の巨人と呼ばれ、エレンは無垢の巨人となり父親を無意識に捕食しました。
一方、知性を持って自分を操れる巨人は知性巨人と呼ばれます。
進撃の巨人は知性巨人のなかの1つです。
進撃の巨人以外にも、始祖の巨人や獣の巨人など全9つの知性巨人が存在しています。
エレンは、父を食べることで進撃の巨人と始祖の巨人の力を手に入れたのです。
進撃の巨人が持つ力
進撃の巨人は、過去と未来の進撃の巨人継承者の記憶を見る能力を持ち合わせています。
過去に何が起きたのかを知ることができるのはもちろん、未来に何が起きるのかも理解できるのです。
そのため、進撃の巨人が持つ能力をコントロールできるようになったエレンは、世界を巻き込む地ならしを知ることになります。
地ならしとは、世界全体を無数の大型巨人で踏み潰してしまう大量殺戮です。
巨人から人々を守るための三重の壁の中には大型巨人が潜んでおり、始祖の巨人の能力者には壁の中の巨人を操れます。
始祖の巨人の力を手にしているエレンは、自身自身が巻き起こすことになる地ならしの残酷さに絶望するのでした。