目次
山下大輝の魅力
強さも弱さも感じる魅力的な声
一見頼りないけれど、その心に秘める信念は誰よりも強いような役を演じることが多い彼。
情けなさを感じる声、思わず息を呑む迫力のある声、コメディチックな声など、さまざまな演技で視聴者を惹きつけています。
また、キャラクターソングも多く発表しており、そのキャラがそのまま歌っているような歌声を披露しています。
役作りに全力
アニメ「弱虫ペダル」で主役・小野田坂道を演じている山下大輝。
本作は、自転車競技を題材にした作品であり、アニメ中にも自転車を漕ぐシーンが多く登場します。
山下は、自身が担当する小野田坂道が作中で使用している自転車を購入して、その感覚を実際に体験したのだそう。
また、共演している声優とともに自転車に乗り、多い時では30kmほど漕いで役作りに励んだのだといいます。
声だけで演技をする「声優」という仕事への真摯な姿勢が印象的です。
声優という職を知ったきっかけは山寺宏一の演技
映画「アラジン」で見た山寺宏一の演技に魅了され、声優への道を目指し始めたのだという山下大輝。
アラジンで山寺宏一が演じたジーニーは、女性になったりおじいちゃんになったりと、声がコロコロ変わるキャラクター。
小学校低学年で作品に触れた山下は、その声の幅に衝撃を受けたのだそう。
何度も映画を繰り返し鑑賞し、モノマネをすることによって、声で遊ぶということを覚えたと語っています。
両親の後押し
最初はミュージカルに興味があり、歌の勉強がしたいと音楽の専門学校に通っていた彼。
高校卒業後、音楽の道に進むことを母に話すと、賛成して背中を押してくれたのだといいます。
しかし、父にはあまり詳しく伝えずに、逃げるように上京。
その後、音楽の専門学校を卒業した彼は、声の演技に興味を持ち、声優養成所へと進みます。
その時も母は「まだ若いしいいんじゃない?何かあったら戻ってきなさい」と言ってくれたのだといいますが、父には何も言わず進学。
しかし、声優として有名になり始めた頃、父から突然電話がかかってきて「おまえ、いろんなことやってるらしいじゃないか。サイン送れよ」と言われたのだそう。
優しく見守ってくれる両親と、それに応えようと奮闘する彼の絆が感じられるエピソードです。
声優・梶裕貴と仲良し
数多くの作品で共演している山下大輝と梶裕貴。
大の仲良しであり、一緒にゲームを楽しむ様子をYouTubeにアップしたり、Twitterでツーショットを投稿したりと、仲睦まじい様子を見せています。
Nintendo Switch用ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」をプレイした際には、お互いの島を行き来し、ほのぼのとしたやり取りで視聴者を癒しました。
真っ直ぐ心に響く歌声
2021年にA-SketchのAstro Voiceレーベルからアーティストデビューを果たした山下大輝。
デビュー曲「Tail」は、山下が主人公・ネモを演じたアニメ「セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-」のエンディングテーマに起用されました。
山下は本楽曲について「僕自身強くない。弱さを知っているからこその強さを歌に込めれたらと思い精一杯歌った」と語っています。