LiSA「炎」|楽曲の魅力について歌詞や曲調を交えて解説!

LiSA「炎」|楽曲の魅力について歌詞や曲調を交えて解説!

今回の記事では若年層を中心に大ヒットした「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の主題歌LiSA「炎」の魅力について、制作の裏側などを交えて解説していきます。

「LiSAって聞いたことはあるけど何者?」

「映画でしか聞いたことないけどとても感動した」

という方には必見の記事となっています!是非ご覧ください。

LiSAって何者?

まずこの「炎」の作詞者・歌手であるLiSAについて説明します。
基本的な情報としては以下の通りになります。


本名:織部 里沙
生年月日:1987年 6月24日 (34歳)
出身地:岐阜県 関市

また、「ソードアートオンライン」「魔法科高校の劣等生」などの人気アニメの主題歌も担当しており、「アニメ界の歌姫」と謳われるほどの歌唱力を持ちます。

「炎」の魅力

では「炎」の魅力について解説していきます。大きく3つに分けてご説明します。

LiSAの表現幅の広さ

まず、なんといってもLiSAの歌唱力がこの曲をヒットさせている要因の一つです。

Aメロの「さよなら ありがとう 声の限り」の箇所では声を絞りだすように歌いつつも、優しく語り掛けるような歌い出しとなっています。

そこからBメロの入りから力強く歌い、サビの「手を取りそして離した未来のために」「未来」で優しくファルセットを入れています。

未来に感じる不安や今という時間の儚さを表現しているように感じられます。
このような表現幅の広さによって、曲が単調にならず優しくも力強い曲に仕上がっています。

ミドルバラードな曲調が作品とマッチ

この「炎」では、イントロやAメロでシンセ系のピアノによる切なさや悲しさの表現、Bメロやサビではエレキギターがコードを、バイオリンによるメロディーラインが美しく生命力を感じさせます。

最後の盛り上がりに関しては、Cメロに入る前の「Oh~Oh~」でLiSAが悲しみを嘆くように歌唱し、Cメロ終わりで落ち着きを見せますが、また目覚めたかのようにラストのサビに入っていきます。

この緩急ある曲の展開が映画の没入感や世界観をより引き立てています。

鬼滅の刃の世界観を表現する歌詞

曲調や歌唱だけでなく、メッセージ性が非常に強い歌詞も魅力の一つです

この歌詞は作曲者の梶浦由記との共作で、LiSAが「辛いことがあっても生きていかなくちゃならないという思いを込めた」と語っています。

作成当初は梶浦が「前向きに生きていく思いというより悲しみや痛みの方が出てしまっていた」と語っており、その後LiSAが梶浦が作詞した歌詞に対して作品への思い入れやエネルギーを入れていったことで今の歌詞となりました。

まずAメロの「さよなら ありがとう」の部分で鬼滅の刃の主人公、炭治郎たちの「煉獄さんの死に対する別れ」と「救ってくれた感謝」という複雑な気持ちを表現しています。

Bメロの「このまま続くと思っていた」「呼び合っていた光がまだ胸の奥に熱いのに」では「煉獄さんと過ごす日常や未来の存在を信じる気持ち」や「過ごした日々の余韻がまだ残っている」という絶望感や死を受け入れ切れていない気持ちを表現しています。

ここまでは非常に暗い歌詞なのですが、終盤にかけて前向きな歌詞になっていきます。

ラスサビの「託された幸せと約束を超えていく」「前だけ向いて叫ぶから」「心に炎を灯して遠い未来まで」という歌詞は、煉獄さんの死を受け入れながらも、死への悲しみを嘆き叫びながらも、心に炎を灯して進んでいくという強い意志が感じられる歌詞です。

また「炎」は「煉獄さん」と掛けていると考えられます。

「心に炎を灯して」以外にも「心に魂を宿して」「心に固く誓って」などの表現がありますが、「炎」という言葉で表現することで煉獄さんを彷彿とさせる歌詞となっています。

言葉が一つ違うだけでも伝えるメッセージが変わるというのは面白いです。

「炎」の魅力まとめ

いかがでしたか?以上がLiSA「炎」の魅力やその作成の裏側になります。
今回の記事をまとめますと、以下の通りになります。

・「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の主題歌であり大人気

・LiSAの歌唱による表現幅の広さが悲しみや生命力を表現している

・ミドルバラードな曲調が作品の世界観と壮大さを創り出している

・歌詞の一つ一つに煉獄さんへの思いや誓いが込められている

LiSAと梶浦由記が共作し、「鬼滅の刃」の世界観や物語の展開を表す素晴らしい楽曲となっています。

また他にも、「アニメ版 鬼滅の刃」のED「from the edge」も二人の共作した楽曲ですので、聴いてみて損はないです。

あわせて読みたい!

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事