アニメ『青の祓魔師』OP・ED主題歌一覧

アニメ『青の祓魔師』OP・ED主題歌一覧

2024年:第3期『青の祓魔師 島根啓明結社篇』OP・ED


第2期から7年ぶりに、2024年1月から3月まで第3期『青の祓魔師 島根啓明結社篇』が放送されました。

OP:「Eye’s Sentry」UVERworld


第3期のOPテーマは、TVアニメ第1期の第1クールと第2期のOPテーマ、劇場版の主題歌を経て、4回連続でUVERworldが起用されました。


空高く突き抜けるような歌声とサックスの柔らかな音色から始まる爽やかな楽曲。TAKUYA∞が「信頼関係のあるコアなファンがたくさんいてくれる、その人たちだけいてくれればいいと思っちゃうことがある」と語る通り、コロナ禍を経て、アナログでしっかりと繋がれる重要さや自分の大切な人の存在を改めて実感してきたここ数年。


SNSを通して誰とでも繋がれて、他人の評価を気にする人が多い中、自分を偽らず、本当の自分を受け入れてくれる人のために真っ直ぐでいること、と純粋な気持ちが届く曲です。大切な人を傷つける人を許さないと迷いなく伸び伸びと歌い、究極の愛が胸にグッと迫ってきます。

ED:「学級日誌」紫今


第3期のEDテーマは、作詞・作曲・編曲まで手がける新世代クリエイターの紫今が抜擢されました。動画配信サイトYouTubeで、東京事変や宇多田ヒカルなど様々なジャンルのアーティストの曲をカバーしてきた紫今がアニメの主題歌に初挑戦し、「壮絶な物語の始まりと終わりで、聞こえ方が変わるような曲にしたい」という思いで書き下ろしています。


全員がいい人でも好きな人でもない、世界の縮図的な学校の教室を舞台にしたバラード曲。いろんな人間がいる中で仲間がいるから教室に通うんだ、行動するんだと、勇気をふり絞り進む姿を感じます。ハスキーで切ない歌声を通して、人の些細な温かさがじんわりと心に染みてきます。

MEMO

紫今は、第3期OPテーマ・UVERworld「Eye’s Sentry」をカバーした映像をSNSで発信し、漫画家の加藤和恵も「おあぁコレは…いい……エンディングの学級日誌もめっちゃ好きです…」と好感触のコメントを残しています。

2024年:第4期『青の祓魔師 雪ノ果篇』OP・ED


第3期から半年後の2024年10月から第4期『雪ノ果篇』が放送を開始しました。その後、2クール連続で『終夜篇』の放送を予定しています。

OP:「RE RESCUE」Reol


第4期『雪ノ果篇』のOPテーマは、YouTubeのチャンネル登録者数が日本人女性ソロアーティスト史上初の100万人を突破し、2023年7月放送のTVアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のEDテーマを担当した女性シンガーソングライターのReolが歌っています。


作詞・作曲はReol自身が手掛けています。シンセサイザーが響くサウンドに、低音からハイトーンまで歌唱力に定評のあるエネルギッシュな歌声がたたみかける疾走感のある楽曲です。歌詞では「不器用だからこそ惹かれ合う真っ直ぐな燐と考えすぎる雪男。違う人間への憧れや、嫉みや羨みに葛藤しながらも一緒にいたいという願い」を綴っています。


〈会いたい人がいる天国〉と、物語冒頭で死んでしまった2人の育ての父・藤本獅郎を思わせて、願いや救いが人から人へと繋がっていく〈手に増やす〉〈手を貸して〉というフレーズも印象的。Reolは、第4期『雪ノ果篇』のメインキャラクターである美人戦士キャラクター霧隠シュラに似て勇ましく、MV映像でも観る人を魅了しています。

ED:「ツララ」Yobahi


第4期『雪ノ果篇』のEDテーマは、眠れない誰かの夜を奪うような存在になりたいと願いを込めた「眠れない夜、あなたの心を奪う。」をコンセプトに、顔出しNGスタイルで活動している3人組ロックバンドYobahiが担当しています。

初のアニメタイアップソングとなった本曲は、冷たく尖ったツララを解かすように、ストリングスとハーモニーが温かく包み込むバラードソングです。〈君の陽でとかしてくれますように〉〈胸に刺さったツララを溶かして〉と、歌詞では燐への愛情を表に出さない雪男の「自分からは歩み寄れないが救ってほしい」という雁字搦めの心情を表現しています。


ただ、ツララは水の雫や雪解けのきれいな水が凍ってできているように、ピュアだからこそ悩み続ける雪男の真面目さが伝わってきます。本編終了後、2人が幸せそうに食卓を囲むED映像も温かく、視聴者の心を目で耳で和ませてくれている1曲です。

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