アニメ『怪獣8号』OP・ED主題歌一覧

アニメ『怪獣8号』OP・ED主題歌一覧

怪獣が災害とされ日常を脅かしている架空の日本を舞台に、“怪獣 VS 日本防衛隊”の戦闘を描く人気漫画『怪獣8号』

王道でコミカルで新しい怪獣討伐物語で、2024年4月から待望のTVアニメが放送を開始しました。

日本の漫画・アニメですが、珍しいことに主題歌は海外のアーティストが歌っています。作品のために書き下ろされた情熱あるOP・EDテーマ曲を紹介します。

TVアニメ『怪獣8号』

概要


2020年から集英社が配信するWEBマンガ配信サービス「少年ジャンプ+」で連載されている松本直也による少年漫画『怪獣8号』。「突如街に怪獣が現れたらどうしよう…」という想像を具現化したように、架空の日本で怪獣と日本防衛隊の戦闘を描いた物語です。

連載開始1日で3200件以上のコメントがあり、第15話の配信までに「少年ジャンプ+」史上最速の3000万閲覧数を超え、最新12巻まで発売しているコミックスは全世界累計発行部数1300万部を突破。2021年「次にくるマンガ大賞2021」ウェブマンガ部門大賞などを受賞し、2024年4月からTVアニメが放送を開始しました。


アニメーション制作は『攻殻機動隊』シリーズや『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズなどを手掛けたProduction I.G、怪獣デザイン&ワークスは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズや『シン・仮面ライダー』などを手掛けたスタジオカラーが担当し、劇中音楽は、TVドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の劇伴を手掛けた坂東祐大が務めています。


街並みは緻密に描かれ、緊急事態時のアラートや交通状況なども現実か非現実なのか錯覚してしまうほどリアル。劇中音楽も、完成したアニメーション映像に後から音楽をつける「フィルムスコアリング」方法を用いて映画作品並みに凄みを増しています。

あらすじ


怪獣が出現する日本で、討伐後の怪獣を清掃する業者として働く32歳の日比野カフカが主人公。子どもの頃「2人で怪獣を全滅させよう」と誓った幼なじみの亜白ミナは第3部隊隊長として活躍し、カフカは夢破れるも、少子化の影響で防衛隊員の募集年齢が引き上げられたことを機に、後輩の市川レノと一緒に防衛隊員を目指し奮起します。ところがある日、謎の生物によって自らも怪獣化し、初の未討伐怪獣“コードネーム「怪獣8号」”として日本中から追われる存在になってしまいます。


日比野カフカ/怪獣8号(福西勝也)、亜白ミナ(瀬戸麻沙美)、市川レノ(加藤渉)、四ノ宮キコル(ファイルーズあい)、保科宗四郎(河西健吾)、古橋伊春(新祐樹)、出雲ハルイチ(河本啓佑)、神楽木葵(武内駿輔)、小此木このみ(千本木彩花)、四ノ宮功(玄田哲章)、怪獣9号(吉野裕行)など。 *( )内は声優名。


アフレコ現場には原作者の松本も同席し、ひとつずつ確認しながらクオリティを追求しています。

TVアニメ『怪獣8号』OP主題歌

「Abyss」YUNGBLUD


OPテーマ曲は、世界へ躍進するイギリスの新世代アーティストYUNGBLUDが、親交のあるアメリカのロックバンドImagine Dragonsのダン・レイノルズ(Vo)と共作した新曲です。YUNGBLUDは東京で初の単独公演を行った2023年に、都内のスタジオで原作漫画からインスピレーションを受けて制作しています。


タイトルの『Abyss』は直訳で「深い穴、地の底、計り知れない深み」を意味し、その通り、飲み込まれるように重厚なサウンドで展開する楽曲。実体のない恐ろしいなにかがジワジワと迫りくる空気感をまとっています。

カフカが経験する戦いや葛藤に共感し書かれた歌詞には、奈落の底で、自分の存在に対する不安感や、怪獣化を抑えるカフカの気持ちのように、世界を救える力を抑えなければならないもどかしさや孤立感を表現しています。


ラストに〈Save my life(救ってくれないか)〉と悲痛な叫びを繰り返していますが、曲には「自分の居場所や仲間を見つけること、自分の隠れた才能やパワーを誇れなくても抑えつけないでほしい」と想いを込めて、目の前の残酷な世界を受け止めて一歩ずつ進む覚悟に美しさを見出しています。

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