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TVアニメ『シャングリラ・フロンティア』1st Season 第2クールOP・ED主題歌・挿入歌
OP主題歌『Danger Danger』FZMZ feat. icy
1st Season 第2クールのOP主題歌も引き続きFZMZが担当し、女性ボーカル・icyを迎えた楽曲『Danger Danger』で作品をさらに盛り上げました。
icyの正体は歌手、作曲家、作詞家、音楽プロデューサーといった様々な顔を持つアーティスト・Reol。
彼女がFZMZと共に作詞・作曲にも関わった同楽曲では、前作からより磨きがかかったバンドサウンドに、研ぎ澄まされたReolのボーカルが加わり、強力な化学反応が生まれました。
同楽曲には編曲を担ったHONNWAKA88によって刀の音が入れられており、第2クールにおいて核となる、サンラク、アーサー・ペンシルゴン、オイカッツォの3人がウェザエモンと戦うエピソードを意識したものとなっています。
icyが参加したことでスリーボーカルとなっている点もアニメと重なるもので、限界を超えた死闘を繰り広げるサンラク達に絶妙にマッチ。
聴き手は映像と合わせて聴くことで、何度も感情を揺さぶられることでしょう。
ED主題歌『ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜』ReoNa
ED主題歌にはReoNaが歌う楽曲『ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜』が起用されました。
ReoNaは2017年開催の「SACRA MUSICオーディション」のファイナリストで、2018年8月にソロデビューした女性歌手。
TVアニメ『ハッピーシュガーライフ』のED主題歌『SWEET HURT』を担当して以来、「絶望」に寄り添いながら、その繊細かつ表現力豊かな歌声で多くの楽曲を世に送り出してきました。
ReoNaが大切な存在である祖父への想いを歌詞に落とし込みつつ、アニメに寄り添ったのが本楽曲。
アニメに焦点を当てると、歌詞からは、ウェザエモンとユニークNPC・遠き日のセツナの姿が想起されます。聴き手は、もう会うことが叶わない二人がお互いに抱く想いに胸が締め付けられ、感情を揺さぶられることでしょう。
こうした切ない想いが溢れ出す同楽曲を、ReoNaは清涼感のある歌声で、優しく包み込むように歌い上げます。
聴き終わった後には心が浄化され、温かな涙がこぼれること必至の名バラードです。
第19話挿入歌『遥かなあなたへ』遠き日のセツナ(CV:瀬戸麻沙美)
第19話では、遠き日のセツナが歌う『遥かなあなたへ』が挿入歌として流れ、視聴者の涙を誘いました。
遠き日のセツナの正体は、かつてウェザエモンと愛し合ったセツナの残滓。
作中ではウェザエモンとの死闘が終局を迎えようとする最中に、声優・瀬戸麻沙美が担う遠き日のセツナの歌声が響きました。
その歌唱は透き通るように美しく伸びやかで、聴き手の心の奥底にまで届くこと必至。
同楽曲では、会うことができなくても、それでも相手のことを大切に想い続ける彼女の深い愛情が伝わってきます。
TVアニメ『シャングリラ・フロンティア』 2nd Season 第1クールOP・ED主題歌
OP主題歌『QUEEN』LiSA
2nd Season 第1クールのOP主題歌を担当したのはLiSA。彼女は楽曲『QUEEN』を通して、作品に新たな息吹をもたらしました。
LiSAは岐阜県出身の女性歌手で、2010年に放送されたTVアニメ『Angel Beats!』の劇中バンド・Girls Dead Monsterの2代目ボーカル・ユイ役の歌声を担当。
2011年には「LiSA」名義でソロデビューを果たし、抜群の歌唱力でアニメをはじめ多くの作品に寄り添ってきました。
そんな彼女が歌う同楽曲にはFZMZが参加しており、作詞をMAQUMA、作曲をHONNWAKA88とLiSAが手がけています。
遊び心も盛り込んだ目まぐるしく変化する激しいサウンドの中、LiSAはシンガーとしての実力を遺憾なく発揮。
Aメロ、Bメロ、サビで巧みに表情を変えながら聴き手の心を揺さぶる、その力強く芯の通った歌声は必聴です。
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ED主題歌『闇夜のダンサー -Dancer in the Dark Night』音羽-otoha-
一方、ED主題歌には音羽-otoha-が歌う楽曲『闇夜のダンサー -Dancer in the Dark Night』が起用されています。
音羽-otoha-は楽曲制作、楽器演奏、アニメーション制作などマルチな才能を発揮する女性アーティスト。
楽曲提供も行っており、大ヒットアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇中バンド・結束バンドのために作り上げた楽曲は大きな話題に。その後、2024年にはメジャーデビューを飾りました。
『シャングリラ・フロンティア』やサンラク達の姿に触発され、彼女が作り上げた本楽曲には人生を全力で楽しんでほしいという祈りが込められています。
歌詞には作品への深い理解に裏打ちされた言葉が随所に散りばめられており、いくらでもキャラクターや世界観に関連付けて聴くことが可能です。
また、ギターやベースが絡み合う踊り出したくなるようなサウンド、そして巧みに色を変える音羽-otoha-の表現力豊かな歌唱が、聴き手の心に火をともします。
最後に
ゲームやファンタジー好きにとって、ワクワクする要素が詰まったTVアニメ『シャングリラ・フロンティア』。
各アーティストが作品へのリスペクトをもって作り上げた主題歌達は、作品にしっかりと寄り添いながら、そのどれもが聴き手の感情を揺さぶります。
ぜひTVアニメと共に、楽曲が持つ魅力にも触れていただけたら幸いです。