LiSA(リサ)とは、主に日本のアニメソングを歌い、NHK紅白歌合戦にも出場した経歴もある実力派女性ヴォーカリスト。今回はそんなLiSAの出身地やプロフィールを交えながら、彼女の魅力についてを紹介していきます。
今回はアニソン界でも人気の高い、岐阜県出身の女性アーティスト「LiSA(リサ)」についてご紹介します。
上京してからデビューに至るまでの苦労話や、LiSAにどのような魅力があるのか。驚きの経歴についてお届け致します!
LiSAについて詳しく知りたい方はぜひ御覧になってください!
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目次
LiSA:本名やプロフィールを紹介!
- アーティスト名: LiSA(リサ)
- 本名: 織部 里沙(おりべ りさ)
- 出身地: 岐阜県関市出身
- 誕生日: 1987年6月24日
- デビュー: 2011年ソロデビュー
- 所属: ソニー・ミュージックアーティスツ
- 配偶者: 鈴木達央(すずきたつひさ)
アニソン界で一躍有名になると、ポップ・ロックなスタイルにとらわれない歌を披露する女性ヴォーカリスト「LiSA」。
2011年にミニ・アルバム「Letters to U」でデビューを果たし、もうすぐで10周年を迎える彼女は、これまでにフルアルバム4作。ミニアルバム2作。ベストアルバム2作(※ベストアルバムセットは含まない)。ライブBD&DVDが7作と、数多くのアニメ作品の主題歌などを担当。リリースされたシングルは常に上位をキープしており、若い世代を中心に人気が高い歌手の一人です。
アニメファンだけでなくロックファンからも支持され、多くのアニメフェスやロックフェスに出演し、2019年には「第70回NHK紅白歌合戦」に選抜されました。
アニソンとJ-POPの壁を超えて多くのファンを盛り上げ、圧巻のパフォーマンスで国内だけでなく海外からも高い評価を得ており、その人気の高さがうかがえます。
歌以外にも、映画「ミニオンズ」では吹き替えに挑戦するなど、一つの枠にはまらない向上心を持って活躍する、注目の女性アーティストの一人です。
▼配偶者である鈴木達央さんが声優をつとめてるアニメ情報についてはこちら
LiSA:岐阜から東京へ、母親との喧嘩
「LiSA」は岐阜県関市出身の女性歌手です。
2008年に岐阜から東京へと上京し、ロックバンド「Love is Same All」を結成し、ボーカルとして活動するようになりました。しかし、上京するまでには様々な苦難が、LiSAの行く手を阻みました。
もともと音楽の道に進みたいと考えていたLiSAさんは、ライブをしたり、ライブを観に来たりするために東京へ足を運んでいたようです。
そうした日々を過ごす中で音楽仲間とも出会えるようになり、LiSAは「東京で勝負したい」という気持ちが強くなりました。
音楽活動とアルバイトを両立しながら、上京するための資金を貯めていました。そして、東京に住む場所も決め、賃貸を契約するための保証人が必要な場面で母親に相談したところ、大反対されたそうです。
LiSAは当時のことを「精神的に子供だった」と語っています。反対されたLiSAは、母親の静止を振り切り、家出同然で実家を出ることになります。そして始めた一人暮らしは新宿区にある高田馬場でした。
親に反対されてしまう人って結構多いよね……けど、その反対を押し切ってまで、進もうと思える人は少ないんじゃないかな。そう思うとLiSAさんの行動力には驚きだね。
ちなみにLiSAはお母さんとは和解できたそうだよ。よかったよかった。
上述したようにLiSAはその後、結成した「Love is Same All」でボーカルとして活動を始めます。「自分の本来のパフォーマンスを発揮するためには、バンドが必要不可欠。バンドがいないと私は歌が歌えない」と、LiSAはバンドを結成した経緯について語っていました。
新天地で活動を始めたLiSAですが、もちろん全てが順風満帆というわけにはいきませんでした。上京するためにお金を貯めてきたようですが、LiSAは音楽以外のことをほぼ考えていなかったため、一人暮らしの部屋には家具一つなく、寝るための布団があるだけの生活を送っていたようです。
服も必要最低限だけしか持っていなかったため、ダンボールに一箱だけ。冷蔵庫や洗濯機もなく、少しでも節約するため、洗濯は洗濯板。冷蔵庫も冬場の時期はベランダに野菜を置いて冷やすなど、今の現代社会を思うとなかなか過酷な生活を送っています。
家具のない生活……アニメグッズとかを集めるキミには、到底できそうにない生活だね。
そもそも一人暮らしも無理かな。
えー……
LiSA:バンドメンバーの後押しから得たチャンス
上京したLiSAは、朝から夜まで三つのアルバイトを掛け持ちし、空いた時間に音楽活動に取り組むという、ストイックな毎日を送っていました。
「とにかくやるしかない!」という気持ちだけだったそうです。音楽について仲間と相談し、常に自分を高めることを目指していました。
そして、そんなLiSAにある転機が訪れます。ファンであればご存知でしょう。そう、テレビアニメ「Angel Beats!(エンジェルビーツ)」の劇中ガールズバンド「Girls Dead Monster(ガルデモ)」の2代目ボーカル・ユイ役の歌唱パートを担当することになったのです。
オーディションに合格し、晴れて「LiSA」としてメジャーデビューを果たしたLiSAですが、しかし、その背景にはある葛藤があったそうです。
それは、上京後に結成した「Love is Same All」の存在です。
新天地・東京で自身を支えてくれたこと。そして、共に苦難を乗り越えた仲間。かけがえのないバンドメンバーを置いて離れることに、LiSAはできるのであればみんなで一緒に行きたいと考えていました。
もちろん、選ばれたのはLiSAだけだったので、それは無理な話です。
しかし、そんな葛藤するLiSAを後押ししてくれたのは、他でもないバンドメンバーの言葉でした。「絶対にやったほうがいい」「チャンスだ」「何をしに東京に来たの?」とLiSAの背を押してくれます。
LiSAはバンドメンバーの励ましに、立ち上がり、そして今の「LiSA」へとつながったのです。その時のメンバーの言葉がなければ、もしかすると「LiSA」という存在はなかったのかもしれません。
くっ……想像しただけで涙が……ハンカチかティッシュ持ってない?
自分で話しておいて泣く人、初めて見たよ……
LiSA×Girls Dead Monster(ガルデモ)の誕生!しかし…
ビジュアルアーツ傘下の「Key」に所属する麻枝准が原作・脚本を手掛けたオリジナルテレビアニメ「Angel Beats!」の劇中バンドに抜擢されたLiSA。
ファンであれば知っていますが、Keyというブランドは多くのゲーム作品やアニメ作品を手掛けており、一部のゲームジャンルにおいては多大なる影響を与えたブランドです。
そのブランドのオリジナル作品の歌を歌うことになったLiSAは、その独特な歌唱力でファンを魅了し、少しずつ知名度が広まっていきました。
作品の中だけでなく、作中のガールズバンドで全国ツアーも開催し、誰かが自分の姿を見て呼びかけるようにまでになり、LiSAは「これは現実か?」と不思議な気持ちを抱いていた、と語っています。
そんなLiSAですが、実はガルデモで活動中もバイトを続けていたようです。
というのも、ガルデモでのスケジュールはそれほど埋まっていたわけではなく、バイトをしながらツアーにも参加していたとのこと。LiSAのたくましさには驚きを通り越して尊敬の念すら抱くほどです。
つまり、ボクがアニメを観ながら働くのと同じことなんだよ。
いや、それは違うと思う……
叫び声のような歌声に魅了される
ガルデモでの活動をきっかけに、アニソン業界に旋風を巻き起こしたLiSA。
2020年現在までに多くのタイアップ曲を手掛けるようになり、「Fateシリーズ」「ソードアート・オンラインシリーズ」「魔法科高校の劣等生」「僕のヒーローアカデミア」「鬼滅の刃」など、有名アニメ作品に起用されるまでになりました。
上は「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」です。とてもかっこいいですね!
なぜLiSAは、これほどにまで人気が出るようになったのでしょうか。
人によって感じ方は違いますが、一つはあの歌い方にあるのかもしれません。
LiSAの歌は、ギリギリまで絞り出すようなクセのある歌声が特徴的です。それはまるで叫び声のように、何かを訴えかけるような必死さが伝わってきます。そこに魅力を感じている人がいるのかもしれません。