アニメ劇場版が決定した「鬼滅の刃」。主題歌、LiSAの「紅蓮華」も同時に大ヒットとなり、国内外で大きな反響を呼びました。今回は劇中で使用されたOP/ED/挿入歌と劇場版主題歌について紹介します。
目次
「鬼滅の刃」とは
「鬼滅の刃」は、集英社「週刊少年ジャンプ」にて連載されていた吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)による漫画作品。大正時代を舞台に、人と鬼との切ない物語を描いた和風剣戟奇譚。
シリーズ累計発行累計は6000万部を突破する人気を誇りながらも、2020年5月をもって原作は最終回を迎え、大きな話題を呼びました。
また、原作終了間際に放送されたテレビアニメも原作に劣らない人気となり、その人気は国内だけでなく海外にまで浸透。2020年10月には、テレビアニメの続編を描いた劇場版も製作が決定しています。
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「鬼滅の刃」OP/ED/挿入歌
作品を彩るのは、ストーリーや絵柄だけではありません。世界観を表現する歌もそのうちの一つです。音楽に込められた歌詞や曲調が作風に沿ったものだと、作品をより楽しむことができます。
ここではテレビアニメ「鬼滅の刃」で使用された主題歌と挿入歌について紹介します。
OP「紅蓮華」/LiSA
「鬼滅の刃」のオープニングテーマ曲として使用された「紅蓮華(ぐれんげ)」は、LiSAの15枚目のシングルとして2019年7月3日に発売されました。数あるLiSAの楽曲の中でも最大のヒット曲として、多くの人から反響を呼びました。
その人気から多くのアーティストがカバーをしています。
「X JAPAN(Toshi)」
「ポルノグラフィティ(岡野昭仁)」
「大塚愛」
「市川由紀乃」
「広瀬香美」
など、音楽界でも話題の一曲となっています。
世界観を忠実に再現しており、序盤を彷彿させるワードが散りばめられています。また、2番の歌詞では我妻善逸(あがつまぜんいつ)の特徴を端的に表しているのも注目です。
アニメで使用された歌詞にも一手間加えてあり、「ありがとう悲しみよ」が「何度でも立ち上がれ」に変更されています。
これは、LiSAさんが登場人物の竈門炭治郎(かまどたんじろう)の気持ちに合わせて変更したもので、「物語当初の悲劇的な状態で感謝の言葉は違う。それは残酷すぎる」というLiSAさんの考えから歌詞を書き換えたそうです。
ED「from the edge」/FictionJunction feat.LiSA
「鬼滅の刃」のエンディングテーマ曲として使用された「from the edge」は、アニメ劇中音楽を担当する梶浦由記(作詞・作曲・編曲)による楽曲を、オープニングを担当したLiSAが「FictionJunction feat.LiSA」名義で歌唱を行っています。
LiSAがOPとEDの両方を担当するに至ったのは、作品サイドからの熱烈なオファーがあったからでした。LiSAが両方を歌うことによって映像作品としても作品としても、より特別なものになるという、鬼滅の刃の世界をより完成に近づけようとする作品サイドの思いでもあります。
LiSAに楽曲を提供した梶浦由記は「『前へ進み続けるイメージ』を番組終わりにも残したいというご注文から、LiSAさんの歌が主人公達を見えない道の先へ導いてくれる、そんな曲に出来ればと願いながら作りました」と語っています。
歌詞から見ても「運命」「走り出せる」「向かい風」「嵐の先」など、確かに前に進み続けるというイメージがピッタリの曲となっています。
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挿入歌「竈門炭治郎のうた」/椎名豪 featuring 中川奈美
「鬼滅の刃」の第19話「ヒノカミ」で使用された挿入歌「竈門炭治郎のうた」は、梶浦由記と同じくアニメ劇中音楽を担当する椎名豪(作曲・編曲)と、アニメ制作会社ufotable(作詞)によって作られてものです。ボーカルは中川奈美が務めました。
第19話のクライマックスを彩るにふさわしい曲となっています。篠笛(しのぶえ)による和を強調した音に、鬼滅の刃の世界観がより際立ちます。
また、歌唱を担当した中川奈美は鬼滅の刃のなくてはならない声の持ち主です。あらゆる場面で作品を盛り上げ、サブタイトルに流れる声、合唱、竈門炭治郎や嘴平伊之助(はしびらいのすけ)の登場場面、善逸のお囃子、戦闘場面など、多くのシーンで登場します。気になる方は劇中歌にもぜひ耳を傾けてみてください。
「鬼滅の刃」の映画化が決定!
鬼滅の刃は2019年を代表するアニメとして、国内だけでなく、海外からも高い評価を得ました。そして、2020年の4月には劇場版の製作が決定。現在のところ、公開日を10月16日としており、ファンにとっては最高の年となることでしょう。
「無限列車編」のストーリーを映画化
アニメ版劇場映画を製作するにあたり、オリジナルストーリーなのか、原作に沿ったエピソードなのかと気になる方もいると思います。
劇場版で公開されるのは「無限列車編」となっており、竈門炭治郎とその仲間たちが舞台となる無限列車に乗り込むシーンから描かれ、テレビ版の最終話から繋がる物語となります。
スタッフ・キャストはTVアニメ版から続投
コアなファンであれば、スタッフなども気になるところです。アニメ版の盛り上がりをそのまま残しつつ、映画として作品が成功するかどうかは、スタッフや制作会社も重要な要素の一つです。
今回の「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」でのスタッフ及びキャストは、テレビアニメより継続して行われることが公式サイトより発表されています。
「鬼滅の刃」映画の主題歌は?
鬼滅の刃のアニメにおいて、やはり「音楽」の存在は外せません。映画作品であるならなおさらです。
テレビアニメの「紅蓮華(オープニング)」と「from the edge(エンディング)」を歌唱したLiSAの歌声や歌詞は、鬼滅の刃の世界観をしっかりと表現したもので、中川奈美が歌った挿入歌の「竈門炭治郎のうた」はとても印象深いものです。
「鬼滅の刃」映画の主題歌は未定
残念なことに2020年6月現在では主題歌の発表は出てはいません。
また、新型コロナウイルスの影響を受け、映画の公開そのものが延期する可能性もあります。現に原作コミック20巻の発売もやや延期しての発売となりました。
音楽担当のスタッフはTV版を継続・LiSAも継続?
公式で発表されたスタッフ欄を見ると、テレビアニメ版と変更なく行われるようなので、オープニングとエンディング曲を担当したLiSAの続投もありえます。
また、公式のコメントからは、テレビアニメ鬼滅の刃を放送するにあたり、劇場版を企画していたそうです。そうすると、楽曲そのものは発表されていないだけで、すでに完成している可能性もあります。
LiSA自身、数多くのアニメタイアップ曲を手掛けており、その中には劇場版主題歌を担当したこともあります。前作の「紅蓮華」の反響も考えれば、妥当かもしれません。
ファンからはLiSA「紅蓮華」の声が
鬼滅の刃の劇場版主題歌の候補として、ファンの中でも予測をする人が多く見られます。その中でもLiSAを継続する声もあり、同時に「紅蓮華」を使って欲しいという声もあります。
鬼滅の刃のために作られたと言っても過言ではない主題歌であり、その曲で多くの人を虜にしました。過去にもテレビシリーズで使われていた楽曲を映画主題歌に起用するというアニメ映画もありました。
人気だけでなく、ファンを虜にしたLiSAの「紅蓮華」も使われる可能性はあるでしょう。
8月2日最新!映画主題歌はLiSAに決定!
2020年8月2日に「鬼滅の刃 無限列車編」の最新情報がABEMAアニメチャンネル『「鬼滅テレビ」無限列車編 新情報&主題歌発表スペシャル』で放送されました。
今回の発表では劇場版の予告映像とともに無限列車編の主題歌について発表があり、TVアニメシリーズに続いてLiSAが担当することが決まりました。
主題歌のタイトルは「炎(ほむら)」となっており、作詞・作曲はアニメ劇中音楽を担当した梶浦由記。そして、LiSAも制作に加わったようです。
以下、今回の主題歌に関してTwitterで投稿されたLiSAの発言を掲載します。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の主題歌を担当します。主題歌「炎」(ほむら)は鬼滅の世界に浸ったまま劇場を後にできるように、梶浦さんと私LiSAで制作しました。物語の皆が、同じように悲しみを持った皆様が、悲しみを抱えながらも心に炎を灯して強く進んでいけますように。
紅蓮華に続き、より一層物語を盛り上げてくれそうです。
最後に
以上、鬼滅の刃のテレビアニメOP/ED/主題歌、劇場版主題歌についての紹介でした。
原作は最終回を迎えてしまいましたが、アニメはまだこれからというところです。劇場版の放映後には第2期として放映されるかもしれません。
ストーリーや魅力あるキャラクター、そしてそれを彩る音楽を楽しめる鬼滅の刃を今後も応援しましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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