「黒子のバスケ」歴代アニソン主題歌一覧【TVアニメ・劇場版・記念ソング】19曲まとめ

「黒子のバスケ」歴代アニソン主題歌一覧【TVアニメ・劇場版・記念ソング】19曲まとめ

劇場版『黒子のバスケ』主題歌

2016年:「Scribble, and Beyond」OLDCODEX/第3部のOP「The Experience」OLDCODEX

2016年公開の劇場版『黒子のバスケ ウインターカップ総集編』。TVアニメの第2期と第3期で放送されたウインターカップの試合を再編集し、新しいカットやナレーションを追加した初の劇場版。2016年9月〜同年12月にかけて、『第1部・影と光』『第2部・涙の先へ』『第3部・扉の向こう』の3部作で公開されました。


主題歌に加え、第3部にはOPテーマもあり、いずれもOLDCODEXが担当しました。2009年に結成されたOLDCODEX。声優の鈴木達央がTa_2(タツ)の名でボーカルを務め、ペインターでアーティストのYORKE.(ヨーク)と組んだ異色のロックユニット。TVアニメの第1期・第2期・第3期のEDテーマに続き、劇場版でも起用されました。


本劇場版の3部作すべてに使われた主題歌「Scribble, and Beyond」。『黒子のバスケ』の”総集編”という位置づけで改めて原点に立ち、バスケをする人の気持ちや、”自分対自分”という現状を打破する人に向けた曲です。
歌詞を担当したYORKE.は、「落書き(=Scribble)が想像通りの未来になるかもしれないし、そうではないかもしれない。今がすべて」と、高校生の頃の情熱をストレートに書いています。シンセサイザーのピアノ音が入ることで曲に強弱を効かせた、ヘヴィーでロックな6分超えの大曲。恐れ知らずの10代のように勢いがあり聴き手を巻き込んでいく1曲です。


『第3部・扉の向こう』のOPテーマを飾ったのは、SPECIAL TIP-OFF ACT テーマ曲『The Experience』。主題歌と同じく、OLDCODEXが本劇場版のために書き下ろした新曲です。
「tip off」とは、ジャンプボールでボールをタップして試合を始めるバスケットボール用語のことで、総集編の最後の部が始まる緊張感も演出しています。
歌詞にも「Offense(攻撃)」「Defense(守備)」という戦術用語を含み、守ることが最大の攻めに繋がるという闘いの姿勢を感じます。繰り返す「Fly high」の言葉と、スピード感のあるロックサウンドが白熱するプレイの様子を表現しています。

MEMO

2022年5月、OLDCODEXは解散を発表。『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編の主題歌「This fading blue」が最後の楽曲となりました。

2017年:主題歌「Glorious days」GRANRODEO/挿入歌「Against The Wind」小野賢章


2017年公開の『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』。バスケットボールの強豪である帝光中学校の最強と呼ばれたメンバーが揃った「キセキの世代」に、主人公の黒子と、黒子の相棒である火神が加わった最強のドリームチーム「ヴォーパル・ソーズ」が、アメリカの最凶のストリートバスケチーム「ジャバウォック」に挑む物語です。


主題歌は、声優の谷山紀章(Vo)と飯塚昌明(Gt)によるロックユニットGRANRODEOが歌う「Glorious days」です。これまでもTVアニメ「黒子のバスケ」シリーズでOPテーマを6曲担当し、谷山自身も本作で陽泉高校の超正統派選手・氷室辰也役の声優を務めました。
映画のタイトルにもある「LAST GAME」を意識し、歌詞には、過去に担当したTVアニメ第1期〜第3期のOPテーマ6曲で使用したワンフレーズを少しずつ散りばめています。登場人物たちがゴールリングを目指して、目の前の敵を抜いて挑む臨場感が伝わり、聴き手もまるで試合会場に居るような感覚になる疾走感のあるロックです。

MEMO

MVはモノクロの映像で、過去6作のMVの一部も再登場し、作品の集大成とも言える感慨深い映像に仕上がっています。


挿入歌は、本作の主人公・黒子テツヤ役の声優である小野賢章が歌う「Against The Wind」です。やわらかな雰囲気がある小野賢章から一変したロックで、少年っぽさを残す真っ直ぐな歌声が魅力的な楽曲。「仲間と戦う黒子のように、仲間と一緒に歌っている感覚で歌った」と語っています。歌詞にはチーム名の「VORPAL SWORD」を入れ、曲のラストで「さあ共に行こう」と歌い微笑む一瞬の表現でその気持ちが伝わってきます。

MEMO

本劇場版は、TVアニメ『黒子のバスケ』放送10周年記念プロジェクトとして、映像に合わせて座席が揺れたりする特殊効果も伴う4DX&MX4D版として2023年1月に再上映され、劇場版公開6周年を記念し、同年ゴールデンウィーク期間中、京成ローザ⑩(千葉)にて“発声あり”の応援上映を開催し、幾度もファンの目頭を熱くさせました。

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