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初代アニメ『鋼の錬金術師』の歴代主題歌:EDテーマ編
ED1:「消せない罪」北出菜奈
アニメ第1期に当たる2003年10月11日放送の第2話から2003年12月27日放送の第13話まで使用された初代EDテーマ。
※第7話のED映像が一部変更されています。
北海道札幌市出身の歌手・北出菜奈さんがメジャーデビューを果たした曲です。
アニメのストーリーに沿い、彼女自身の手でエルリック兄弟を連想させるような歌詞を作り上げたのだそう。
1番の歌詞にはエド、2番の歌詞にはアルの想いがダイレクトに表現され、最後のサビ部分では双方の気持ちが重ねて描かれている印象。
過去に犯した罪を背負いながらも共に支え合いながら未来に向かっていこうという強い気持ちが込められているように感じます。
アニメとリンクしすぎた彼女の世界観に注目が集まり、その後も数々のアニメタイアップを果たすきっかけとなりました。
ED2:「扉の向こうへ」YeLLOW Generation
アニメ第2期に当たる2004年1月10日放送の第14話から2004年3月20日放送の第24話まで使用されたEDテーマ。
※第25話では提供クレジットで使用されています。
女性3人組ボーカルユニット「YeLLOW Generation」が歌を務めています。
作詞を自ら行うことで有名な彼女たちによって紡がれた歌詞は非常に深いもので、なおかつアニメのテーマにぴったり合っていると話題になりました。
主人公・エドの声を担当した西友の朴璐美さんが自身のアルバム「遠い記憶」でこの曲をカバーしたことから、アニメファンの間で特に有名なEDテーマです。
ED3:「Motherland」Crystal kay
アニメ第3期に当たる2004年4月3日放送の第26話から2004年7月24日放送の第41話まで使用されたEDテーマ。
この曲が待望のバラードシングルとなった、歌手の「Crystal kay」が歌を務めています。
遠くに行ってしまった相手に対して伝えられなかった気持ちが溢れ出しているような切ない歌詞が心に染みるバラードです。
外国人の両親を持ち、英語堪能な彼女だからこそ成せる「子音のクリアな発音」が抜群の歌唱力と相まって、曲の良さをより引き立てています。
幼馴染のウィンリィがエルリック兄弟たちの帰りを待ちわびている様子が浮かんでくるような一曲です。
ED4:「I Will」Sowelu(ソエル)
アニメ第4期に当たる2004年7月24日放送の第42話から2004年9月25日放送の第50話まで使用されたEDテーマ。
※第51話では提供クレジットで使用されています。
この曲が初のアニメタイアップとなった、ソウル・R&B系歌手の「Sowelu」が歌を務めています。
一定のテンポのバックサウンドに合わせたゆったりした曲調から一瞬で雰囲気が変化するサビ部分は爽やかなイメージで、聴いていて非常に心地良いです。
スパニッシュ・ギターの優しいサウンドが、曲全体を彩っている点も魅力となっています。
Soweluのアニメタイアップはこれだけで終わらず、後に世界的な人気を誇る『劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』の主題歌を担当したことでも話題を集めました。