スマートフォン向けのイケメンアイドル育成ゲームとして爆発的な人気を博しているアイドリッシュセブン(IDOLiSH7)。
2015年の配信開始以来、その人気は留まるところを知らず、現在では第5部まで配信されています。
人気作品の2.5次元化舞台が進む時代でありながら、アイドリッシュセブンはキャラクターのイメージを大事にしていて現在に至るまで舞台化の話はあがっていません。
それほどファンと制作側から愛され大切に育てられているのです。
今回はそんなアイドリッシュセブンの数多くある曲の中から、心を揺さぶる名曲をご紹介致します。
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— アニメ「アイドリッシュセブン」公式 (@ID7_anime) April 11, 2022
目次
SAKURA MESSAGE / IDOLiSH7
※PV後半で「SAKURA MESSAGE」を聴くことができます。
- 七瀬陸(CV:小野賢章)
- 和泉三月(CV:代永翼)
- 和泉一織(CV:増田俊樹)
- 六弥ナギ(CV:江口拓也)
- 逢坂壮五(CV:阿部敦)
- 四葉環(CV:KENN)
- 二階堂大和(CV:白井悠介)
メイングループであるIDOLiSH7の名曲として名高い「SAKURA MESSAGE」。予備知識なしで素直に聴いた場合、別れや卒業をイメージさせる楽曲に聴こえます。
イントロは桜の花びらが光をまといながら舞い散る様子を思わせるメロディーから始まり、メンバー達が一人ずつ聴いている人に語り掛けるようにAメロが進行していきます。
桜のイメージをまといながら歌声の先にいる「君」に優しさを届けようとする気持ちが強く伝わってくる、スローテンポの極上のバラード曲です。
落ち込んだ時、新しい一歩を踏み出す時、聴いている人の心にそっと寄り添うような優しさに満ち溢れた楽曲に仕上がっています。
しかしIDOLiSH7の持ち歌は元気で明るい曲が多く、この曲は他とは少し違う雰囲気を持っていることを不思議に思ったファンも多いはず。
「君」がどんな状況になっても大切に想っている、だから挫けないで、例え想いが伝わっていなくてもずっと大切に想っている。
そんなラブソングとも取れるこの曲に実はゾッとする暗号が潜んでいるのです。ヘビーユーザーの間では既に有名な話ですが、楽曲が好きで聴き始めた人には聞き馴染みのない話かもしれません。
この曲の真相については、まだストーリーを冒頭しか知らない人にとってはネタバレ要素を含みますのでご注意ください。
冒頭の歌詞に「たった二文字だけでいいかも」というものがあります。これは続く歌詞の「だけど言葉迷い探したよ」から「好き」という言葉を言えずに惑っている男性の姿が思い浮かぶのではないでしょうか。
しかしこの歌詞には別の意味があります。「二文字」というキーワードを忘れずに、お手元に歌詞をご用意ください。
先に説明をした歌詞の続きが「一週間後にまた その先の音 書き足して」とあり、これ以降の歌詞を七文字目(一週間イコール七)で区切り、二文字ずつ拾っていきます。
この二文字を順に追っていくと、「さくらはるきを ひとじちにしたから いうことをきけ」となるのです。
この「さくらはるき」という人物は、IDOLiSH7のメンバーのナギが生まれ育った王家で病気の治療を受けていました。
ナギの兄はナギを国に留めたいがために、自分の言うことを聞かなければ「さくらはるき」(桜春樹)の治療を中断するというメッセージを作詞家に指示してこの曲に込めていたのです。
このことを知った桜春樹は自分のせいでナギに迷惑が掛かると、自ら姿を消してしまい命を落としてしまいます。
ナギはこの曲の意味に気付いた時、大切なIDOLiSH7のメンバーにこんな歌を歌わせたくないと苦悩することとなり、ファンにとってはとても辛いエピソードとして知られています。
楽曲に込められた意味を知った後でジャケットを見てみると、ナギの表情や中心に集まっている桜に深い意図が汲み取れるのではないでしょうか。
裏に隠された意味を考えずに聴いたとしても、この曲は心に残る力がある名曲です。
どんな風にこの「SAKURA MESSAGE」を聴くのかは、あなた次第です。
MONSTER GENERATiON / IDOLiSH7
この曲はアイドリッシュセブンの始まりの歌、IDOLiSH7のデビュー曲です。
実在のアイドルソングに引けを取らない明るくて希望を連想させる軽快なサウンドで始まっていて、メンバーそれぞれの声も弾んでいるように聴こえてきます。
全体を通して英語歌詞の部分が多く、言葉のリズムを大事にしているのが良く分かります。
前向きな日本語詞の合間に流れ込んでくる英語詞のおかげで、耳馴染みの良いサウンドが完成しています。
アイドルソングで大事な一体感、躍動感、爽快感が凝縮された一曲だと言えるでしょう。
デビュー曲にふさわしく前向きな言葉が並んでいますが、IDOLiSH7らしい押し付けがましくない優しいポジティブさが心に響く一曲です。
そして歌詞の端々にほんのり感じる、彼らの不安を抱き締めて思わず応援したくなるのがこの曲の魅力でもあります。