ハードロックやヘヴィメタルのような激しいノリのロック音楽のテイストを残しつつシンプルに演奏する音楽スタイルとして今人気の『ラウドロック』。
このラウドロックを主体として活動を続けるロックバンドの1組が『Survive Said The Prophet(サバイブ・セッド・ザ・プロフェット)』。
ただ、コアなファンほど、Survive Said The Prophetに対して、
「ただラウド系というだけではなく、音楽もヴォーカルも格好良い個性の強い魅力的なロックバンド」
と賞賛されています。
では、Survive Said The Prophetとは一体どんなバンドなのか、彼らの経歴やメンバーのプロフィール、オススメソングベスト3を交えながらご紹介していきます。
目次
Survive Said The Prophetってどんなバンド?
一言で表現すると、
「時におしゃれで時に格好良く、聴き手に媚びないロックバンド」
として人気を博しているロックバンド『Survive Said The Prophet(サバイブ・セッド・ザ・プロフェット)』。
2011年から活動し、彼らのファンもたくさんいますが、意外と彼らのことを知らない人も多く、決して全国区で誰もが知る超有名なロックバンドというわけではありません。
それ故に、どんな音楽を手がけるロックバンドなのか非常に気になりませんか?
では、まずは、簡単にSurvive Said The Prophetがどんなバンドなのか、魅力も併せてご紹介していきますね。
Survive Said The Prophetは洋楽ロックのようなスタイルを持つロックバンド
Survive Said The Prophetは、
- Yoshさん(ヴォーカル担当)
- Tatsuyaさん(ギター担当)
- Ivanさん(ギター担当)
- Showさん(ドラムス担当)
の5名からなるラウド系を主体とするロックバンドです。
基本路線はノリの良いハードコアやヘヴィメタルのような激し目の音楽スタイルを持つロックバンドですが、演奏としてシンプルにまとめたラウド系というだけではなく、楽曲によってスタイルは様々なで、非常に奥の深いロックバンド。
時におしゃれで時に激しく聴き手を揺さぶってくるそのスタイルは、どこにも媚びない洋楽ロックに近いロックバンドといえますね。
ヴォーカルのYoshさんの英語力も高く、ONE OK ROCK同様、洋楽ロックを聴きたい人にはおすすめしたいロックバンドです。
洋楽に近いからこその格好良さ・おしゃれ感が魅力的!
独特の英語の歌詞を紡ぎ、手がける音楽そのものが誰にも媚びない激しさ・おしゃれ感が高く、まさに洋楽ロックを聴いているかのような感覚を与えてくれるロックバンド『Survive Said The Prophet』。
彼らの音楽の魅力は、ヘヴィメタルやおしゃれな音楽など柔軟に対応しながらも、洋楽のような芯の強い個性の主張を持っている点にあります。
筆者に限らず、Survive Said The Prophetの楽曲に対して、多くのファンが彼らの楽曲から哲学やポリシーを感じ、どの楽曲においても、その思想が色あせることがありません。
まさに、Yes・Noがはっきりしている海外のような出で立ちで実にわかりやすく魅力的なのです。
ぜひ、芯が強くはっきりとした自己主張の強いSurvive Said The Prophetサウンドを、皆さんも一度体感してみてください。
Survive Said The Prophetの経歴(歴史)
時にヘヴィで時にシックでおしゃれな装いを持ちながら、芯の強いサウンドを奏で続けるロックバンド『Survive Said The Prophet』。
彼らの芯の強いサウンドに魅了されているファンも実に多いですが、では、彼らは、これまでどのような音楽活動をし続けてきたのでしょうか。
早速、Survive Said The Prophetの経歴(歴史)を振り返ってみましょう。
Survive Said The Prophet結成経緯
Survive Said The Prophetは、元々ヴォーカル担当のYoshさんと元メンバーのTakuya Suzukiさんとで始めたバンドでした。
二人はそれぞれロックがやりたくて上京したものの、なかなか思い通りにいかず半ば諦めかけたところで出会います。
そして、二人は意気投合し、アルバイトの仲間だったIvanさんをスカウトし、スリーピースバンドとして立ち上がったのです。
とあるインタビューによると、たまたま音楽の話で盛り上がり思考がYosh・Takuya Suzukiさんと合致したことで、半ば強引にIvanさんをスカウトしたらしく、あまりのしつこさにほだされバンド加入したようですね。
その後、ヴォーカル不在で探していたYudaiさんにサポートメンバーとして入ってもらうようになり、本来ならば、YudaiさんがYoshを引き抜くはずだったのですが、逆にYudaiさんがベーシストとして引き抜かれることに・・・
その後も、サポートメンバーに入ってもらう形で信頼を築いたり、一度バンドを諦めようとしているところに遭遇し、結果としてバンドに加わったりと、ある種似たような境遇のメンバーが集まり、Survive Said The Prophetは本格活動スタートとなりました。
バンド名『Survive Said The Prophet』の由来
さて、Survive Said The Prophetというバンド名の由来ですが、これが実に彼らの音楽人生を如実に物語っている由来といえます。
実は、Yoshさん自身、紆余曲折して音楽でさまよい続けている中で先輩アーティストにアドバイスを求め、音楽に対する心構えを訪ねたことがあったそうです。
そこで帰ってきた言葉が、
「余計なことを考えずに続けろ、生き続けろ(=Suvive)」
だったそうです。
そして、Yoshさんは、
「もし自分が予言者(prophet)だとして、自身の唱えた質問になんと答えるのか」
と考えたところ、先輩アーティストと同じように、
「とにかく、信念を持って活動し続けろ!生き続けろ!」
というだろうと考え、Suviveというワードの後ろにSaid The Prophet(予言者が言った)というワードを繋げ、『Survive Said The Prophet』というバンド名が誕生しました。
まさに、一度バンドを諦めかけようとした苦しい渦中にあった彼らにピッタリなバンド名ですね。
ライブ・フェスでの活動の日々
Survive Said The Prophetは、ライブ・フェスを中心に音楽活動を続ける一方、2012年5月にインディーズレーベルとしてEP『Survive Said The Prophet』を限定配信させます。
そして、しばらくはインディーズとしての活動を続けながら、地道にファンを拡大させていくSurvive Said The Prophet。
この頃には、誰にも媚びない自身の音楽スタイルが完成し、その音楽を基軸に本格的に活動し続けていたというわけですね。
Takuya Suzukiの脱退、Tatsuyaの加入
元々はそれぞれがアーティストとして活動していく中で集結したロックバンドであることもあり、時間の経過とともに脱退するメンバーも現れます。
その一人が、Takuya Suzukiさんでした。
彼はバンド結成当初からのオリジナルメンバーで、ギタリストとして参加していたのですが、事情があって2015年にSurvive Said The Prophetを脱退。
そして、Survive Said The Prophetがレコードレーベル『ZESTONE RECORDS』と契約した2016年に、新たなギタリストTatsuyaさんが加入。
また5人組バンドとして活動していくのです。
メジャーデビュー
レコードレーベル『ZESTONE RECORDS』とも契約したSurvive Said The Prophetの活動は、より活発なものとなり、インディーズながらも、タイアップソングなどにも恵まれ100本以上開催したライブ・フェスも盛況・・・
2018年9月には、Sony Music Recordsから、自身4目のアルバムとなる『s p a c e [ s ]』をリリースしメジャーデビュー。
現在もライブ・フェスでの活動を中心に、多くのファンに愛される人気ロックバンドとして活動し続けているのです。
Yudai脱退
2021年4月2日、バンドのオフィシャルサイトに掲載されたお知らせにファンは声を失いました。
轟音ベースとスクリーミングヴォーカルでバンドを支えてきたベーシスト・Yudaiさんの脱退が発表されたのです。
サイド上に公開された本人からのコメントでは「これからはまだ誰も成し遂げていない目標を抱えて、今までとなんら変わらずに自分らしく挑戦する人生を進んでいこうと思っています。」と前向きに離別であることを表明しつつも、コロナ禍ということもありステージ上からファンに直接お別れを言えないことへの悔しさも滲んだものとなっています。
看板ベーシストとも言えるメンバーを失ってしまったSurvive Said The Prophetが今後どのような道を選択していくのか。
バンドとYudaiさんの今後を注意深く見守っていきたいところです。
Survive Said The Prophetメンバーのプロフィール
紆余曲折しながらも、アーティストとして成功したいという自身たちの夢を乗せて音楽活動し続けているSurvive Said The Prophet。
では、ここからは、メンバーそれぞれのプロフィールもご紹介していきますね。
Yosh(ヴォーカル担当)
Yoshさんは、1988年6月4日生まれ、東京都出身の32歳。
本名はYoshiya Morita(ただし、日本語表記は不明)。
学生時代、インターナショナルに通っていて、ほかの外国人の生徒がYoshiyaと発音しづらかった経緯から、Yoshと呼ばせるようになり、今の名義として使われています。
大学もアメリカの大学(フロリダ州にあるフルセイル大学)をたった2年で卒業するという頭脳明晰な人物。
その上、生徒会長も務めていて当時からカリスマ性を発揮していたYoshさんは超イケメン。
しかし、決して順風満帆な人生を過ごしてきたわけではありません。
アメリカ・オレゴン州でたまたまで合い結婚したご両親の間に生まれてきたYoshさんは、多少海外的思考なところもあるのか、意思がはっきりしているところもあり、どことなく中途半端な傾向が見られる日本の子供たちになじめなかったそうです。
もちろん、性格は人それぞれで、すべてが中途半端というわけではありませんが、どことなく空気を読む価値観に耐えられなかったのでしょう。
結果、インターナショナルスクールに通い、大学は海外で過ごしていたYoshさん・・・
その価値観は音楽にも多大な影響をもたらし、個性の強いアーティストとして現在人気を博しています。
Tatsuya(ギター担当)
Tatsuyaさんは、1989年7月11日生まれ、宮城県仙台市太白区出身の32歳。
本名はTatsuya Kato(ただし、日本語表記は不明)。
クラシックピアノを習い音楽と慣れ親しんだTatsuyaさんは、次第にニューメタルやハードロック・ヘヴィメタルを好むようになり、紆余曲折を経ながら2016年にSurvive Said The Prophet加入。
一度は音楽を諦めかけていたものの、うまいタイミングでSurvive Said The Prophetに加入できたことで、もう一度音楽への情熱を燃やし、アーティストとして活動しています。
なお私生活では、現在結婚もされていて、幸せな家庭を築いているとのこと。
ようやく公私ともに充実し、一人のギタリストとして魅力的な音楽を奏でているところです。
Ivan(ギター担当)
Ivanさんは、1988年10月25日生まれ、香港出身の31歳。
本名はIvan Kwong(ただし、日本語表記は不明)。
生まれも育ちも香港で、高校時代日本人の友人が出来たことをきっかけに、高校卒業後19歳の時に来日。
ヘヴィメタルをよく聴いていて、香港で過ごしていた頃から、ギターを演奏するだけでなく、ライブハウスにも足繁く通っていたんだとか・・・
なお、Ivanさんは、広東語も日本語も話せるバイリンガルでデザインアートもたしなみ、Survive Said The Prophetのジャケットのアートワーク全般を手がけています。
【2021年4月脱退】Yudai(ベース・スクリーム担当)
Yudaiさんは、1990年1月6日生まれ、宮城県仙台市青葉区出身の30歳。
本名はYudai Kato(ただし、日本語表記は不明)。
元々は
- L’Arc-en-Ciel
- THE BLUE HEARTS
などの影響を受けて音楽にはまり込み、ベーシストとして活動していたYudaiさん。
そして、別のバンドで活動しながらヴォーカル探しというか、Yoshさんを引き抜くためにSurvive Said The Prophetのサポートメンバーに加わるも、逆に自身が引き抜かれる形で正式メンバーへ。
単純に音楽一筋というわけではなく、バスケやスケボー・釣りが趣味で宅建の資格も所持し結婚もされています。
なお、Yudaiさんは、Survive Said The Prophetのベースだけでなく、スクリーム(絶叫という意味で、コーラスの叫び系と考えるとわかりやすい)も担当されているため、今となってはバンドの根幹とも言うべきメンバーですね。
2021年4月2日、バンドのオフィシャルサイトを通じ、YudaiさんがSurvive Said The Prophetを脱退することが発表されました。
脱退理由は明らかにされていませんが、「これからはまだ誰も成し遂げていない目標を抱えて、今までとなんら変わらずに自分らしく挑戦する人生を進んでいこうと思っています。」というYudaiさん自身のコメントも掲載されており、友好的かつ発展的な脱退であることが推測されます。
Show(ドラムス担当)
Showさんは、1989年11月21日生まれ、東京都町田市出身の30歳。
本名はSho Okada(ただし、日本語表記は不明)。
以前、RAVARというバンドに所属しリーダーも務めていたShowさんですが、実は最初は特にバンドには興味がなかったみたい・・・
ドラムを始めたのも、単純にゲームセンターで流行していたゲーム『ビートマニア』が上手くなるための手段として始めたのがきっかけ・・・・・・
そのほかパンクだけでなく、アニソンやJ-POP好きで、Survive Said The Prophetの音楽というか、ヴォーカルのYoshさんと考え方が180度違っていて、正式に加入するのを拒んでいたところもあったとか・・・
しかし、サポートメンバーとして活動していく中、次第に考え方が合ってきて、現在はSurvive Said The Prophetのドラムスとして精力的に活動されています。
Survive Said The Prophetのオススメソングベスト3
以上が、Survive Said The Prophetのメンバーの簡単なプロフィールです。
あまり素性を明かしていないため、詳細がわからない部分も多々ありますが、少なくともそれぞれが個々の音楽スタイルを持っていて、その個性を結集させた形で、Survive Said The Prophetが成り立っていることがわかりますね。
では、改めて、そんなSurvive Said The Prophetのオススメソングベスト3をご紹介していきますね。
Right and Left
出典:YouTube(Survive Said The ProphetのMV)
Right and LeftはSurvive Said The Prophetのメジャーデビューアルバム『s p a c e [ s ]』に収録され、Honda『シャトル』など複数のタイアップソングも起用された一曲。
イントロからサビまで、とにかくスタイリッシュでおしゃれな楽曲というのが第一印象!
イントロ・Aメロ・Bメロでは、ギターとYoshさんの歌声(イントロのみギターソロ)を掛け合わせながらシックな雰囲気を醸しだし、サビに入った途端にドラムが入り込み一気に盛り上がっていく・・・
もちろん、ヘヴィメタル感はそれほどなく、絶叫もほぼ無し・・・
サビに入ったヒートアップの調節も絶妙で芸術的な音楽ともいえますね。
ヘヴィメタルは苦手だけど、おしゃれで海外の雰囲気を堪能したい方には非常にオススメの楽曲なので、ぜひ一度『Right and Left』を聴いてみてくださいね。
RED
出典:YouTube(Survive Said The ProphetのMV)
REDはSurvive Said The Prophetの9枚目のシングルで、テレビアニメ「BANANA FISH」第2クールエンディングテーマにも起用された楽曲。
Right and Leftとは180度異なり、コーラスやスクリーム(絶叫)を効果的に聴かせ、ダークでミドルテンポでありながらもこれぞロックの醍醐味だとしっかり聴かせるロックに仕上がっています。
音楽のジャンルは全く異なりますが、J-POPで言うところのAimerさんの音楽のようなダークな世界観が一気に広がっていくので、彼女が奏でるようなダークな音楽で、なおかつロックで洋楽的な雰囲気を楽しみたい方は、REDを一度聴いてみてくださいね。
NE:ONE
出典:YouTube(Survive Said The ProphetのMV)
NE:ONEは、Survive Said The Prophetの7枚目のシングルで、アニメ映画『劇場版コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道』の主題歌にも起用された楽曲。
とにかく、NE:ONEはヘヴィメタル王道ともいうべき楽曲の一つで、
- 重低音が印象的なYoshさんの歌声
- ガンガン前に出てくるドラム・ベース音
- エレクトロ感満載のギターサウンド
など、まさにヘヴィメタルの魅力が満載。
純粋にヘヴィメタルやロックが好きな人にははまりやすい楽曲なので、ぜひ一度聴いてみてくださいね。
最後に・・・
皆さんいかがでしたか、今回は、Survive Said The Prophetの魅力を、彼らの経歴やメンバーのプロフィール、オススメソングベスト3を交えながらご紹介いたしました。
正直メンバー個人のプロフィールはあまり公開されていないので、不明なところも多々ありますが、少なくとも彼らの音楽スタイルは明確でわかりやすいので多くのファンが、彼らの楽曲を愛するのも頷けます。
ヘヴィメタル調やらおしゃれ感満載な楽曲などそれぞれ個性を持ちながらはっきりとしたメッセージが伝わる魅力的な音楽ばかりなので、ぜひ、皆さんにとっての最高の一曲をSurvive Said The Prophetの楽曲の中から探してみてくださいね。