THE BAWDIESは2004年に結成された4人組ロックバンドです。
50~60年代のサウンドを意識した本格的なロックンロールで、多くの人々を魅了し続けています。
本記事では、
「THE BAWDIESに興味がある!」
「THE BAWDIESの魅力ってどんなところ?」
と思っている方に向けてバンドの魅力や歴史、メンバーのプロフィールやオススメの曲などを紹介します!
目次
THE BAWDIESの魅力
THE BAWDIESの魅力は、エネルギッシュな古き良きロックンロールを現代の感性で甦らせていることです。
特にボーカルROYによる迫力満点の歌声は、本場のレジェンド達にも引けを取らない存在感を放っています。
オールドファッションな魅力はもちろん、活き活きとした躍動感も彼らの大きな魅力の一つです。
それからスタイリッシュにキメたスーツ姿も素敵ですよね。
バンドの歴史
THE BAWDIESは上記4名で構成されています。
バンドの始まり:The Sonicsとの出会い
ROY、JIM、MARCYの3名は小学生からの幼馴染で、高校に入るとTAXMANが加わります。
最初はバスケ部の活動に打ち込む傍ら、時々一緒に演奏をして遊んでいました。
しかし、転機が訪れたのは高校3年生の頃です。
レコード店で偶然流れていた60年代のガレージパンク・バンドThe Sonicsに、ROY達は大きな衝撃を受けます。
そして、The Sonicsのようなパワフルなロックンロールを世界に広めるためバンドを結成することを決意します。
「鎖国時代」から「開国」へ
しかし、The Sonicsのコピーをしても納得がいく演奏ができない日々が続きました。
そこでThe Sonicsのような60年代を生きた若者の感性に近づくため、当時のソウルやロックンロール以外は聴かず、ひたすら当時の楽曲をコピーし続ける「鎖国時代」に大学生活の後半を捧げます。
そして、「開国」をしたあと、ついにTHE BAWDIESとしての活動を開始します。
THE BAWDIESという名前は、The BeatlesのイニシャルであるBから始まる単語を探していたとき目にしたThe Bawdy Blues(Bawdy=みだらな Blues=ブルース)からインスピレーションを得て決められました。
2年間のインディーズ活動のあと、THE BAWDIESはメジャーレーベルとの契約を果たします。
メジャーデビュー:ロックンロールのスターダムへ
それからTHE BAWDIESはロックンロール・スターとしての軌跡を、力いっぱい駆け抜けていきます。
数々の作品をヒットチャート上位に送り込み、ステージ上で「夢が叶います!」とまで口にしたThe Sonicsとの共演を果たし、さらには3度の日本武道館公演を達成しています。
2010年には交通事故でJIMとMARCYが負傷し、ツアーを延期せざるを得なくなることもありました。
しかし、THE BAWDIESはそんな逆境も乗り越えてきました。
デビューから10年以上の月日が流れていますが、THE BAWDIESはいまだにロックンロールの伝道師として最前線で戦い続け、心躍るビートを鳴らし続けています。
メンバー紹介
THE BAWDIESはメンバー同士の仲が良いことでも知られています。
和気あいあいとお喋りしている姿は、見ているだけでも楽しい気持ちになります。
ここではそんなメンバーについて見ていきましょう。
ROY(Ryo Watanabe)
1983年7月16日生まれ。
THE BAWDIESのフロントマンでボーカルとベース、メインの作詞作曲を担当しています。
THE BAWDIESのトレードマークとも言える迫力のある歌声は、「鎖国時代」に毎日自分の歌声を録音しながら作り上げたのだそうです。
また、英語の歌詞や発音も外国の方にチェックしてもらっており、努力家としての一面がうかがえます。
ポジティブな性格と自分を評しており、バンドを引っ張っていくリーダーにピッタリかもしれません。
好きなアーティストにはRay Charles、Little Richard、Otis Redding、Sam Cookeといった50~60年代のブラック・ミュージックのレジェンドたちを挙げています。
2014年にモデルのAMOさんとの結婚を発表し、大きな話題となりました。現在は2人のお子さんがいらっしゃいます。
TAXMAN(Taku Funayama)
1983年11月21日生まれ。
主にギターを担当していますが、アルバムに1枚メインボーカルを担当する曲が収録されています。
明るい性格を自認していますが冷静なところもあり、メンバーのまとめ役に回ることが多いんだとか。
もちろんギタリストとしての技術も確かで、米国フェンダー社とエンドース契約を結ぶなどその実力は高く評価されています。
好きなアーティストはThe Beatles、Bobby Patterson、好きなギタリストはJimi Hendrix、Buddy Guyと60~70年代に活躍した幅広いアーティストの名が挙げられています。
JIM(Yoshihiko Kimura)
1983年5月26日生まれ。
THE BAWDIESでギターとコーラスを担当しています。
楽しそうに動き回りながら演奏をする姿が印象的で、THE BAWDIESが奏でる音楽を誰よりも楽しんでいるように見えます。
そんなJIMですが意外にも自分のことをコンプレックスの塊と評しており、中学校時代には不登校を経験したこともあったんだとか。
しかし、「ほんとに救われてるんですよ、音楽には」とインタビューで口にしたこともあるJIMの奔放な演奏には、聴く者を笑顔にするような楽しさが満ちています。
好きなアーティストにはThe Rolling Stones、好きなプレイヤーには Chuck Berryの名前を挙げており、ワイルドなロックンロールへの愛が感じられます。
MARCY(Masahiko Yamaguchi)
1983年11月8日生まれ。
THE BAWDIESのドラムとコーラスを担当しています。
クールなルックスが印象的ですが、その一方でメンバーからはイジられキャラとして可愛がられています。
落ち着きのあるタイトな演奏はメンバーの信頼を集めており、THE BAWDIESの欠かせない屋台骨と言えるでしょう。
趣味はゲームで、「モンスターハンター」の大会でDragon Ashの桜井氏と共に優勝したこともあります。
好きなアーティストはThe Beatles、好きなプレイヤーにはThe BeatlesのRingo starrとBooker T. & the M.G.’sなどで活躍したAl Jackson Jr.が挙げられています。
THE BAWDIESオススメの3曲
HOT DOG
THE BAWDIESを代表する一曲で、楽しく踊れるロックンロールサウンドが楽しめます。
軽快なイントロから勢い全開、なだれ込むようにしてハイテンションな60’sサウンドを繰り広げていきます。
そして、何といっても高らかに響くROYのシャウトが圧巻です。
骨太で、ブルースっぽくて、まるで古いレコードの中から飛び出してきたかのような有無を言わさぬスター性がほとばしっています。
ロックンロールのピュアな衝動が炸裂する3分間のショータイムは、THE BAWDIESの真骨頂と言えるでしょう。
※2010年にリリースされたメジャー2ndシングル『HOT DOG』の表題作になっています。
※メジャー2ndアルバム『THERE’S NO TURNING BACK』にも収録されています。
LEMONADE
アップテンポな『HOT DOG』とは異なり、『LEMONADE』はセンチメンタルなミドルテンポのナンバーです。
跳ねるようなリズムと「古き良き」という言葉がぴったり当てはまるサウンドが生み出す、カラっとした空気感が印象的です。
その一方でROYが歌い上げるメロディはほんのり切なく、そして優しく。
聴き終わったあとには胸に染みる余韻が残ります。
牧歌的ながらも、瑞々しくて甘酸っぱい魅力が詰まった一曲です。
※2012年にリリースされたメジャー7thシングル『LEMONADE』の表題作になっています。
※メジャー4thアルバム『1-2-3』にも収録されています。
KEEP YOU HAPPY
『KEEP YOU HAPPY』はタイトル通り、我々をハッピーな気持ちにさせてくれるナンバーです。
軽やかでゴキゲン、ポップで躍動的、シンプルで心地よいバンドサウンドのうえでROYが歌いあげる洋楽的なメロディが伸びやかに広がり、解放感にあふれたアンサンブルを創りあげています。
最初から最後まで心躍るような楽しさが絶えることはなく、健康的な高揚感が続いています。
時代も文化も超えて多くの人に響くであろう、普遍的なグッド・ミュージックと言えるでしょう。
※メジャー2ndアルバム『THERE’S NO TURNING BACK』に収録されています。
最新情報:ニューアルバム『BLAST OFF!』リリース!!
2021年9月22日にメジャー8thアルバムとなる『BLAST OFF!』がリリースされました。
楽しげでポジティブな雰囲気が印象的で、THE BAWDIESらしい魅力はそのままに90年代の洋楽ロックのエッセンスも感じられるバラエティ豊かな作品となっています。
最後に
本記事ではTHE BAWDIESの魅力や歴史、メンバーのプロフィールやオススメ曲の紹介、バンドの最新情報をお伝えしました。
ロックンロールの伝道師として最高の音楽を鳴らし続けるTHE BAWDIESの軌跡、これからも見逃せませんね!
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