大人気ガールズバンド・チャットモンチーのギターボーカルとして活躍した橋本絵莉子。
2018年に多くのファンに惜しまれながらバンド解散を迎えましたが、2021年12月、待望のソロアルバムのリリースが決定。今再び注目を集めているアーティストです。
この記事では、そんな橋本絵莉子のプロフィールや経歴、最新情報までたっぷりとご紹介していきます。
目次
橋本絵莉子 プロフィール
- 1983年10月17日生まれ 徳島県出身
- 愛称は「えっちゃん」
- 2000年4月 チャットモンチー結成・ギターボーカルを担当
- 2005年11月 チャットモンチーとしてメジャーデビュー
- 2018年7月 チャットモンチー解散
- 2019年9月 橋本絵莉子として本格的にソロ活動をスタート
「バンド女子が一度は憧れる存在」と言っても過言ではない、人気ガールズバンド・チャットモンチーのギターボーカルとして知られる橋本絵莉子。
小柄でキュートなルックスに、徳島弁訛りのおっとりとした話し方。そんなかわいい彼女が一度ギターを持って歌い出せば、誰もがそのギャップに驚くことでしょう。
どこまでも突き抜ける力強さとかわいらしさを兼ね備えたハイトーンの歌声と、キレのあるストロークでギターをかき鳴らす演奏スタイルで、たくさんのファンを魅了しました。
楽曲制作おいては、作詞をメンバーと分担して行いながら、ほとんどの曲の作曲を担当。
「詞から曲を作る」という独自のスタイルから生まれる、詩的ながらキャッチーな楽曲は、リスナーを魅了しただけでなく、多くの若手アーティストたちにも影響を与えました。
チャットモンチー解散後、現在はソロ活動を開始していますが、今なおその詞先行の制作スタイルは変わりません。
そんな独自の世界観、そしてキュートな歌声とパワフルなギタープレイでリスナーを魅了し続けるアーティストの一人です。
私生活では、2010年にロックバンド・tacicaのギターボーカル猪狩翔一と結婚。2013年には長男を出産しています。
橋本絵莉子の経歴
チャットモンチーでの活躍
橋本が音楽活動をスタートさせたのは2000年。高校生だった橋本は、同級生2人とチャットモンチーを結成し、バンド活動を始めました。
メンバーの入れ替わりを経て、ベースに福岡晃子、ドラムに高橋久美子が加入し、その後2004年に徳島で開催されたバンドコンテストで優勝します。
これがきっかけとなり、2005年11月にミニアルバム『chatmonchy has come』でのメジャーデビューが決定したのです。
新星ガールズバンドとして突如現れたチャットモンチーの人気は、飛ぶ鳥を落とす勢いで高まることとなります。
それぞれが生み出す個性的な歌詞と、キャッチーな楽曲を支える息ぴったりなバンドサウンド。そしてそれをひっぱる、どこまでも突き抜けていく歌声。
そんな「天才」とも評された独自の魅力が多くのファンを魅了し、2008年にはガールズバンド史上最速となる、デビューから2年4ヶ月での武道館公演を果たしました。
その後も精力的にバンド活動を行っていましたが、2011年にドラマー、そして作詞の面でバンドを支えていた高橋が脱退。
チャットモンチーは橋本・福岡の2人体制となり、活動に不安の声も多く寄せられました。
しかし「2人だからこそできる音楽がある」ことを体現するかのように、2ピースでの楽曲やキーボード、打ち込みなどを取り入れた、それまでにないパフォーマンスを披露し「チャットモンチー第2章」としてファンを魅了し続けました。
橋本は2017年にPeople In The Boxの波多野裕文とのユニット「橋本絵莉子波多野裕文」を結成し、アルバムをリリースするなど、他アーティストとのコラボも行っています。
そして2018年7月、チャットモンチーの「完結」が宣言され、最後の武道館ライブ、そして地元徳島でのイベントを最後に、バンドは解散します。
デビューから13年もの活動の中で、彼女らが日本の音楽界に与えた影響は大きく、現在活躍するアーティストの中にも「チャットモンチーに影響を受けた」という人は多いです。
橋本がギターボーカルとして引っ張ったチャットモンチーは、今なお多くの人に愛される、日本のバンド史にも語り継がれるべきガールズバンドだと言えるでしょう。
橋本絵莉子としてのソロ活動
先日発売の『Demo Series Vol.1』が好評につき、受注生産盤を販売致します。※ナンバリングや直筆サインは入りません。
【受注期間】10/10(木)12:00~10/21(月)12:00までhttps://t.co/yZXoGspe0k— 橋本絵莉子 (@HashimotoEriko_) October 10, 2019
バンド解散後は、他アーティストへの楽曲提供やサポート、CMソングの歌唱などの活動を少しずつ行っていた橋本。
そんな中、2019年に突如立ち上がったのが、橋本絵莉子としてのオフィシャルサイトでした。
「せっかくサイトを作るならオープン記念に曲やグッズも作りたい、と欲が出てきた」と本人も語っているように、このサイトの立ち上げをきっかけにソロ楽曲『かえれない』のMusic Video、そしてデモCD『Demo Series Vol.1』の発売が発表されました。
以降も少しずつソロ活動を続け、2021年12月、ついにソロ活動初となるフルアルバム『日記を燃やして』のリリースを発表。
10月にはアルバム収録楽曲『今日がインフィニティ』のMusic Videoが公開されました。
チャットモンチーの解散を経て、再び活動をスタートさせた彼女が、これからどんな音楽やパフォーマンスを見せてくれるのか、ますます期待が高まっています。
- 2019年4月 FM802開局30周年キャンペーンソング「メロンソーダ」歌唱
- 2019年9月 『Demo Series Vol.1』発売
- 2019年12月 ピッカピカの一年生 CM歌唱
- 2020年1月 アサヒ飲料「十六茶 そんな私でいいじゃない テント編」のCM歌唱
- 2020年6月 『Demo Series Vol.2』発売
- 2020年7月 上白石萌音オリジナルフルアルバムへ「白い泥」を楽曲提供
- 2020年10月 ナナヲアカリ2ndフルアルバムへ「メキシコサラマンダー」を楽曲提供
- 2021年4月 映画『海辺の金魚』主題歌「あ、そ、か」歌唱
ソロの新境地!橋本絵莉子・おすすめ楽曲
2019年から少しずつソロ活動をスタートした橋本絵莉子。
これまで発表されているのは数曲ですが、彼女の変わらない個性に、ソロならではの新たな魅力が加わった楽曲は必聴です。
ここからはそんな橋本がこれまで発表しているソロ楽曲について紹介していきます。
かえれない
『Demo Series Vol.1』に収録され、Music Videoも公開された楽曲です。作詞作曲はもちろん、歌やギター以外の楽器演奏も橋本が一人でこなしています。
楽曲自体は少ない音数とシンプルなフレーズで構成されているものの、その歌声と幅のあるメロディでしっかりと世界観やメッセージを届けてくれる1曲となっています。
また、サビの「初心には返れない そんなこと思えない」という歌詞からは、彼女の音楽に対する冷めることのない情熱を感じることができます。
そんな彼女のソロでのさらなる活躍を予感させる、音楽に対する静かな熱のこもった1曲です。
うらやましい人
2020年に発売された『Demo Series Vol.2』に収録された1曲で、Music Videoも公開されています。
こちらも作詞作曲、歌や演奏の全てを橋本一人が担っています。
『かえれない』同様にシンプルな楽曲ですが、豊かなコーラスワークやサビで一気に世界が広がっていく展開が橋本らしい、魅力のつまったアレンジとなっています。
またYouTubeに公開されているMusic Videoは360°VR仕様で、ユーモアあふれる映像作品を見ることができます。
今日がインフィニティ
2021年12月リリースの1stフルアルバム『日記を燃やして』に収録予定の楽曲です。10月に先行してMusic Videoが発表されました。
映像を見てわかるように、サポートメンバーを加えたバンド編成での演奏。「バンドで歌うえっちゃんがもう一度見られるなんて」と、ファンから喜びの声も多く寄せられました。
Bメロから一気に盛り上がる歪んだギターサウンドや「解散はできないようにもうバンドは組まない」「なくなるまで燃やしてく」という歌詞から、彼女の中にふつふつと燃える音楽への強い思いが感じられます。
12月のアルバム発売に向け「他の楽曲も早く聴きたい!」というファンの気持ちをさらに強く掻き立てる1曲です。
- ・2021年12月8日(水)発売予定
- ・通常盤は各店舗限定特典付き
- ・CD+Tシャツなどのグッズが付いた豪華版もあり
- ・スウェットやカセットテープなどのアルバムグッズも販売
橋本絵莉子 まとめ
人気ガールズバンド・チャットモンチーのギターボーカルとして活躍した橋本絵莉子。
数々の名曲を世に送り出してきた彼女は、バンド解散を経て今なおソロとして音楽と向き合い、独自の世界観から生まれる温かい楽曲を私たちのもとへ届けてくれています。
「表面的にはゆるく、内面はふつふつ燃えながら、その時その時を大切に、先のことはあまり考えず活動していく」と語る彼女が、これからどんな音楽を聴かせてくれるのかとても楽しみです。
橋本絵莉子のさらなる活躍に、目が離せません!
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