Gacharic Spin(ガチャリックスピン) – 超絶技巧ガールズバンド! その経歴や魅力を徹底解説

Gacharic Spin(ガチャリックスピン) – 超絶技巧ガールズバンド! その経歴や魅力を徹底解説

Gacharic Spin(ガチャリックスピン)「全力エンターテイメントガールズバンド」と名乗り、2009年に活動を開始した6人組で、略してガチャピンと呼ばれています。

2021年放送のTV番組『マツコの知らない世界』で「ガールズバンドの世界」と題した特集が組まれました。
番組にゲスト出演したSHOW-YAの寺田恵子が、Gacharic Spinを「超攻撃的&ド派手な最強ロックバンド」で「全員がテクニックモンスター」だと激推ししました。

楽曲のほとんどを自らで制作し、教則動画に出演するメンバーもいるほど超絶テクニックを持つ実力派。
かわいい見た目によらず激しいライブパフォーマンスに注目されています。
年間100本以上のライブを行っていたこともあるライブバンドで、海外ツアーの経験も多く、世界から高く評価されています。

この記事では、Gacharic Spinの驚きの経歴・メンバー紹介・全力でエンターテインメントをしている姿、楽曲紹介や魅力をお伝えしています。
メンバーチェンジも多く、パートチェンジやダンスパフォーマーが参加した時期もある波瀾万丈な彼女たちの歴史をご紹介します。

あわせて読みたい!

Gacharic Spinとは

Gacharic Spinのメンバー


(画像左上から右)
オレオレオナ(Vo./Key.)
はな(Vo./G.)
yuri(Dr.)
(画像左下から右)
F チョッパー KOGA(B.)
アンジェリーナ1/3(Mic Performer)
TOMO-ZO(Gt.)

Gacharic Spinの経歴

2009年、F チョッパー KOGAとはなが中心となり結成。

同年にギターとボーカルを入れた4人組でライブ活動を開始。

同年に初代ギターが脱退後にTOMO-ZOが加入。

2012年、初代ボーカルが脱退後、サポートだったオレオレオナが正式加入。

精力的に活動を続け、2014年10月にビクターエンタテインメントからメジャーデビュー。

2015年に「Don’t Let Me Down」がアニメ「ドラゴンボール改」のエンディングテーマに選ばれ、2016年より「シャキシャキして!!」CM「メガシャキ」で使われるなど、着実に知名度を上げていき、2017年には日比谷野外大音楽堂でワンマンライブを開催

2019年リリースの結成10周年ベストアルバム『ガチャっ10BEST』のジャケット写真には、手塚プロダクションとのコラボレーションで、火の鳥に乗ったメンバーが描かれています。

2021年『Gacharic Spin』とセルフタイトルを名付けたニューアルバムをリリース。

メンバーチェンジ遍歴

2009年結成当初からのメンバーは、F チョッパー KOGA(B)、はな(Vo./Dr.)の二人。

同年にTOMO-ZO(Gt.)が加入。

2012年オレオレオナ(Vo./Key.)が正式加入。

2013年より2018年はパフォーマーとしてガチャガチャダンサーズが3名ライブ要員として参加。

2019年現役女子高生のアンジェリーナ 1/3(Mic Performer)が加入。

2019年yuri(Dr.)が加入したことで、はなが(Vo./G.)にパートチェンジ。

MEMO

F チョッパー KOGAが作成した12分でわかるGacharic Spinの歴史がわかる動画があります

Gacha Chronicles 2009-2020/Gacharic Spin

メンバープロフィール

2021年現在、所属しているメンバー6人を紹介します。

F チョッパー KOGA(B.)


名前:F チョッパー KOGA
誕生日:1986年12月22日
血液型:O型
出身地:愛知県
趣味:犬の散歩
特技:どこでも寝れる事
影響を受けたアーティスト:Primus

バンドのリーダーで、結成メンバーの一人です。

Gacharic Spin結成前にガールズバンド「THE PINK☆PANDA」(のちに「BLiSTAR」と改名)のメンバーとして活躍していました。

「THE PINK☆PANDA」でSHOW-YAが主催する「NAONのYAON」にも出演しています。

「THE PINK☆PANDA」から脱退した2009年に、はなとGacharic Spinを結成しました。

また「BASS MAGAZINE」2015年10月号の表紙に選出されるほど、ベースの技術が広く認められています。

バンド活動を開始する前に、古賀美智子名義で芸能活動をしていた時期もあります。

F チョッパー KOGA 名前の由来

  • 「チョッパー」は、ベースのチョッパー奏法(スラップ奏法とも呼びます)が得意なところからきています。
    また「F」は、フェロモンのFから付けられています。
    (正しい頭文字は「P」後から気づきましたが、そのまま活動しています)

はな(Vo./G.)



名前:はな
誕生日:1986年5月16日
血液型:O型
出身地:非公表

バンド結成時からのメンバーです。

さまざまな楽器を演奏できますが、Gacharic Spin結成前はロックバンド「ARMERIA」のB.として活動していました。

「ARMERIA」解散後、F チョッパー KOGAから「ドラムを叩くはなが好き」と口説かれたことがきっかけで、Gacharic SpinでDr.を担当することになりました。

2019年にyuriが加入するまではDr.を担当し、ツインペダルを使った力強いドラムを叩いていました。

エアロフォンを吹く楽曲もあり、天才的な才能を感じさせるまさにマルチプレイヤーです。

音楽を始めるきっかけ

  • 父がトランペット奏者で、楽器を勧められても最初は断っていたそうです。
    その後、中学生でガールズブラスロックバンドにVo.として参加していましたが、楽器に触れたのは高校生になってから。
    高校でさまざまな楽器に触れ、音楽の楽しさに気付いたことがきっかけで今に至っています。

TOMO-ZO(Gt.)



名前:TOMO-ZO
誕生日:1988年9月10日
血液型:A型
出身地:長野県
出身校:フリースピリット音楽芸能学園

2009年初代Gt.脱退後、2代目Gt.としてオレオレオナも所属していたガールズバンド「EU PHORIA」が解散した後に加入しました。

Gacharic Spinのカワイイ担当です。

フリースピリット音楽芸能学園の出身で、Gacharic Spin加入後も相川七瀬のバックバンドに参加したり、ギターの教則動画に出演したりしています。

MEMO

はなのVo./Gt.へのパートチェンジは、2018年にTOMO-ZOが入院してライブに出られなくなったときに、はなが代打でGt.としてステージに立ったこともきっかけのひとつです。

オレオレオナ(Vo./Key.)



名前:オレオレオナ
誕生日:1987年11月10日
血液型:O型
出身地:東京都

TOMO-ZOと同じくガールズバンド「EU PHORIA」の元メンバー。

2012年3月にサポートメンバーから正式加入しました。
サポートとして入ったのは、前のバンドでやりきった思いがあったことや、誰かと何かをやるのは自分には向いていないのではないかと思ったからです。
しかし初代Vo.が脱退してピンチというときに、前向きに頑張るメンバーの姿を見て、「この人たちと夢を見たい、バンドをやりたい」と思い加入した経緯があります。

Gacharic Spinのセクシー担当でオレオ様と呼ばれています。

MEMO

加入当初はブラウンのロングヘアで可愛い雰囲気だったので「何となくセクシーじゃね?」ということで、セクシー担当に。
現在は金髪でショートヘアのため、雰囲気がガラリと変わっていますが、顔立ちが良いためどちらも似合っています。

アンジェリーナ1/3(Mic Performer)



名前:アンジェリーナ1/3
誕生日:2001年12月25日
血液型:A型
出身地:非公表
趣味:ライブ
特技:バスケ

2019年に現役女子高生でMic Performerとして加入。

加入のきっかけは、F チョッパー KOGAが新しい血を入れようとメンバーを探している時に、学園祭で歌っている姿にピンと来たそうです。

バンド経験はGacharic Spinが初めてですが、ステージでの堂々とした姿がすでに大物の貫禄を見せています。

2021年4月よりラジオ番組「アンジェネレーションラジオ」のDJも担当。

アンジェリーナ1/3 名前の由来

  • 名前の「1/3」は、スペイン、フィリピン、日本の3つ血が入っていることから付けられました。
    通称はアンジーです。

yuri(Dr.)



名前:yuri
誕生日:1995年3月6日
血液型:O型
出身地:東京都

2016年に解散したガールズバンド「LAGOON」の元メンバー。

LAGOONとGacharic Spinは対バン経験があったことがきっかけで、はながVo./Gt.となるタイミングの2019年3月に加入しました。

Instagramでは可愛らしい写真がたくさん掲載されていますが、その見た目によらずパワフルなドラムを叩いています。

しかしワンマンライブではVo./Gt.を担当する楽曲もあるのが、エンターテイメントの追求を続けるGacharic Spinのメンバーであるゆえん。

MEMO

2021年結婚を発表。
出産のために半年間休んでいましたが、2021年10月に復帰しました。

バンド名の由来は?

Gacharic Spinというバンド名は
「ガチャガチャした音楽がやりたかったから」
という理由で名付けられました。

Gacharic Spinの魅力

Gacharic Spinは「全力エンターテイメントガールズバンド」と名乗っているだけあり、全力で行っているさまざまな活動の一部をご紹介します。

教則動画に出演する程のテクニック!

圧倒的な演奏力を持つGacharic Spinのメンバーは教則動画にも出演しています。

F チョッパー KOGAの教則動画

TOMO-ZOの教則動画

カラオケをオマージュしたMV

2016年にリリースしたアルバム『確実変動 -KAKUHEN-』に収録されているバラード曲「白がこの街と僕を染める」のMVです。
MVは昭和を彷彿させるような作風になっています。
メンバーがスナックで働いている設定で、バブル時代を意識した衣装とメイクで出演しておりエンタテインメント感抜群です。
またカラオケボックスに来てしまったと思ってしまうような、カラオケ用の歌詞が表示されます。
間奏に入ると「間奏約24秒」など細かい芸まで仕込んであります。

激しいCMソング

メンバーが出演した「メガシャキ」のCMソングとなったこの楽曲。
ポップでキャッチーな歌謡曲風ナンバーに仕上がっています。
MVもド派手で振り付けも真似したくなる、彼女たちらしい作品です。

YouTubeチャンネルで爆笑必至の天才的才能を発揮

はながYouTubeチャンネルで、2020年のステイホーム期間に家にあるものを使い、Nirvanaの代表曲を演奏しています(演奏は8:40から)。
はなの音楽的才能が発揮されていることがわかりますが、衝撃的で思わず笑ってしまう作品となっています。
この動画は、海外の反応が非常に多く話題となりました。

アイドルの楽器演奏指導

AKB48が2012年リリースした楽曲「GIVE ME FIVE !」で楽器演奏をすることになった際、F チョッパー KOGA、はな、TOMO-ZOが演奏指導を行いました。
このMVは彼女たちの指導もあってできた作品です。

ドッキリ

2020年リリースのアルバム『Gold Dash』収録の「超えてゆけ」を提供したTHE BACK HORNの菅波栄純が今年開始したプロジェクトeijun
そのフィーチャリングボーカリストとしてアンジーが選ばれたことをF チョッパー KOGAがドッキリとしてYouTubeチャンネルで報告。
動画では、驚きと嬉しさで涙するアンジーの様子が見られます。
今までもラジオ番組が決定した際にドッキリが仕掛けられました。

最新情報

メジャー5th アルバム『Gacharic Spin』リリース

2021年9月8日リリースのセルフタイトル『Gacharic Spin』は、メンバーが初めてセルフプロデュースを行った作品です。
セルフタイトルに込めた想いは「ライブがなかなかできないご時世の中でもバンド活動を続けていく」という決意です。

アルバムリード曲「I wish I」

現在の彼女たちの魅力が詰まったアルバムのリード曲です。 
軽やかさと重厚さのコントラストがハッキリと描き出されたヘヴィなロックナンバーで、彼女たちの超絶テクニックが存分に楽しめるアレンジになっています。
自分の意見と相違するものを、正しさのもとで排除するような風潮に心を痛め「自分を大切にすることで“世界は美しい”ことに気づいてほしい」との想いを込めた歌詞は、主にアンジーとF チョッパー KOGAが紡いだもの。
尖った気持ちを吐き出すようなアンジーの表現と、はなとオレオレオナの歌が絡み合い、心に刺さります。

等身大でありながらも、人の心の闇を描くこの楽曲の最後に
〈「世界はとても美しい」〉
と言い切るところがこの楽曲の聴きどころでしょう。
「いろいろなことがうまく行かない世の中でも希望を見出したい」という気持ちで作ったという楽曲は、この時代を色濃く反映しており、辛くても生きていこうというメッセージソングにもなっています。

MVの監督をしたのは女性クリエーターの坂本あゆみ。
映画『FORMA』で第64回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門にて国際批評家連盟賞を受賞したことで知られています。

eijunのフィーチャリングボーカル

eijunが2021年11月5日リリースした楽曲「愛の蹂躙 (feat. アンジェリーナ1/3)」アンジーがフィーチャリングボーカリストとして参加しています。
eijunはポップスを追求するプロジェクトですが、アンジーの個性を生かしたヘヴィなバンドサウンドの楽曲となっています。
Gacharic Spinとは違うヘヴィさと、アンジーの美しいファルセットを聴くことができます。

まとめ

この記事では、Gacharic Spinの経歴・メンバー紹介・魅力や楽曲紹介を行いました。

Gacharic Spinは、超絶テクニックを持つ本格派のロックバンドです。
また波瀾万丈な歴史を持ちながら、全力でエンターテイメントに徹する姿が印象的でした。

現在、海外での活動は行えていませんが、世界中からコメントが届く彼女たち。
コロナウイルス感染症の流行が落ち着いた頃に、再び世界に向けて活動する日がくるのではないでしょうか。

あわせて読みたい!

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事