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TETORAの経歴
TETORAは2022年で結成5年、現メンバーになってからの活動は4年目を迎えます。
現在に至るまでどんなことがあったのか、TETORA結成から今日までの経歴を解説します。
結成〜TETORAになるまで
現・TETORAの前身バンド「TETRA」が結成されたのは2017年4月のこと。
ボーカル・上野の「いつか京都大作戦に出たい!」という思いのもと、男女4人組バンドとしてスタートしました。
しかし活動開始から半年経たずして、ギターとドラムが別のバンドの活動を優先するために脱退。
このタイミングで現メンバーであるミユキが自ら名乗りを上げ、サポートメンバーとして加わります。
結成当時、ボーカル・上野以外は全員男性。
ボーカルを見て「女性バンドか」と偏見を持たれたくないという思いから、上野自身が自分以外を男性メンバーで固めたそう。
TETRA結成から1年後の2018年4月、今度はベースが脱退。
一時は上野のみになるものの、5月にはサポートメンバーだったミユキが正式に加入することが決定します。
そして2018年6月には1stシングル「koko」をライブハウス限定でリリース。
翌7月にベース・いのりの正式加入が決定すると、9月にはバンド名を「TETRA」から「TETORA」へと変更し、本格的な活動をスタートさせました。
TETORAとしての活動スタート
「TETORA」へと改名した2018年9月、YouTubeに「ずるい人」のMVを公開します。
するとじわじわと注目を集め、翌10月にはデモシングル「イーストヒルズ」を大阪タワーレコード丸ビル店舗限定でリリース。
さらに、大阪・ミナミエリアで行われるライブサーキットイベント「MINAMI WHEEL 2018」への出演も決定。
同時にレコ発ライブも決行し、関西エリアで注目のバンドへと成長を遂げます。
勢いに乗った彼女たちは、12月に初となる自主企画「今の世代」を敢行。
他バンド2組を招いたスリーマンライブを大成功に終わらせました。
さらに、翌2019年3月にはライブサーキットイベント「見放題東京」へ出演。
6月にリリースした1stアルバム「教室の一角より」はインディーズながらオリコンランキングで最高37位を記録するなど、人気は全国へと拡大していきます。
YouTubeに公開した楽曲たちも邦楽ロック好きの間で話題となり、翌年の大型音楽フェスへの出演が続々と決定。
人気バンドへの仲間入りを果たしました。
2018年からYouTubeへの投稿を始め、2022年7月現在で公開されているMVは15本以上。
2019年6月に公開された「今日くらいは」は再生回数1480万回を記録しています。
コロナ禍〜現在
2020年2月、1stシングルとなる「あれから」をリリースすると、オリコンランキングで最高17位を獲得。
すっかり話題の存在となり、「VIVA LA ROCK」「百万石音楽祭」など様々な大型音楽フェスへの出演が決定します。
バンド結成の目標でもあった「京都大作戦」への出演も決まり喜ぶ彼女たちでしたが、ここで予想もしなかったトラブルが発生。
なんと新型コロナウイルスの大流行により、ほとんどのイベントが中止になってしまったのです。
しかしそんな中でも活動を諦めなかった彼女たちは、YouTubeに次々と楽曲を公開します。
精力的に音楽を発信し続けた結果、2021年4月に初となるタイアップを獲得。
TETORAの楽曲「正直者だな心拍数」が、テレビ朝日の番組「トゲアリトゲナシトゲトゲ」の4月度エンディングテーマとして起用されました。
さらに、翌月も「本音」が同番組のエンディングテーマに決定。
彼女たちの勢いと同時に徐々にイベントも復活し始め、2021年は「VIVA LA ROCK」「京都大作戦」への出演を果たしました。
また、同年はZepp TokyoとZepp Osaka Baysideにて大規模なワンマンライブを敢行。
両日とも大成功に終わらせ、若い世代を中心にますます人気の存在になりました。
2022年は3rdアルバム「こんな時にかぎって満月か」のリリース、ライブ、大型フェスへの出演がすでに決定済み。
さらなる活躍が期待されています。
TETORAの人気曲5選
TETORAの楽曲はサウンドだけを聴くと迫力満点ですが、歌詞はとても繊細。
特に失恋ソングに深く共感する女性は多く、SNSを中心に話題になっています。
人気の5曲を厳選して紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
今日くらいは
「今日くらいは」は2019年にリリースされた1stアルバム「教室の一角より」に収録されている楽曲です。
ライブ映像を使用した公式MVはボーカル・上野の熱いMCから始まりますが、楽曲の内容は失恋ソング。
長い時間を一緒に過ごした恋人との別れが歌われています。
自分の恋を重ねて切ない気分に浸れる歌詞が並んでいますが、特に注目したいのは<分かりたかった/でも一度も君の心が/分からなかった>というフレーズ。
付き合い始めの頃は気持ちが盛り上がるため、相手のことをよく理解したような気になるものです。
しかし、すれ違い始めたときにようやく「相手のことを何もわかってなかったかも」と気づき、立ち直れないほど落ち込むことがありますよね。
そんな虚無感を見事に表しているフレーズだと思います。
叫びにも似た情緒的な歌声にも注目です!
ずるい人
「ずるい人」は、2018年10月にタワーレコードにて限定発売したシングル「イーストヒルズ」に収録されている楽曲。
<君に書いた歌を本人が歌うなよ>というストーリー性たっぷりの歌詞から始まります。
しかしその物語性とは裏腹に、トータル2分未満ととても短いのが注目のポイント。
実は同曲はボーカル・上野の実体験が元になっており、『楽曲に出てくる「君」のことをズルズル歌ってしまうことが悔しい』という思いから1番だけしか作らなかったそうです。
<君の汚い部屋は落ち着くの/洗濯物の山/一緒に行くコインランドリー/そのくらいのデートがいつも幸せだったの>というリアルな歌詞は、明確な相手がいるからこそ生まれるのかもしれませんね。
楽曲に登場する「君」が歌っていた歌は、TETORAの「告白」なんだそう。
つまり「ずるい人」と付き合っていた時に生まれた楽曲が「告白」ということですね。
知らん顔
「知らん顔」は2020年5月にリリースされた1stシングル「あれから」に収録されている楽曲です。
同曲で歌われているのは、付き合っている彼氏に対する思い。
といっても「世界で一番好き!」という甘い内容ではなく、自分の思いに気づかないふりをする相手に対してのモヤモヤとした感情が歌われています。
<でも私はそれ以上に/君以上に/好きでいるのにな>、<知らないふりをしてるって事/本当は本当はちゃんと/分かっているのにな>という歌詞には切なさが滲み出ていますね。
思いを伝え続けたけど叶わなかった恋の経験がある人は、強く共感できるのではないでしょうか?
素直
「素直」は2019年にリリースされた1stアルバム「教室の一角より」に収録されている楽曲です。
<こんなのじゃ/悲しんでるみたいじゃないか/悲しくはないのに>という強がるようなフレーズから始まる同曲は、最後まで何を歌っているのか不明確なのが興味深いポイント。
そんな中でより具体的な様子がわかるのが<バイト終わり/本当のこと言えてたら/どうなってた?>という歌詞と、そのあとに続く<「うん、私もそう思ってた」>という歌詞です。
ここから推測すると、同曲の主人公は恋人とすれ違い始めた人物。
おそらくバイト終わりに別れ話をされたのでしょう。
本当は別れたくなかったものの、「私もそう思っていた」と返答してしまう…そんな「素直になれなかった」後悔が歌われているのではないでしょうか?
是非みなさんもそれぞれの考察を楽しんでくださいね!
レイリー
「レイリー」はTETORAの楽曲の中でも一際やさしい印象が強い楽曲。
「恋愛の曲ではなく、自分の考えや精神を書いた」とボーカル・上野本人が語っている通り、未来に対する強い意志が歌われています。
<誰にも歌えない歌を歌ってあげる/うるさい人混みなんてほっといて/残していくのは私達だ>というフレーズは、まさに彼女たちのこれからを表しているようですね。
他の楽曲にはないやわらかな歌声も注目したいところ。
TETORAの楽曲テイスト、表現方法の幅広さを感じさせる一曲です。
2019年にリリースされた1stアルバム「教室の一角より」に収録されているので、ぜひチェックしてくださいね。
TETORAまとめ
コロナによる規制が緩和されつつある今こそ、TETORAが大躍進すること間違いなし!
活動の範囲も関西圏のみならず日本全国に広がりつつあります。
どこでどんなパフォーマンスが見れるのか、どんな楽曲をリリースするのか、楽しみに待ちましょう。