クジラ夜の街【超詳細解説】ファンタジーを創るバンド！経歴や魅力を徹底解説

クジラ夜の街のおすすめ曲3選

2023年5月10日にリリースされたEP「春めく私小説」収録曲。童謡「お正月」をそのまま引用した歌い出しから、その柔軟なアイデアに驚かされるキラーチューンです。春の訪れを感じさせるような爽やかなロックサウンドが、心地良いドキドキ感を演出します。

しかしその一方で、バンドの演奏は非常にタイト。手数の多いフィルインを随所に挟み込み楽曲を盛り上げる秦のドラミングや、まるで終始ソロを弾き続けているかのような山本のメロディアスなギタープレイも聴きどころです。

過去の自分に背中を押され、夢に向かって走り出す少女の姿を描いた歌詞からは、前に進むパワーを貰えます。

2023年5月10日にリリースされたEP「春めく私小説」のリード曲。

特撮の主題歌を思わせるようなムーディーな歌唱とファンキーなギターリフが耳に残るAメロから、盛り上がり必至のキャッチーなサビ、更には熱いギターソロなど、ジェットコースターのような楽曲展開が楽しい一曲です。

佐伯による怪しげなベースラインや必殺の高速スラップは、歌詞に登場する謎多きダークヒーローの姿とリンクします。

全編アニメーションで制作されたMVも必見。大人気アニメ「オッドタクシー」を手掛けた木下麦が監督し、獣のヒーローとある少女の物語が展開されています。

2020年2月20日にリリースされたミニアルバム「星に願いを込めて」のリード曲。MV再生回数は約38万回にのぼり、ほとんどのライブで前奏曲「夜間飛行」とともに演奏されている、彼らの代表曲です。

もう会えない大切な人への想いを語る、切ない一曲。夜空に浮かぶ星々を彷彿とさせる煌びやかなサウンドとドラマチックな言葉選びは、現在の彼らの代名詞となっている「ファンタジー」という方向性を決定付けました。感情を剥き出しにした宮崎の歌声は、心の奥底まで響きます。

ライブで披露する際には、「スーパードラマー秦愛翔」の掛け声を合図に秦がドラムソロを披露するのが定番。一度曲を止め、バンドが一丸となってクライマックスに向けて盛り上がっていく楽曲終盤は、彼らのライブのハイライトとなっています。

「世界一のバンドになります」という大胆不敵な宣言とともに、メジャーのフィールドへと飛び込んだクジラ夜の街。その頼もしい姿を見ていると、彼らが目標としている日本武道館、さらにはその先のステージに4人が立つ未来が、早くも目に浮かびます。

ぜひ皆さんも、YouTubeや各ストリーミングサービスで楽曲をチェックし、クジラ夜の街の音楽が織りなす世界に浸ってみてください。