クジラ夜の街【超詳細解説】ファンタジーを創るバンド! 経歴や魅力を徹底解説

クジラ夜の街【超詳細解説】ファンタジーを創るバンド! 経歴や魅力を徹底解説

クジラ夜の街のメンバー

宮崎 一晴(Vo./Gt.)

バンドのリーダー的存在でもあるフロントマン・宮崎 一晴(みやざき いっせい)。荒々しい叫びから、温かく語り掛けるような繊細な歌唱まで、様々な表情を見せるボーカルで、クジラ夜の街が紡ぐ物語の語り部を務めます

ほぼすべての楽曲で作詞作曲も担当。そのキャッチーなメロディとファンタジックな世界観が、バンドの核となっています

彼のルーツにあるのは、ストーリー性のある楽曲で知られる音楽ユニット・Sound Horizonや、子どものころにプレイしていたRPGなどのゲーム音楽。幼少期から幻想的な音楽に親しんでいたことが、現在のバンドの音楽性に繋がっていると言えるでしょう。

山本 薫(Gt.)

サラサラのロングヘアーが印象的なギタリスト・山本 薫(やまもと かおる)。ロックらしさ全開のギターソロからトリッキーなサウンドを活かしたバッキングまで、バラエティ豊かなプレーでクジラ夜の街の世界を彩ります

そんな彼が音楽に興味を持ち始めたのは、小学4年生の時。RADWIMPS相対性理論といったバンドに夢中になりました。

そして、中学2年生の時に、父親の持っていたギターに何気なく触れたことがきっかけでバンドを志すように。現在も父親のギターをライブなどで使用しています。

佐伯 隼也(Ba.)

派手な髪色のマッシュヘアがトレードマークのベーシスト・佐伯 隼也(さえき じゅんや)。「えきさー」の愛称でも親しまれています。

高校で軽音楽部に入部するまでは、バンドにほとんど興味がなく、楽器経験もなかった佐伯。現在では、5弦ベースを駆使し、広い音域を縦横無尽に操るベースソロでフロアを沸かせています

そんな彼は、マンガ「ONE PIECE」の大ファン。「ワンピースニキ」を自称しています。

秦 愛翔(Dr.)

気迫あふれる力強い演奏が魅力のドラマー・秦 愛翔(はだ まなと)。通常のドラムセットだけでなく、ティンパニやアイルランドの打楽器・バウロンなども使用し、クジラ夜の街の幅広い音楽を支えています

また、抜群のトークスキルでMCでもライブを盛り上げ、バンドの公式TikTokの運営も担当するなど、広報的な役割も担っています。

「可愛い先輩がいたから」という理由で中学1年生から吹奏楽部に入部し、ドラムを始めた秦。バンドとしての目標について、国民的なバンドになることに加え、バンドのテーマパークを作りたいとも語っています。

クジラ夜の街の経歴

強豪軽音楽部で全国優勝

メンバーが出会ったのは、軽音楽の強豪校として知られる東京都立武蔵丘高等学校。2017年に同校に入学した4人は、入部から2か月後の学内オーディションを経て、各パートで優秀な生徒を集めて組まれる学年代表バンドとして6月21日に結成されました

活動開始直後から、数々のコンテストや学外のライブイベントに出演した彼ら。高校3年生となる2019年から、大きな結果を残し始めます。

3月27日に下北沢で開催されたサーキットイベント「下北ハイスクール音楽祭2019」では、彼らのライブ中に会場が満員となり入場規制が発生したことが話題に。そして、6月9日の「第12回 全国高等学校軽音フェスティバル in 大阪城」では、オリジナル部門にて最優秀賞を獲得。全国優勝という栄冠を勝ち取ります

彼らの快進撃は、高校軽音の世界を飛び出てさらなるフィールドへ。ロッキング・オン主催のオーディション「RO JACK」で優勝し、8月3日には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に出演。さらに、オーディション「出れんの!?サマソニ!? 2019」を制し、8月18日には「SUMMER SONIC 2019」に出演。

現役高校生ながら、日本を代表する大型フェスに立て続けに出演するという快挙を成し遂げました

MEMO

クジラ夜の街が結成された4人の母校・東京都立武蔵丘高等学校の軽音楽部は、数々の大会やコンテストで輝かしい実績を残してきたことで有名。これまでに、突然少年錯乱前線などのバンドを輩出しています。

オリジナル曲以外演奏してはいけないなど、普通の軽音楽部とは一味違う活動を行う同部。宮崎・山本・秦はその噂を聞きつけ入部しましたが、佐伯は学校が近所であるため武蔵丘高校に入学し、入部するまで軽音楽部が強豪であることを全く知りませんでした。

佐伯は、何気なく軽音楽部に入部し、同学年にベース経験者がいなかったためクジラ夜の街に加わることができた自身を「ラッキー人間」と表現しています。

EP「春めく私小説」でメジャーデビュー

2019年9月15日に開催された武蔵丘高校の文化祭をもって部活動を引退した彼ら。約3か月の活動休止期間を経て、12月から学外での本格的なライブ活動を始めます。

2020年2月20日、待望の1stミニアルバム「星に願いを込めて」をサブスク配信リリース。3月1日には通販とライブ会場でCDも発売されます。3月15日に渋谷Milkywayにて開催が予定されていた自主企画ライブ「夜景捜査vol.1」は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったものの、チケットがソールドアウトになり、リスナーからの大きな期待を感じさせました。

12月1日には、渋谷CLUB QUATTROにて初のワンマンライブ「夜景捜査 Vol.0」を開催。有観客かつ配信も行われた同公演で、全国のファンにパフォーマンスを届けました。

そして、2021年2月17日に初のフルアルバム「海と歌詞入り瓶」をリリース。さらに、2月27日に約1時間の無料配信ワンマンライブ「透視」を決行し、ファン層を拡大させます。6月21日に渋谷WWWにて開催されたワンマンライブ「4歳」は、チケットが即日完売となりました。

2022年11月30日には、ライブ音源も収録された2ndアルバム「夢を叶える旅」をリリース。タワーレコードによるマンスリーピックアップ「タワレコメン」にも選出されます。同作を引っ提げ、12月からは全国4カ所で初のワンマンライブツアー「夜景大捜査 “夢を叶えるワンマンツアー”」を敢行しました

12月19日に渋谷WWW Xにて開催されたツアーファイナルでは、宮崎がメンバーに宛てた手紙を朗読し、佐伯が涙するという場面も。そしてそのステージ上にて、2023年春にメジャーデビューが決定したことを発表しました。

12月28日には、プレデビュー曲として、配信シングル「踊ろう命ある限り」をリリース。大手牛丼チェーン・すき家のCMソングにも起用され話題になります。そして5月10日、EP「春めく私小説」をリリースし、メジャーアーティストの仲間入りを果たしました

6月からは自身最大規模となる恵比寿LIQUIDROOM公演を含む全国6カ所でのワンマンツアー「6歳」を開催。また、書き下ろしの新曲「マスカレードパレード」が2023年7月に放送開始のアニメ「闇芝居 十一期」エンディングテーマに決定するなど、活動の幅を広げ続けています。

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