今回は、ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)で活躍した伝説のデュオ、タッキー&翼をご紹介します。
この記事では、滝沢秀明と今井翼のプロフィールや経歴に加え、グループ結成の経緯や彼らのヒットソング、現在の活動までを徹底解説していきます。
目次
タッキー&翼とは
タッキー&翼は、ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)に所属していた滝沢秀明と今井翼から成る男性アイドルデュオです。
ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)からはKinKi Kids以来となるデュオのデビューということで大きな注目を集めました。
滝沢と今井はジャニーズJr.時代から抜群の人気を獲得しており、2001年5月にはデビュー前にもかかわらず「タッキー&翼 21世紀の対決」というタイトルでジャニーズJr.のコンサートを開催。
この頃からすでにファンの間でもタッキー&翼及びタキツバという通称は馴染みのあるものになっていました。
また、2002年5月17日から19日にかけて「Tackey&Tsubasa in Taipei」を台湾で開催。
こちらは日本芸能史において、メジャーデビュー前に海外でコンサートを行った初のアーティストとして記録に残っています。
このように国内外を問わず絶大な人気を誇っていたタッキー&翼は、Jr.時代からすでにシンメトリーとして独自のポジションを確立していました。
グループ結成からデビューまで
当時、ジャニーズJr.黄金期の筆頭として活躍していた滝沢と今井は、それぞれソロでのデビューを計画していました。
しかし、ソロデビューが紙面上で公式に発表された後に、滝沢が今井にデュオで活動していくことを提案。
ジャニー喜多川氏に直談判の末、2002年8月1日に正式にタッキー&翼を結成したのです。
同年9月8日、2人が初めて立ったステージでもある横浜アリーナにてデビュー発表記者会見を開き、9月11日にはミニアルバム『Hatachi』でCDデビューを果たします。
同作は香港、台湾、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアでも同時リリースされ、大きな話題をよびました。
当時、ジャニーズアイドルがミニアルバムでデビューするというのは非常に珍しいことでした。
ちなみに、タキツバにとって初となるシングル『To be,To be,Ten made To be』は、2003年2月26日にリリースされています。
”タキツバ”を拡散させた意外な人物
今やタキツバと言えばタッキー&翼の通称として有名ですが、最初に彼らをタキツバと呼び始めたのは、何と20th Centuryの井ノ原快彦だったのです。
話の発端はジャニーズJr.時代に滝沢と今井が原宿の竹下通りに買い物に行った時の事。
2人は同じ店でそれぞれ好きなものを買おうしたのですが、たまたま同じデザインの色違いを手に取っていました。
それを着てリハーサル会場に行くと、井ノ原が「お前ら仲良いな。タキツバでいいじゃねーか」と、2人の事を指してタキツバと呼んだのが始まりだというのです。
こちらのエピソードは「TOKIOカケル」の2017年2月15日放送回にて今井が明かしており、TOKIOのメンバーもまさかの井ノ原がタキツバの発案者だったという衝撃の事実に驚いていました。
ジャニーズ時代の活躍から解散、退所まで
タッキー&翼の活躍に拍車をかけたのは、2003年11月12日にリリースされた2ndシングル『夢物語』です。
この楽曲はオリコンシングルチャート1位を獲得し、同チャートにて4か月近くチャートインし続けるというロングヒットを達成しています。
さらに、2006年8月9日にリリースされた7thシングル『Ho! サマー』が、同時期に放送されていたTBS系ドラマ「がきんちょ ~リターン・キッズ~」の主題歌に起用されました。
2007年8月には、日本テレビ系「24時間テレビ 『愛は地球を救う』」にてタキツバが自身初となるメインパーソナリティーを務め、好評を博しています。
タキツバが揃って出演した初のCMが、2008年に放送されたバンダイナムコゲームスWii専用ソフト「ファミリースキー」です。
2人が仲良くゲームを楽しむ姿が非常に可愛らしく、これ以降もバンダイナムコゲームス関連では「ファミリージョッキー」や「ファミリートレーナー」、「プロ野球ファミリースタジアム」といったWii専用ソフトの様々なCMに出演しました。
2012年には、タッキー&翼の10周年を記念して「タッキー&翼10周年記念 日本列島縦断コンサート」を開催。9月に開幕した東京ドームを皮切りに17都市・21公演を完走しました。
順調に活動が続く中、2014年10月に今井が突如メニエール病を発症し、芸能活動の継続が困難な状況に陥ってしまいます。
そんな状況下で開催されたコンサートツアー「Two Tops Treasure Tackey&Tsubasa Tour 2014」では、デュオ仕様のまま滝沢が1人でコンサートを敢行。タキツバの絆の強さを深く印象付けました。
2017年9月3日、デビュー15周年が目前に迫る中、タッキー&翼の活動休止を発表。
グループとして満足のいくパフォーマンスが出来ずにいた事を理由に、一時ソロの活動を経てスキルアップした後、タッキー&翼として再び活動したいと明かしていました。
しかし、2018年9月13日には3日前となる9月10日にタッキー&翼が解散していたことを正式に発表。
滝沢は2018年12月31日をもって芸能活動を引退し、プロデュース業に専念することを表明しました。
一方、今井はジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)から退所し、治療への専念を経て再び芸能活動を再開出来るように務める旨を明かしています。
ここでタキツバが最後に共演したステージをいくつかご紹介しましょう。
2018年12月28日放送された「超豪華!! 最初で最後の大同窓会!8時だJ」に滝沢が出演した際には今井がサプライズで登場し、タッキー&翼の『Venus』と『愛はタカラモノ』を披露しました。
さらに、同年12月31日には「ジャニーズカウントダウン 2018-2019 平成ラストの夢物語!ジャニーズ年越し生放送」に2人揃って出演。
「タッキー&翼 サンキューメドレー」と題して「REAL DX」「Venus」「夢物語」の3曲を披露し、多くのジャニーズアイドルに見守られる中、有終の美を飾りました。