目次
矢花黎の経歴
矢花黎の入所経緯
矢花がSMILE-UP.(旧:ジャニーズ事務所)に入所したのは、元々同事務所のファンだった彼の叔母が履歴書を送ったことがきっかけでした。
当時はあまりSMILE-UP.自体に興味がなく、オーディションも終始乗り気ではなかったという矢花。
送った履歴書もほとんど自分で書いておらず、唯一志望理由だけ促されて渋々書いたそうです。
ここで、矢花がアイドルになるべくしてなったことを物語るエピソードをご紹介しましょう。
なんと矢花は正式に事務所へ入所したにもかかわらず、通算4回もオーディションに参加していたのです。
以下に、矢花が参加した全4回のおおまかなオーディション日程と、同じオーディションで入所した7 MEN 侍のメンバーをまとめてみました。
1回目:2011年2月 矢花黎が合格
2回目:2011年6月 本髙克樹が合格
3回目:2012年6月 今野大輝が合格
4回目:2015年5月 佐々木大光が合格
最後のオーディションはまさかの入所から4年後ということで、今野も矢花について「よく見るなあ」と思っていたそう。
そんな珍しい経歴を持っている矢花ですが、初めて出演した「ジャニーズ・ワールド」のパンフレットに自分の名前と顔写真が載ったことがとても嬉しかったそうで、これをきっかけにアイドルとしてやっていく覚悟が決まりました。
また、矢花は後から7 MEN 侍に加入した唯一のメンバー。
2018年12月6日から上演された「JOHNNYS’ King & Prince IsLAND」から、同グループの正式なメンバーとして出演しています。
過去の出演ドラマ
矢花にとって初めてのドラマ出演となったのが「なれの果ての僕ら」です。
2023年6月から9月にかけてテレビ東京系列で放送された本作は、内海八重による同名の漫画が原作。
同窓会で集められた元同級生達が、主催者の夢崎みきお(演:犬飼貴丈)に突如として監禁されてしまう予測不能の学園サスペンスです。
矢花が演じたのは、クラスの中心メンバーで容姿端麗な水野カイト。
井上瑞稀演じる主人公・真田透とも仲が良く活発な性格ですが、根底にはガキ大将の気質があり、追い込まれると極端で過激な思考に陥ってしまう面も持っています。
矢花は初のドラマ出演とは思えないほど堂々とした芝居で、先の読めないドラマの展開をより魅力的に彩りました。
2024年2月からは「マイストロベリーフィルム」に出演し、遠山光役を演じました。
本作は、1本のフィルムを通してそれぞれの想いが交錯する青春群像劇。
矢花をはじめ、深田竜生、田鍋梨々花、吉田美月喜といった次世代を担う注目の若手俳優によるクワトロ主演が実現し、フレッシュかつ繊細な芝居で高校生たちの人間模様を表現しました。
過去の出演舞台
近年では、主演舞台での活躍も顕著な矢花。
2021年6月には、自身にとって初となる朗読劇で主演を務めています。
「モボ朗読劇『二十面相』〜遠藤平吉って誰?〜」では明智小五郎を演じ、小林芳雄少年を務めた豊田陸人(少年忍者)と共演を果たしています。
数々の名作を世に送り出してきた鈴木勝秀が本作でも上演台本・演出を手がけ、これまでに無い斬新な舞台が完成。
浅井企画のカズマ・スパーキンが原作者の江戸川乱歩を務め、大河ドラマでも活躍してきたベテラン栗原英雄が宿敵・怪人二十面相を好演。
バラエティ豊かな面々がそろい踏みし、新たな「二十面相」を描き出しました。
2023年3月には「ガーすけと桜の子」で主演を務め、就職活動中の大学生・四季龍之介役を演じました。
本作は、古いアパート「たちどまり荘」を舞台に奇妙な登場人物たちが織りなすドタバタコメディ。
個性的な住人がそれぞれの事情と向き合いながら、夢に向かって歩みを進めていく様を描いた作品です。
矢花黎の魅力
音楽大学出身!7 MEN 侍の音楽を支えるマルチな才能
矢花が音楽に没頭するようになったのは、中学生の時。音ゲーをきっかけにドラムにハマり始めたことでした。
父親の影響で中学2年生の時にギターを始め、中学3年生の時には自分でベースを購入して練習をし始めました。
矢花自身はギターソロで目立つよりも、ベースで周りをサポートするのが好きなのだそうです。
父親とは音楽を通して様々な経験を共有してきたようで、直接ギターを譲り受けたり、ギターの塗装をしてもらったりと親子で楽器のカスタムを楽しんでいます。
ちなみに、同グループの中村も矢花の父にギターを塗装してもらうなど、親子ぐるみの付き合いをしているそう。
2019年からは音楽大学に進学し、ギターとベースを専門に学びました。
プロフィールにも掲載されているように、ベース・ドラム・ギター・キーボード・ブルースハープなど様々な楽器を弾くことができる矢花。
7 MEN 侍では、元々リードギターを担当していましたが、2020年ころからは正式にベースを担当し始め、そのマルチな才能を遺憾なく発揮しています。
矢花が「ROCK FUJIYAMA channel」にゲスト出演した際には、レジェンドたちに臆することなく音楽談議に花を咲かせていました。
演奏から編集まで担当!リミックス動画で相互発信を確立
@jr_official_tiktok
矢花の大きな功績として、リミックス動画を発信してファンと相互発信のシステムを確立したことがあげられます。
どういうことかというと、まず複数の楽器を自身で演奏し、その様子を録画した動画を編集して1人で楽曲のカバー動画を作成します。
さらに、ISLAND TVにてwoofer887名義でこれらの演奏動画を投稿すると、Xでタグをつけて動画について意見をポストするよう呼びかけ、演者として率直な感想を受け取ることが可能になりました。
矢花の演奏技術やアレンジ力があってこその作品ですが、それ以外にも企画力や編集技術、演出などのセンスもうかがい知ることができます。
これまでにTOKIOの『JUMBO』やSixTONESの『Rollin’』など異なるテイストの楽曲を見事に弾きこなしてきました。
2021年11月10日に更新されたISLAND TVでは「Shelter1人で弾いてみた」と題し、坂本昌行(20th Century)の伝説のソロ曲『Shelter』を投稿。
アレンジから全楽器の演奏までを1人で手がけたこの動画では、楽曲に対するリスペクトと矢花のオリジナリティが融合されています。
「坂本昌行 GIFT for X 〜SEASON 2~」では、矢花の1人Shelterから派生して坂本と7 MEN 侍の『Shelter』即興コラボも実現しています。
盤石なサポート力とパフォーマーとしてのギャップ
ギターもベースもお手の物の矢花ですが、すでに触れたとおり本人はベースでチームをサポートするのが特に好きなのだそう。
また、ドラムで正確なリズム感を鍛えてきたため、テンポキープからグルーヴ感の演出まで、矢花の存在が7 MEN 侍の音楽にとって大きな支えとなっているのは言うまでもありません。
普段は誰にでも優しく謙虚な矢花ですが、ひとたびステージに上がるとそのロックなパフォーマンスでファンの視線を釘付けにしていきます。
安定感のある演奏と色気溢れるカッコいい姿のギャップは、矢花の大きな魅力です。
自分の中に明確な判断基準があり、人間としての芯がとてもしっかりしている矢花。
コロナ禍に「ジュニアCHANNEL」で公開された「緊急特別企画!最終夜「君に届け〜僕からのhappyレター」では、ファンに向けた手紙の内容からもその魅力的な人柄がうかがえます。
矢花は手紙の中で「僕は、自分のものさしで計っていいと思える事、許せる事、つまりは自分の美学に基づいて活動して参りました」と綴り、その想いが決して万人受けするものではなかったことや厳しい意見を貰ったことも明かしています。
なかなか思うように行かなかった過去の経験から、ファンが大切な時間を割いて自分達のために応援してくれることに心からの感謝を伝えた矢花。
自分の感覚に素直であり続ける矢花だからこそ、彼の言葉には説得力があるのしょう。
最後に
今回は、7 MEN 侍の音楽の要として活躍する矢花黎のプロフィールや経歴、魅力をご紹介しました。
ライブやコンサートはもちろん、あらゆるコンテンツを通して常に新たな魅力を見せ続ける矢花。
今後の活躍にも期待が高まります。