レーベルとは?意味や役割、レコード会社との違いを徹底解説

レーベルとは?意味や役割、レコード会社との違いを徹底解説

インディーズの長所・短所 Part.1

大きな資本力を持つメジャーレーベルは、アーティストの活動を強力に後押しすることができます。都心の一等地に大きな広告を打つようなスケールの宣伝活動は、インディーレーベルには難しいでしょう。

その一方、高い人気を誇りながらも、インディーズでの活動を選択するアーティストも決して珍しくありません。

その理由を紐解くため、インディーズのメリットとデメリットを解説します。

インディーズのメリット

インディーズで音楽活動をおこなう上で、もっとも大きなメリットとなるのは、創作活動の自由度が高いことです。

メジャーの場合、制作費や宣伝費などの予算が大きくなり、それらを回収するために売上目標が高く設定されます。そのため、一般受けしづらい過激な表現や先鋭的な音楽作りは難しくなってしまいます。

インディーズ時代に応援していたアーティストがメジャーデビューした途端、「なんか売れ線になってしまった…」とガッカリすることがあるのは、そのような事情によるものかもしれません。

人気があるのにインディーズでの活動をあえて貫いているアーティストがいるのは、自身の活動スタイルがメジャーのそれとは相容れないものであることを知っているからなのでしょう。

また、金銭的なメリットが生じるケースがあることも見逃せません。

制作や流通などに伴う費用が少ないことは、作品が売れたときのアーティストの取り分が多くなることを意味します。

つまり、メジャーの作品に比べて売上枚数自体が少なくても、取り分比率の関係でインディーズから作品を出した方が、金銭的なメリットが大きい場合があるのです。

インディーズのデメリット

インディーズで活動する上でネックになるのは、資金力や業界とのパイプがメジャーよりも弱いことです。

メジャーの作品はタイアップも獲得しやすく、プロモーションのためのテレビ出演などで大きな露出を見込むことができます。大型タイアップを契機に一躍人気者になることも夢ではありません。

それに対し、マーケティング力で劣るインディーズのアーティストたちは、認知度を高めるために草の根的な活動が必要となります。

しかし、インディーズだからといって飛躍のチャンスが皆無ということはありません。地道な活動が実を結び、大型音楽フェスティバルの舞台に立ったり、有名アーティストが“注目の若手”として名前を挙げてくれたりと、次のステージに続く扉が開くこともあります。

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