目次
レーベルとは Part.2
事務所の存在
前項までは、レーベルとレコード会社がアーティストの音楽活動にどのように関わっているのかを説明してきました。
では、事務所はどのような役割を担っているのでしょうか。
サザンオールスターズを例に取ってみると、彼らのレコード会社はJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント、レーベルはタイシタレーベル、事務所はアミューズです。
事務所がおこなうのは、所属アーティストのマネジメント事業です。アーティストに代わって外部との窓口となり、仕事のオファーを受け付けたり、スケジュールを管理したりとマネジメントに関わる実務を担当しています。
もちろんすべてのアーティストが事務所に所属しているわけではなく、比較的有名なアーティストでも「うちは全部自分たちでやっています」というケースも存在します。
メジャーとインディーズ
https://x.com/riaj_prinfo/status/1317044209073811456?s=20
レーベルやレコード会社に関連した用語でよく見聞きするのが、「メジャー」と「インディーズ」です。
これは「メジャーだから優れた作品である」とか「インディーズはマイナーなアーティストが活動する場だ」という話ではなく、日本国内には明確な基準が存在します。
一般社団法人日本レコード協会の正会員となっているレコード会社を通じてリリースされた作品がメジャー、それ以外が非メジャー(インディーズ)として扱われます。
メジャーとインディーズを比較した場合、予算や流通など多くの点でメジャーに軍配が上がりますが、メジャーアーティストに引けを取らない人気を獲得しているインディーズアーティストも少なくありません。