アニソンに隠されたトリビア9選!誰かに話したくなるトリビアとは…?

アニソンに隠されたトリビア9選!誰かに話したくなるトリビアとは…?

多くの人の耳に残り、世代を超えて愛されるアニメソング・通称アニソン。

カラオケで場を盛り上げる一曲として歌ったり、テンションを上げたいときに聴いたりする方も多いのではないでしょうか。

そんなアニソンには、あまり知られていないトリビアが隠れていることも。

今回はアニソンにまつわるトリビアを9つ紹介します。

知っている曲の意外なトリビアに驚くかもしれません。

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電子音に隠されたメッセージとは…?

TVアニメ「アイドリッシュセブン」に登場するアイドル・ŹOOĻ(ズール)。

彼らの1st Album「einsatZ」のリードトラックである「4-ROAR」にはある仕掛けがあります。
それは、イントロの奇妙な電子音。「ザーザー、ザーザザッ、ザー」と鳴るこの音は、実はモールス信号になっており、「ズール」を意味しています。

この事実は、本楽曲を歌っている声優もアルバム発売のインタビュー時に知り、「えー!」「知らなかった!」と驚きの声が上がりました。ファンが気付き、ネット上で話題となったトリビアです。

CMや歌番組でも流れた話題曲の制作秘話

2021年2月にアプリゲームが配信開始され、約7か月で1000万ダウンロードを突破した大人気ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」。

このゲームの代表曲と言えば「うまぴょい伝説」ではないでしょうか。アプリゲームのCMや、全国放送の歌番組で聴いたことがある方も多いはず。「うまぴょいうまぴょい♪」「ずきゅんどきゅん走り出し♪」と、思わず一緒に歌いたくなるような中毒性がある曲です。

この曲の作詞・作曲・編曲を担当したのは本田晃弘。制作サイドに「電波ソング」というテーマで依頼され、電波ソングという言葉がピンとこなかった本田晃弘は、いわゆる電波ソングを1000曲聴いたといいます。

しかし、提出された曲を聴いた制作サイドからは「電波具合が足りない」との意見が。本田晃弘は「だったらもうワインを開けるしかない」とワインを2本開け、パンツ一枚で曲を作ったといいます。そうして生まれた曲が、この「うまぴょい伝説」です。

酔っぱらった一人の男性がパンツ一枚の泥酔状態で作った曲だと知って聞くと、また新たな魅力が見えるかもしれません。

MEMO

電波ソングとは、中毒性が高く、支離滅裂だが印象的な歌詞が並ぶ曲のこと。耳に残る独特のフレーズや効果音、合いの手が使われている。ネット上では「電波ソング1000曲聴いて、よく脳みそ溶けなかったな」という声も。

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ぬるぬるダンスが話題となった伝説のエンディングテーマ

2019年1月から放送されたTVアニメ「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の第3話のエンディングテーマである「チカっとチカ千花っ♡」。

本楽曲は、アニメメインメンバーである秀知院学園生徒会の藤原書記が歌っています。アニメ放送内で1度しか流れなかった曲ですが、キャラクターの個性が詰まっており、ファンの間ではとても人気が高い曲です。

アニメでは藤原書記がダンスを踊っており、スカートの揺れ方や髪の毛の自然な動き方が美しい映像となっています。あまりにリアルな動きのため、放送直後はモーションキャプチャーで制作されたものだろうと言われていましたが、これは実写素材を作画に落とし込むロトスコープを用いて制作されたもの。原画845枚、動画1124枚という膨大な手間をかけて作られたぬるぬるダンスだったのです。

しかも、1度きりしか流れない楽曲にもかかわらず、振り付けを担当したのは乃木坂46などの振り付けを手掛けるダンサー・菅尾なぎさ。菅尾なぎさ自身が、藤原書記の衣装とウィッグを付けて撮影し、絵コンテ・演出・原画を手がけた中山直哉が作画したのがこの映像。制作者の愛がこれでもかと詰まった一曲となっています。

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映画とリンクする歌詞に注目したい一曲

2006年に公開され、大ヒットを記録したアニメ映画「時をかける少女」。

この曲の主題歌を歌う奥華子は、細田守監督から「映画を観終わったときに青空を見上げたくなるような曲にしてほしい」とリクエストを受けたそう。奥華子の透き通る声と、シンプルな伴奏が、映画の世界観をより引き立てています。

この曲は、映画の主人公・紺野真琴が、男友達の間宮千昭から寄せられる想いに素直になれない様が描かれていると言われています。映画内では、間宮千昭から告白された紺野真琴がタイムリープを使い、告白をなかったことにする場面も。

楽曲内では


変わってゆく事を怖がってたの ずっと友達のままいれる気がした

という言葉が、複雑な紺野真琴の気持ちを表しています。

主題歌決定までにかなり難航したというこの映画。細田守監督はスタッフが持ってくる候補曲に対して頑なに首を縦に振らず、多くのスタッフが「主題歌に歌はつかないだろう」と予想していました。しかし、スタッフの一人が持ってきた奥華子のCDがきっかけで、この名曲は生まれました。映画を観た後に聴くと、思わず目が潤むような一曲です。

誰もが知ってる国民的アニメのエンディングテーマに隠された秘密

1969年から放送され、世界で最も長く放映されているテレビアニメ番組としてギネス世界記録を保持しているTVアニメ「サザエさん」。日曜日の晩ご飯時に放送されているため、家族みんなで観る方も多いのではないでしょうか。

実は、サザエさんのエンディングテーマ「サザエさん一家」の歌詞は、2番の冒頭の歌詞と、1番と3番の歌詞がくっついたもの。「大きな空を 眺めたら 白い雲が とんでいた」は、1番の歌詞ではありません。1番の歌詞は「二階の窓を 開けたらね 朝の光が 差しこんだ」です。

アニメ内でのサザエさんの家は平屋で二階がなく、アニメ内容と歌詞に相違が出るため2番の歌詞が使われています。みんな歌えるけれど、実はそれは1番の歌詞じゃないんだよ、と周りの人を驚かせることができるトリビアではないでしょうか。

MEMO

ちなみに、サザエさん一家の元ネタと言われている洋楽があります。それは「1910 Fruitgum Company」のデビューアルバムに収録されている「Bubblegum World」。印象的なイントロが瓜二つです。

スタジオジブリの有名なあの曲を歌っているのは、久石譲の娘

1984年に公開されたアニメーション映画「風の谷のナウシカ」。この映画と言えば、「ランランララランランラン♪」というちょっと不気味な曲が頭に浮かびますよね。

このメロディーが歌われているのは「王蟲との交流」「ナウシカレクイエム」。メロディーは両者ともほぼ同じものですが、アニメ内で流れた場面によって曲調が若干違います。「王蟲との交流」が流れるのは、ナウシカが王蟲をかばうシーン。少し曲調が暗く、怖い雰囲気が漂います。「ナウシカレクイエム」が流れるのは、物語のラストで王蟲達がナウシカを生き返らせるシーン。「王蟲との交流」よりも少し明るい曲調になっています。

この曲を印象的な「ランランララランランラン♪」を歌っているのは、久石譲の娘である久石麻衣。本映画の音楽を担当していた久石譲が、監督である宮崎駿に曲の雰囲気を伝えるため、当時4歳だった娘・麻衣に歌ってもらったところ、その声を聞いた宮崎駿が絶賛し、起用が決まりました。

ちなみに、久石麻衣は現在歌手として活動中。「風の谷のナウシカ」公開30周年を迎えた34歳の時に、初めてライブでこの歌を披露しました。

「シ」の音が一度も使われていない曲

2009年より放送されたTVアニメ「化物語」の第10話オープニングテーマである「恋愛サーキュレーション」。登場人物・千石撫子(せんごくなでこ)の声優を務める花澤香菜が歌唱しています。

実はこの曲には「シ」の音が一度も出てきません。それは、“撫子”が“なでしこ”ではなく“なでこ”という「シがない」名前だから。

歌詞の中にも


「し」抜きで いや 死ぬ気で!

ちりもつもればやまとなでしこ!
略して?ちりつもやまとなでこ!

という言葉遊びが。
厳密に言うと、この曲はホ長調のため、嬰ニの音(レの♯・ミの♭)が「シ」となります。
移動ドで言うところの「シ」が使われていない曲です。

MEMO

ドレミファソラシドには、「固定ド」と「移動ド」があります。
鍵盤を鳴らすときにドの音が鳴るのが「固定ド」、キー(調)の主音となる音をドとするのが「移動ド」です。

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曲に隠された脅迫メッセージ

アニメ「アイドリッシュセブン」の主人公・IDOLiSH7。7人組のアイドルである彼らの3枚目のシングル「Sakura Message」には、ある脅迫のメッセージが隠されています。

発売当初から、歌詞のチョイスが不思議で、意味が捉えられない言葉も多いとファンの中で話題になっていた本楽曲。あるファンがメッセージに気付き、ネット上が騒然となりました。

最初に耳に入ってくるのは


たった二文字だけでいいかも だけど言葉 迷い探したよ
一週間後にまたその先の音 書き足して…

ここに出てくる「二文字」「一週間後」に注目。一週間が7日、そこから二文字(歌詞の7文字目の8文字目)を区切りごとに切り取ると


そ(っ)とほころぶサクラたち 日溜まりの優しさ知ったように
出逢えたのならはなれても 消えないモノを知ったよ
少しずつ降るキスは花びらに似てた Honest Love
いつでもキミをひそやかに想ってる
その心が閉じても変わらずに
咲いてそして地に還る薄紅の
一途さ映したように
気づいたここから見える世界は
着飾らずに言うなら宝物
Sakura…願うコト今ひとつ叶うなら
思い出を掻き消すぐらいの明日になれ

「桜春樹を人質にしたから言うこと聞け」という言葉が浮かび上がります。

桜春樹は、IDOLiSH7のメンバー・六弥ナギにとってとても大切な人。このメッセージに気付いた六弥ナギは、IDOLiSH7を脱退する決断をします。ストーリーを急展開させるきっかけとなった一曲です。

偶然か、必然か。名前の頭文字を繋げると…

2010年からテレビアニメ2期が放送された「けいおん!!」。アニメ2期2クールのエンディングテーマとなったのは「No, Thank You!」です。軽音部で活動をするメンバーたちの卒業までが描かれたアニメ2期。終わりに近づいている雰囲気も相まって、どこか寂しさが漂う曲です。


思い出なんていらないよ

押されると泣きそうなポイントばっか

ルート同じ地図持ち めぐり逢えた
ワタシタチノキズナ

など、卒業や別れを意識させる言葉も散りばめられています。

ここで注目したいのが、軽音部メンバーの名前の頭文字。
平沢唯(H)・秋山澪(A)・田井中律(T)・琴吹紬(K)・中野梓(N)を並び変えると、タイトルにも入っている「Thank」となります。制作サイドからこの仕掛けは公言されていませんが、アニメエンディングではこの「Thank」の順番にメンバーが並ぶ描写があり、ファンの間では意図的に組み込まれたものだと言われています。

まとめ

今回は、話のタネになりそうなアニソンのトリビアを9つ紹介しました。アニメを見る際は、ぜひアニメソングにも注目してみてくださいね。隠されたメッセージに気付いてニヤリとすることがあるかもしれません。

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