路上ライブから活動を開始し、今や日本を代表する人気デュオとなったゆず。
真っすぐで力強い北川悠仁と、ハイトーンで透き通る岩沢厚治のハーモニーが特徴的です。
夏の爽やかさに溢れた「夏色」、NHKアテネオリンピック中継公式テーマソングとして世に広く知れ渡った「栄光の架橋」などは、誰しも1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回は、「ゆずの隠れた名曲」と題し、12曲ご紹介します。
気になるものがあれば、ぜひチェックしてくださいね。
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目次
ゆずの隠れた名曲13選
#MUSICFAIR ご覧いただいた皆さん、ありがとうございました!ゆずで新曲『君を想う』でした。#ゆず_君を想う
▼MUSIC VIDEO▼https://t.co/Ugmai1xCAE pic.twitter.com/ZalFfl289Y— ゆず公式ツイッター (@yuzu_official) June 18, 2022
みぞれ雪
12枚目のシングル「アゲイン2」のカップリングとして発表された「みぞれ雪」。
路上ライブをしていた時代から歌われていた曲の歌詞を書き直して発表された楽曲です。
本楽曲の主人公は、付き合いが長くなり、恋愛の熱が少し冷めてきたカップル。
駅のホームで別れを惜しむ恋人達が
ほんの少し羨ましかったりして…
すれ違いが増え、そっけない態度も当たり前になってきた2人。
駅のホームで「帰りたくない」「またすぐに会おうね」と会話をしているカップルに羨ましい気持ちを感じている様子が描かれています。
出逢った頃と同じような
みぞれ雪が降り始めたから
君を迎えに行くよ
サビの部分では、出逢った頃を思い返しながら今の大切さを感じさせるような歌詞も。
タイトルにもなっている「みぞれ」は、雪と雨が同時に降る現象を表している言葉。
雨が雪に変わる時、または雪が雨に変わる時に降るものです。
2人のこれからの恋は雪のように積もっていくのか、それとも雨のように溶けて流れてしまうのか…という恋模様を想像させる楽曲です。
LAND
11枚目のオリジナルアルバムに収録されている「LAND」。
東日本大震災後、初のアルバムの表題曲ということもあり、生きていくことの尊さや葛藤が色濃く現れた楽曲です。
迫り来る世界の終わりなんかより
明日の我が身を案じてんだ 日々の暮らしに必死なんですよ 現実問題
1999年のノストラダムスの大予言に続く終末論として有名だったマヤ文明における「2012年人類滅亡説」。
本楽曲が2013年5月1日に発表されたことから考えると、人類滅亡が囁かれていた2012年に本楽曲は制作されていたのでしょう。
「そろそろ世界が終わるかもしれない」という不安に気を取られる余裕もなく、明日も生きていくために今日を必死にもがく主人公が見えます。
行き詰まりうつむく この両足が踏みしめてんのは
紛れもない 僕らのLAND
タイトルにもなっている「LAND」は、陸や国を意味する言葉です。
テレビでは毎日のように悲しいニュースが流れ、東日本大震災という大きな災害を経験した我々。
うつむいてしまいそうになる毎日でも、幸せな未来を信じて歩んでいく強さを感じさせる一曲です。
四時五分
1枚目のフルアルバム「ゆず一家」に収録されている「四時五分」。
序盤の指パッチンと「ハイ、ハイ、ハイ」という掛け声が特徴的な楽曲です。
昔の自分を振り返り、「大変なこともあったけれど、なんだかんだ幸せだったなぁ。でも今は今で幸せだなぁ」としみじみ感じているような1曲です。
夕暮れを連想させるタイトルである「四時五分」。
ただ、タイトルに大きな意味はなく、本楽曲が完成したときに時計を見ると四時五分だったため、そのままタイトルになったそう。
明日もまた生きていたい 当り前かもしれませんが
だけど今は何も言わず 歌ってくれませんか
一緒に歌おうじゃありませんか
終始ほのぼのとした雰囲気が漂い、温かさを感じる本楽曲。
路上ライブから有名になったゆずならではの距離の近さがあり、一緒に「ランラン」と口ずさみたくなる1曲です。
ダスティンホフマン
7枚目のオリジナルアルバム「リボン」に収録されている「ダスティンホフマン」。
元カノの結婚を知った男性が、自分のモヤモヤした気持ちと向き合っている楽曲です。
アメリカ合衆国の俳優であるダスティン・ホフマンがそのままタイトルになっている本楽曲。
実は、ダスティン・ホフマンが出演している映画「卒業」が歌詞に反映されているのです。
ダスティンホフマンだったらこの部屋を飛び出して
今すぐ君を迎えに行くのだろう
だけど僕にはそんな勇気もなくて
ファミレスで一人こんな詩を今日も書いてる
映画「卒業」では、元カノの結婚を知ったダスティン・ホフマン演じる主人公は、結婚式が行われている教会に乗り込み、そのまま元カノと2人でバスに乗って逃亡するというシーンがあります。
しかし、本楽曲の主人公は、そんなことをする勇気もなく、一人落ち込むだけ。
Aメロでは「別にもう終わった恋だから」という歌詞があることから、彼の中では区切りがついていた恋なのでしょう。
しかし、いざ元カノが自分以外の人と結婚することを知ると、途端にモヤモヤとした気持ちが湧き上がります。
元カノや元カレの結婚を知った経験がある方には痛いほどに刺さる楽曲です。