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ファーストラヴ
2021年2月10日にリリースされた10thシングル「ファーストラヴ」。こちらは映画『ファーストラヴ』の主題歌に起用されました。また、この作品でUruは挿入歌も担当しています。
『ファーストラヴ』というタイトルでありながら幸せな瞬間は一切ない、非常に重苦しいテーマが描かれている本作。Uruは原作を読み、「愛とは何なのか?」「なぜ『ファーストラヴ』というタイトルになったのか?」を考え、制作していきました。
「ファーストラヴ」と聞いて、思い浮かべる初恋の甘酸っぱい恋模様ではなく、人と人との大きな愛を感じたUru。この楽曲には過去に深い傷を負い、ずっと苦しめられている登場人物たちがある人物の愛に救われ、少しずつ心を開いていく過程が丁寧につづられています。
原作から「ファーストラヴ=初めて知った本当の愛」ではないかと感じたUruは、サビのラストにこのフレーズを使っています。
「あなたと出逢い 初めて愛を知りました」
楽曲のタイトルも原作と同じ「ファーストラヴ」しか思い浮かばなかったというUru。別のタイトルも考えましたが、これ以外のタイトルが出てこず、作者の島本理生に許可をもらい「ファーストラヴ」に決まりました。
過去の自分自身に語りかけるように、切なく温かく包み込むUruの歌声が心に染みます。
Love Song
2021年8月25日にリリースされた11thシングル「Love Song」。こちらはドラマ『推しの王子様』の主題歌に起用されました。
ラブソングでもあり、大切な人との出会いへの感謝、応援歌にも聞こえる楽曲です。
ドラマのなかで頻繁に出てきた「好きなものは人生を輝かせてくれる」というセリフのように、大切だと思える人がいることのすばらしさがまっすぐにつづられています。
「Love Song」はUruにとって、新たな挑戦でした。どちらかというと切ないバラードを作ることが多かった彼女でしたが、この楽曲ではドラマのラブコメな部分を意識。今までのUruとはまた違った、明るさや温かみが感じられる楽曲になっています。
Aメロで「気付かない ない」「追い出せない ない」と「ない ない」を重ねているのにも、ある意図があります。曲の主人公が自分の気持ちを否定したがっている感じを、言葉で表現。考えられた言葉遣いにも注目です。
聞いていて自然と体がリズムに乗っていく楽曲の雰囲気や、あえて音を上げずにそのままの落ち着いたトーンで歌われる最後の「好きなんだ」もおすすめポイント。好きなものがあることで、自分の人生がこんなにも温かくなっていくんだというのが実感できます。
それを愛と呼ぶなら
2022年6月1日にリリースされた12thシングル「それを愛と呼ぶなら」。こちらはドラマ『マイファミリー』の主題歌に起用されました。
失敗から立ち上がる人の背中を押す楽曲です。
ドラマのプロデューサーから、「大切な人を改めて大切に思える、リアルに背中を押せる前向きなラブソングを」というリクエストを受けたUru。
ドラマのストーリーのように、大切な人を取り戻すために進み続け、ときには過去の過ちを後悔しながら、まっすぐに突き進んでいく様子が描かれています。
身近にいすぎて当たり前になっていた、大切な人への忘れていた感謝の気持ち。たくさん助けられていたことに気づき、今度は自分があなたの支えになりたいと前向きな気持ちに変化していく疾走感あふれる楽曲です。
大切な人のもとへ向かっていく必死さが感じられる息遣い。そして、今までにない力強さが伝わる歌声が、より楽曲の世界観を広げています。
最後に
各作品に寄り添いながら、新たな表現力も見せてくれるUruの楽曲。
同じバラードでも雰囲気や歌い方が異なり、違う印象を感じられます。
これはUruにしかできない唯一のものです。このほかにも彼女には幅広い楽曲があります。気になった方はぜひ、UruのYouTubeチャンネルをご覧ください。
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