Uru【人気曲解説】“奇蹟の歌声”で聞く人を魅了!名曲9選を徹底解説

Uru【人気曲解説】“奇蹟の歌声”で聞く人を魅了!名曲9選を徹底解説

プロフィールを一切明かさない“謎だらけの歌手”として注目を集めているUru

デビューしてからはドラマや映画、アニメなどさまざまな作品の主題歌を手がけています。

人の感情にスーッと入り込んでいく“奇蹟の歌声”を持つUru。本記事では、そんな彼女の人気曲を徹底解説します。

Uruとは?

神秘的な奇蹟の歌声で聞く人の心を魅了しているシンガーソングライター・Uru(うる)本名や生年月日、出身地など、プロフィールを一切明かさない、謎だらけの歌手として注目を集めています。

2013年にYouTubeチャンネルを立ち上げ、さまざまな名曲のカバー動画を投稿たった1人で歌唱、演奏、アレンジ、プログラミング、撮影、編集をこなし、2016年6月のデビューまでに100本の動画をアップし続けてきました。

2020年3月30日には『CDTV ライブ! ライブ! 』に出演。デビュー後、一度もテレビ番組に出演していなかった彼女が、初めて音楽番組に出演したため大きな話題となりました。

同年12月には「第62回 輝く!レコード大賞」で、特別賞を受賞しています。

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Uruの人気曲9選

フリージア

2017年2月15日にリリースされた3rdシングル「フリージア」。こちらはアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の第2期エンディングテーマに起用されています。

壮大な世界観で描かれる「機動戦士ガンダム」シリーズを包み込む、はかなさと強さが感じられるバラードです。

Uruは楽曲の制作にあたり、これまで放送されてきた「機動戦士ガンダム」シリーズをチェック。そのうえで、今回エンディングテーマを担当する『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』では何が大きなテーマとなっているのか、楽曲にどんな想いを込めるべきなのか模索していきました。

そして決まったのが、ともに戦う仲間との絆と、どんなに苦しくても前を向き続ける強い想いです。

「一体何のために、何に向かって戦っているのか?」

先の見えない戦いに突き進む主人公たち。戦いの途中で大切な仲間を亡くし戦う意味を見失いかけますが、それでも守り抜きたいものがあると気づき、再び前を向いていきます。

サビの裏声と地声の境目の歌い方や、気持ちの入れ方に苦戦したUru。サビで作品の壮大な世界観が広がるように力強く歌うことを意識しながら、裏声で切なさを表現しています。

Uruは気持ちを入れるために、作中に出てくるガンダムや亡くなっていった登場人物を思い浮かべて歌唱。そうすることで、自然と楽曲の世界に入り、感情が込められたと語っていました。

奇蹟

2017年11月8日にリリースされた5thシングル「奇蹟」。こちらはドラマ『コウノドリ』第2シリーズの主題歌に起用されました。

「奇蹟」は命のつながりが描かれた、切なくて温かいミディアムバラード

新たな命が生まれる奇蹟がテーマの『コウノドリ』。主題歌でも、命のつながりや生まれた瞬間の幸せな時間、あふれ出る子どもへの無償の愛など、人を愛する気持ちの大切さが感じられます。

Uruは子どものいる友人に質問し、作詞していきました。

最初に出来上がった歌詞は、生まれたときの感動や希望などポジティブな言葉が多かったそう。しかし、実際の出産は幸せなことばかりではないと気づき、出産前の不安や葛藤、産後うつなど、出産前から出産後までの背景が読み取れる歌詞に変更しました。

赤ちゃんが産まれるということは、当たり前ではない。さまざまな奇蹟と命を懸けて出産に臨むお母さんの存在があるからこそ成り立つものなんだと考えさせられます。

remember

2018年9月26日にリリースされた6thシングル「remember」。こちらは映画『劇場版 夏目友人帳~うつせみに結ぶ~』の主題歌に起用されています。

出会いや別れ、人の優しさや温かさといった原作の世界観が、すべて詰め込まれたバラードです。

人と妖怪の出会いや別れ、そして、主人公の夏目貴志が孤独だった人生から人の温かさを知っていく過程が丁寧に描かれている『夏目友人帳』。Uruも制作にあたり、原作を何度も読み返したそうです。

なかでもUruが心をつかまれたのは、作者・緑川ゆきのあとがきや作中に出てくるセリフ。その言葉が歌詞にもいかされています。

サビの「さよならじゃない」は、「いつか旅立ちの日が来ても、それはきっと別れの日じゃないんだから」というセリフから決まりました。

たとえ離れ離れになっても、心のなかにはその人と過ごした思い出や、そのとき感じた感情は残っていく…。「さよなら」は永遠の別れではないという意味が込められています。

また、Aメロにある「青い 青い リンドウ」。これはUruが自然豊かな原作の世界観を表現するために入れたものです。リンドウは熊本県の県花。作者の緑川ゆきが熊本出身であることから、歌詞に入れたそうです。

原作を何度も読みこんだこともあり、レコーディングは自然に原作の世界に入りながら歌い込めたというUru。Aメロ、Bメロといき、サビで抑えていた感情が一気に吐き出されていくイメージが伝わってきます。

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