キーボディスト/ビートメイカー/プロデューサーとして活動する傍ら、数々のアーティストのライブやレコーディングなどに参加するなどマルチな才能を持つ【Kan Sano】(カン・サノ)。
テラスハウスにちょこっと出演されたり、楽曲が挿入歌として使用されたのでご存じの方もいらっしゃると思います。
都会的でスタイリッシュな楽曲を数多く生み出す彼の魅力を、徹底的に解説していきます!
目次
Kan Sanoのプロフィール
- 生年月日:1983年8月6日
- 年齢:38歳
- 出身:兵庫県
- バークリー音楽大学出身
- キーボディスト/ ビートメイカー/プロデューサー
1983年に兵庫県で誕生したKan sanoさん。
11歳の頃にビートルズにハマり、中学3年間はひたすら聴き続けたそうです。
この頃にピアノと作曲を始め、高校に入ると「もっとピアノをうまくなりたい!」と強く思いジャズを聴き始めたんですね。
それからは音楽の視野が広がりソウル・ファンクなどのブラックミュージックの虜になっていきます。
探求心の強いKan Sanoさんは「ブラックミュージックをもっと知りたい!」と強く思うようになり、海外への留学を考えるようになります。
これがバークリー音楽大学へいく大きなキッカケになったそうです!
バークリー音楽大学はジャズで有名な名門音楽大学で、多くのグラミー賞受賞者がいらっしゃいます。
Kan Sanoさんは、とてもレベルの高い環境で音楽を学ばれていたんですね。
卒業後は帰国をし、自身の音楽活動を積極的に行っていきます。
また、Chara,、大橋トリオ、七尾旅人…等たくさんのアーティストに楽曲提供も行っているんですね。
幅広い音楽知識でマルチな活躍をされています。
そんな彼が奏でるサウンドはこちら!
▼Stars In Your Eyes/Kan Sano▼
とても都会的で洗練されたネオ・ソウル!
晴れた午後にコーヒーを飲みながら聴きたくなるような曲ですね。
Kan Sanoが作り出す世界観|時代ごとに徹底解剖!
2011年
Kan Sanoさんは2011年CIRCULATIONSからソロアルバム【Fantastic Farewell】にてデビューをします。
その作品がこちら。
▼Fantastic Farewell/Kano Sano▼
まず最初に素晴らしいと思ったのは、彼の世界観。
細かい1音までしっかりと考えられており、純粋に音を楽しむことができるんです。
10年程前の作品ではありますが、今聴いても新鮮なんですよね。
とても複雑に設計されていて、「少しでもバランスが狂っていたら成り立たないのではないか?」と思う程繊細な作りになっています。
ぜひ、心を無にして流れてくる音を楽しんでいただきたいです。
耳が幸せになりますよ!
2012年
2012年にはBennetrhodesという名義で「Sun Ya」というアルバムをリリースします。
そのアルバムの1曲目に入っている曲がこちら。
▼Joyful Spring/Bennetrhodes▼
ファーストアルバムと比べると、ビートがシンプルになっている印象です。
ですが、Kan Sano節は健在で細かな音作りがされていますね。
古き良き時代のブラックミュージックを見事に昇華させ、スムースで洗練された音作りが魅力的。
どんなシーンにもマッチするお洒落な曲に仕上がっています!
2013年
2013年にはジャズレーベルであるBLUE NOTE75周年を記念し【松浦俊夫 presents HE】というプロジェクトに参加されます。
その映像がこちら▼
Kan Sanoさんのルーツであるジャズのプレイを存分に楽しむことができます!
2014年
2014年には、ソロ名義で2ndアルバムとなる「2.0.1.1.」をリリース。
色々なジャンルをシームレスに渡り歩く彼がこのアルバムではビートではなく【歌とピアノ】にフォーカスをあてています。
▼Above Love feat. Maya Hatch/Kan Sano▼
ブラックミュージックを基盤としたビート色の強い今までの楽曲とは一変し、Kan Sano節は残しながらも美しいポップスを作り上げました。
これを機に、彼の人気に拍車がかかります。
2015年
2015年には朝霧JAMにピアノとドラムだけで出演されました。
また、ネットラジオ「JAZZ CAN」という番組で初のメインMCを務めたり、【マームとジプシー】という演劇団体の作品に、役者として参加したり多方面で活躍されました。
2016年
2016年にはFUJI ROCKやRISING SUN ROCK FESTIVALなどの夏フェス参戦したり、3rdアルバムである【KISS】をリリースします。
▼Penny Lane/Kan Sano▼
今まではピアノの音をメインで使用されていましたが、この作品はシンセやエレキピアノが多用されています。
驚きなのは、この作品はKan Sanoさんが1人で作ったという所なんですね。
鍵盤類もちろん、ドラムなども打ち込みを使用して作り上げているんです。
多彩な才能に脱帽です!
制作の裏側を知った状態で曲を聴くと、また新たな良さを発見することができますよ。
2017年
2017年には全国ツアーを行ったり、LINE RECORDSから「MODERN LINE(Kan Sano LINE Remix)という作品をリリース。
これが非常に面白い!
彼の音楽性と非常にマッチしKan Sano節全開で秀逸な作品に仕上がっています!
▼MODERN LINE(Kan Sano LINE Remix)▼
聴きなれたLINEのあの音が、極上のエレクトロミュージックに変貌をとげています。
技術はさることながら、発想力に脱帽ですね。
2018年
2018年には【DT pt.3】というシングルをリリース。
この作品はダンスを意識したビートトラックになっており、PVは世界中のダンサーから公募した動画をつなぎ合わせて完成させています。
心地よいループとギミックのあるビートが作り出す独特のグルーヴ。
ブラックミュージック畑の筆者からするとたまりません。
PVも最高にかっこいいので、合わせてご覧ください!
2019年
2019年には。【Ghost Notes】というソロアルバムをリリース
この作品は全てのパートをたった一人で担い、完成させています。
音楽性にさらに磨きをかけネオ・ソウルというジャンルにフォーカスして作り上げているんです。
現代の音楽シーンにも見事にマッチする大人の音楽に仕上がっています。
また、この年には同名のタイトルツアーを成功させます。
▼Kan Sano – Live Digest of “Ghost Notes Tour 2019″▼
2020年
昨年11月にはニューアルバム【Ssanna】をリリース。
テレビ朝日の「関ジャム 完全燃SHOW」などにも出演し、音楽ファンだけではなくお茶の間までその魅力を浸透させます。
▼Kan Sano – “Susanna” Release Live @ Umeda Banana Hall [Digest]▼
最新作【Susanna】ではアップデートし続けるKan Sanoの魅力がたっぷりと詰まった作品になっています。
最後に
多彩な才能と発想力を生かして進化し続けるKan Sano。
ジャンルにとらわれない唯一無二の作品は、非常に高いクオリティーで細部までこだわりが詰まっています。
目まぐるしく変わり続ける現代の音楽シーン。
たぐいまれなるセンスとスキルで次世代を牽引するミュージシャンの1人です。
ぜひ、チェックしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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