元々は歌い手として活動していたミテイノハナシ。
2021年にトイズファクトリーよりメジャーデビューとなり、ネット発のシンガーソングライターとして注目を集めています。
今回の記事では、ミテイノハナシのこれまでの経歴について触れながら、おすすめ曲を紹介していきます。
ミテイノハナシに興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ミテイノハナシとは
ネット発のシンガーソングライターとして注目を浴びているミテイノハナシ。素顔と詳細なプロフィールは明かさず、ニコニコ動画やYouTubeを中心に活動しています。
地声と裏声を活かした柔らかい歌声が非常に魅力的であり、作詞の面では心情を描いた情緒的な歌詞が特徴的です。
そして2021年にはトイズファクトリーよりメジャーデビューが決定。今後どのような活躍をするのか非常に気になる存在です。
Aru.名義で音楽活動をスタート
ミテイノハナシは当初、Aru.名義で音楽活動をスタートさせました。
2018年2月27日のニコニコ動画に投稿された1本の歌ってみた動画。鏡音リン及びみきとPの楽曲「ロキ」を歌い手のりかことのコラボが始まりです。同楽曲はYouTubeの公式チャンネルにも投稿されています。
当初は新規参入のせいもあってかそれほど再生数は伸びませんでしたが、地道な活動の結果、徐々に再生数を増やしていきました。
そして2018年9月16日に投稿した歌ってみた動画、大沼パセリの楽曲「エゴイスト」が大きな反響を呼び、YouTubeでは40万回も再生されている人気動画となりました。
その後の活動では動画投稿だけでなく東京や名古屋のライブにも参加。当時は16歳という若さでしたが、積極的な行動で音楽の幅を徐々に広げていきました。
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ミテイノハナシとしてオリジナル楽曲を発表
そんなAru.ですが、2019年9月6日にとある動画を投稿しました。
動画タイトル「始まり」と銘打たれた短い動画と一緒に、ミテイノハナシ名義で活動する旨が記載されていました。この時投稿された動画は、後にオリジナル楽曲「再会の終わり」のイントロ部分を切り取った内容であることが分かります。
翌日の9月7日にはミテイノハナシ名義のYouTubeチャンネルで、初のオリジナル楽曲「再会の終わり」が投稿。作詞作曲までをこなした同楽曲のクオリティは非常に高く、ノスタルジックな雰囲気が歌詞と歌声からも伝わってくる程でした。
その後もオリジナル楽曲を定期的に制作し、続く「夜に溺れる」「憂鬱、日々」「忘れじの映画」では、作詞作曲だけでなく映像編集も自ら手掛けています。
ちなみに現在もAru.として活動中。カバーや歌ってみた動画ではAru.名義を使い、オリジナル楽曲の際にはミテイノハナシ名義を使用しています。
使い分ける必要があるかは不明ですが、2021年7月9日にリリースの「夜を超える足音」に寄せられた本人のコメントでは「ミテイノハナシのAru.です」と挨拶。どちらで呼んでも間違いはないでしょうが、ファンのSNSでの反応を見るにAru.名義で呼んでいる人が多いようです。
トイズファクトリーよりメジャーデビュー
2021年、ミテイノハナシにメジャーデビューという転機が訪れます。
2021年7月1日より放送されるアニメ『ピーチボーイリバーサイド』。ミテイノハナシは同作品のEDテーマ曲に抜擢され、7月9日にリリースされる「夜を越える足音」と合わせて、トイズファクトリーよりメジャーデビューが決定しました。
歌い手の頃から応援していたファンであれば、これほど嬉しいことはないでしょう。
ミテイノハナシが今後どのように活躍していくの、今から非常に楽しみです。
ミテイノハナシのおすすめ曲5選
「再会の終わり」
ミテイノハナシの記念すべき初オリジナル楽曲「再会の終わり」。
相手に抱いた想いがまさに溢れんばかりの曲です。ちなみにこのMVのイントロ部分には工夫があり、モールス信号が組み込まれています。解読すると「すき だよ あり がと ごめ んね さよ なら。」となります。歌唱力はもちろんのこと、初のオリジナル楽曲でありながらここまで工夫できるのには驚きです。
「夜に溺れる」
ミテイノハナシの2作目のオリジナル楽曲「夜に溺れる」。
バラード一色な今回の楽曲。メロディアスで哀愁に包まれ、音楽の浮き沈みが夜に溺れている様を上手く表現しています。「15度ずれた世界」といった遠回しな歌詞も非常にお洒落です(ちなみにこの歌詞は「深夜1時」のことです)。
「憂鬱、日々」
ミテイノハナシの3作目のオリジナル楽曲「憂鬱、日々」。
多くの人が感じる日常の一部分を語っている楽曲。一種の応援ソングでもあり、変化のない日々に疲れている人こそ聴いて欲しい曲です。淡々としたリズムだからこそ歌声がより強調されているのが分かります。
「忘れじの映画」
ミテイノハナシの4作目のオリジナル楽曲「忘れじの映画」。
「忘れじ」とは「忘れない」という意味を持つ言葉です。曲の歌詞では大切な人との別れが描かれ、それまでの思い出が映画のように語られています。物悲しい歌詞でありながら明るい曲調なのは、その思い出が色鮮やかに充実したものだったからなのかもしれません。終始流れるアコギの音色が染み渡るような音色を生み出しています。
「あの日、あの世界で」
ミテイノハナシの5作目のオリジナル楽曲「あの日、あの世界で」。
WIT STUDIOのオリジナル小説『髪になった男』の主題歌として書き上げた今回の楽曲。失った日々から希望を見出すような曲調の変化が楽しめるのが特徴的です。一歩ずつ歩むようなリズムが心を落ち着かせてくれます。
最後に
YouTubeなどのコメント欄には海外からの反応も多く、メジャーデビューによって今後の活躍がどのように変化するのか、今から非常に楽しみです。
ちなみに、これまでYouTubeの動画のみでの配信だった各オリジナル楽曲ですが、メジャーデビューが決まったことにより各ダウンロード・サブスクリプションサービスで配信されるようになりました。
気になる方はぜひそちらも聴いてみてください。
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