中島みゆき【人気曲解説】祝・サブスク解禁！名シングル曲を時代別に解説カルチャ[Cal-cha]

2000年代にリリースしたシングル

「地上の星」は2000年7月にリリースされた37枚目のシングルで、近年の中島みゆきの代表曲とも言える一曲です。

次にご紹介する「ヘッドライト・テールライト」とともに、テレビ番組「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」のために書き下ろされ、両A面シングルとしてリリースされました。

同曲は独特な世界観の歌詞が印象的ですが、テーマになっているのは「無名の人々の光」。

それを踏まえ＜つばめよ高い空から／教えてよ／地上の星を＞というフレーズを聴くと、「地上の星＝一般人なのかな？」となんだか意味が見えてきそうですよね。

ちなみに、中島みゆきは同シングルのリリースから2年後に、同曲で「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たします。

そしてそれを機に「地上の星」は再びヒットし、ロングセラーとなりました。

「ヘッドライト・テールライト」は前出した「地上の星」と両A面シングルとしてリリースされた楽曲。

＜ヘッドライト・テールライト／旅はまだ終わらない＞という歌詞が、自分自身の可能性を感じさせてくれる壮大な一曲です。

仕事を頑張った日の帰り道、何か大きなことを成し遂げた夜のBGMにぴったり。

「プロジェクトX」で特集を組まれることはなくとも、同曲を聴くと自分の頑張りを褒めたくなります。

また、同曲は中島みゆき本人が出演するCMに起用されたことでも話題になりました。

とてもユニークな内容のCMなので、動画サイト等でぜひチェックしてみてくださいね。

「銀の龍の背に乗って」は2003年7月にリリースされた38枚目のシングル。

とある医師が小さな島にある診療所の常駐医師になる姿を描いたドラマ「Dr.コトー診療所」の主題歌として制作されました。

ややファンタジックなタイトルですが、「銀」は「医療用メス」を表しているんだそう。

それを踏まえて＜銀の龍の背に乗って／届けに行こう／命の砂漠へ＞というサビの歌詞を見ると、都会の病院から島の診療所へと移った医師の姿とリンクしているように感じられます。

楽曲だけで聞いても感動的ですが、ドラマと合わさるとさらに感動的。

こちらも要チェックです。