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2010年以降にリリースしたシングル
荒野より
「荒野より」は2011年10月にリリースされた42枚目のシングル。
南極大陸に向かう越冬隊を描いたドラマ「南極大陸」の主題歌として書き下ろされました。
ドラマを見た方は<荒野より君に告ぐ/僕の為に立ち停まるな>というサビの歌詞にピンときたかもしれませんが、同曲はドラマに登場する犬の目線で描かれたものであると、後に中島みゆき本人がラジオで明かしています。
ドラマやドラマの元になった実話を知っていると涙なしでは聞けませんが、それらを知らずとも迫力満点の歌声や力強い歌詞に感動するはず。
「誰かが応援してくれている」と思いながら聴くと、辛い出来事も乗り越えられそうです。
麦の唄
「麦の唄」は2014年10月にリリースされた44枚目のシングル。
日本のウイスキー作りに取り組んだ夫婦の姿を描いたNHK連続テレビ小説「マッサン」の主題歌として書き下ろされました。
<なつかしい人々なつかしい風景/その総てと離れてもあなたと歩きたい>という歌詞はまさにドラマの内容とリンクしていますが、結婚等で新たな門出を踏み出す人にもぴったり。
あたたかくも壮大なメロディと前向きな歌詞に、背中を強く押されます。
ちなみに、中島みゆきは同曲で自身2回目となる「NHK紅白歌合戦」への出場を果たし、貴重な歌唱シーンを披露しました。
「麦の唄」のMVに登場する中島みゆきの歌唱シーンは、紅白歌合戦の映像をそのまま使用したもの。
影絵劇調の物語と相まって見応えたっぷりに仕上がっています。
泣いてもいいんだよ
「泣いてもいいんだよ」は2014年10月にリリースされた44枚目のシングル「麦の唄」のカップリングソングです。
こちらの作品は同年にガールズユニット・ももいろクローバーZのシングルとして提供したもの。
オリコン週間シングルランキングで1位を獲得、映画主題歌への起用などかなり話題になりました。
ももクロバージョンはフレッシュで元気いっぱいの雰囲気ですが、中島みゆきバージョンは深みがあって迫力満点。
<全然泣けなくて/苦しいのは誰ですか/全然今なら/泣いてもいいんだよ>というフレーズは、辛いときに聴くと涙が止まらなくなりそうです。
元気に励まして欲しいときはももクロバージョン、人生の先輩から喝を入れて欲しいときは中島みゆきバージョンを聴いてみてください。
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まとめ
以上、中島みゆきのおすすめシングル曲をご紹介しました。
1970〜1990年代に多かったしんみりとした失恋ソング、2000年代以降に増えてきた応援ソング、いずれも非常に魅力的。
ドラマへの楽曲提供も増えていますが、ドラマの内容としっかりリンクしているのに、ストーリーを知らずとも心を掴まれるのが不思議です。
ちなみに、中島みゆきの素晴らしさはシングル曲だけではありません。
「化粧」「かもめはかもめ」など、アルバムにしか収録されていない名曲もたくさんあります。
アルバム収録曲がサブスクに解禁されるかはわかりませんが、ぜひこれを機に中島みゆきのアルバムにも注目してみてくださいね。