由薫(ゆうか) – ドラマ主題歌『星月夜』が話題沸騰!Z世代の女性シンガーソングライターを徹底解説

由薫(ゆうか) – ドラマ主題歌『星月夜』が話題沸騰!Z世代の女性シンガーソングライターを徹底解説

由薫の歩み Part.1

ここからは由薫の歩んだ道のりを辿ります。

内に秘めた想いを様々な表現へ

幼少期に日本と海外を行き来した経験を持つ由薫。

中でも6歳から9歳にかけて暮らした、1人1人の個性を尊重するスイスでの日々は、由薫のアイデンティティを形成し、歌うことへの興味を引き出しました。

MEMO

由薫は通っていたスイスの小学校の行事で、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』に出演する機会に恵まれます。

楽しみながら歌やダンスを人前で披露したことは、現在にも繋がる大切な体験となりました。

後に、日本へと帰国した由薫でしたが、スイスと全く違う環境に戸惑います。

学生生活にうまく馴染めない中、由薫が居場所を求めたのは小説や映画などの創作物でした。

由薫は自分の手で何かを生み出すことに喜びを感じ、内に秘めた想いを小説やイラスト、映像といった様々な表現に昇華させていきました。

アコースティックギターとの出会い

そして、由薫の創作意欲は「音楽」へと向かいます。

ミュージカルに始まり、邦楽・洋楽問わず幅広い音楽に親しんできた由薫。

当時の彼女は『アメリカズ・ゴット・タレント』など海外のオーディション番組の影響で歌うことに憧れるも、自分の声への自信の無さから人前で披露する勇気はありませんでした。

そんな中、15歳の頃に父親が購入してくれたアコースティックギターとの出会いが転機に。
時間や場所に関係なく自由に演奏できる気軽さを持つギターに、由薫はのめり込んでいきます。

MEMO

ギターの練習は全て独学で、膨大な楽曲をカバー。YouTubeのレッスン動画も駆使しつつ、その腕を磨いていきました。

音楽への情熱を確かめたオーディション

高校ではアコースティックバンドを組み文化祭に出演。

17歳の頃には初めて完成させたオリジナル曲が友人の心を動かし、そこから由薫は積極的に曲作りを始めます。

そんな中、由薫はGYAOとアミューズが共同開催したオーディション「Yahoo! JAPAN 20周年企画『NEW CINEMA PROJECT』Powered by GYAO+Amuse」の「ミュージシャン部門」に応募。

当時ギターの練習が生活の一部になっていた由薫にとって、自分の音楽への情熱を確かめることがオーディション参加の目的でした。

1次審査を通過した時点で飛び上がるほどの嬉しさを感じた由薫は、オーディションへの参加を通じ、音楽に向かう強い想いに気づきます。

MEMO

渾身のオリジナル曲を携えて臨んだオーディションで、由薫は審査員特別賞に輝きました。

精力的なインディーズ活動

その後もオリジナル曲の制作に情熱を傾けてきた由薫は、2020年から都内のライブハウスに出演。

目の前のお客さんの反応がすぐにわかるライブを通じ、徐々にプロとして音楽活動に取り組む想いを強くしていきます。

2021年11月からは、3ヵ月連続デジタルシングルリリースを敢行。

自身初となる第1弾デジタルシングル『Fish』は、制作当時は未成年だった由薫が「お酒」をモチーフに作り上げた作品で、心地よいサウンドと由薫の柔らかな歌声に身をゆだねてしまうこと必至のナンバーとなりました。

MEMO

同曲はコード進行から作詞といった全ての作業を約2時間で行い、完成させた作品です。

続く『Yesterday』『風』でも溢れ出る想いを、表情豊かな楽曲へと結実させています。

2022年2月には、それまでのデジタルシングルも収録した1stEP『Reveal』をリリース。

本アルバムの5つの収録曲は由薫のその時々の想いが起点となり、全て異なるアプローチで制作されています。

しっとりと聴かせる楽曲からロックな楽曲まで幅広いジャンルを詰め込んだ集大成とも言える本作で、由薫は1人のシンガーソングライターとして着実な成長を遂げました。

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