由薫(ゆうか) – ドラマ主題歌『星月夜』が話題沸騰！Z世代の女性シンガーソングライターを徹底解説

由薫の魅力

ここからは由薫が持つ魅力を2つ紹介します。

美しく透き通るような歌声

由薫の魅力は何と言っても、美しく透き通るような歌声です。

楽曲を出す度に由薫は違った表情を見せ、その歌唱力と表現力の高さを惜しみなく発揮しています。

高音はもちろん低音の心地よさも特徴。
シングル『lullaby』で初タッグを組んだToruは、由薫が持つ低音の魅力を見いだし、由薫自身も気づかなかった側面に光を当てました。

聴き手1人１人に向けて、想いを込めて歌う姿が印象的な由薫。

繊細さと力強さを併せ持った彩り豊かな歌唱は、聴き手の心にいくつもの感情を呼び起こします。

聴き手の琴線に触れる楽曲

そしてもう1つの魅力が、聴き手の琴線に触れる楽曲です。

幼少期から多様な個性に触れてきた由薫。

そんな彼女がフラットな視点で紡ぎ出した、想像力を刺激する言葉の数々は、同世代の若者を中心に多くの人々の心に優しく寄り添い、誰もが持つ孤独や不安といった感情を癒やしてくれます。

そんな歌詞と共に、楽曲を盛り上げるのが色彩豊かなサウンドです。

由薫はギターでの作曲はもちろん、ピアノやドラムも用いた1つにとらわれない制作手法で、ポップス、ロック、バラードといった実に多彩なジャンルの楽曲を送り出しています。

中でも、メジャーデビュー後の楽曲でプロデュースを多く手がけるToruは、細かい部分まで行き届いたスケールの大きいサウンドで由薫の表現の幅を大きく広げました。

由薫の楽曲3選

ここからは由薫の楽曲を3つ紹介します。

Leon

• 作詞：由薫
• 作曲：由薫・野村陽一郎
• 編曲：野村陽一郎

1stEP『Reveal』に収録された、恋のワクワクや切なさを軽やかに歌い上げたナンバー。

軽快なサウンドと由薫の清涼感のある歌声が春の訪れを予感させ、聴き手に高揚感をもたらします。

由薫が恋について書いた歌詞はシンプルながら胸に刺さること必至。

心地よい歌声にぐっと引き込まれ、何度も繰り返し聴きたくなる魅力に溢れた楽曲です。

No Stars

• 作詞：由薫・Toru・Jamil Kazmi
• 作曲：由薫・Toru

由薫がToruとデモ制作段階から対話を重ねて作り上げた楽曲。

歌詞にはネガティブな部分も含め等身大の由薫が投影されており、飾らない言葉が並びます。

星のない真っ暗な空の下でも、自身の内にある光を灯すことで見えるものがある。

そんなメッセージを、空間の広がりを感じさせるサウンドの中、由薫は芯の強い歌声でまっすぐ聴き手の心に届けます。

聴き終わった後には、不思議と前に進む勇気が湧いてくる名曲です。

gold

• 作詞・作曲：由薫
• 編曲：高慶”CO-K”卓史

Amazon Prime VideoのCMソングに起用された、疾走感のあるバンドサウンドと1人1人の個性を肯定する歌詞が胸に響く楽曲。

本作では懐かしさを感じさせるサウンドと洗練されたメロディが聴き手を楽曲の世界へと誘います。

加えて、歌詞には自分を信じる大切さが誰にでも受け入れやすい言葉で表現されており、由薫のバランス感覚に優れた視点を垣間見ることができるでしょう。

そうしたメッセージをしっかりと伝えるのが、由薫の軽やかで、それでいて熱を帯びた歌唱です。

ありのままの自分でもいいのだと心が軽くなる楽曲で、聴き手の心に前向きな感情を呼び起こしてくれます。

最後に

表情豊かな歌声で聴き手を魅了する由薫。

そんな彼女が作るのは、自身のその時々で感じた気持ちを素直に表現した楽曲です。

自然体で紡いだ由薫の言葉はそっと聴き手に寄り添い、心に響きます。

新たな楽曲を生み出す度変化し続ける由薫の活躍に、今後も要注目です。