「Aimer」と書いて、何と読むかわかりますか?
答えは「エメ」です。突如現れたミステリアスな存在であるAimer。プロフィールも非公開になっている部分が多く、未だに全てを語っていません。
今回は現在公開されている範囲でのAimerさんのプロフィールを解説していきたいと思います。
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目次
経歴とプロフィール
Aimer
- 本名:非公開
- 出身地:非公開
- 生年月日:非公開
- 身長:非公開
- 血液型:非公開
「非公開」だらけのプロフィールとなってしまいました。Aimerさんについての情報は本当に少なくて、様々な情報が飛び交っています。生年月日や出身地について書かれているサイトもありましたが、公式では非公表となっており確実な情報ではありません。
Aimerという名前は自身の長年の愛称である「エメ」と、フランス語の「Love/Like」にあたる言葉「aimer」という2つの意味があります。
ベーシストだった父の影響で子供の頃からジャズやブルースを聴いていたAimer。自身もピアノを習ったり、宇多田ヒカルさんや椎名林檎さんの真似をして歌っていたようです。
中学生になると洋楽を聴くようになり、英語での作詞をし始めました。海外での生活も経験しながら書いていたようです。また、アヴリル・ラヴィーンの影響でギターを始めるなど、音楽への関心が強かったようですね。
ところが15歳の頃に喉を酷使したことによって声帯を痛めるアクシデントが起こります。歌うことはもちろん、会話すらもできないほどだったようです。半年ほど同じ状態が続いたそうですが、歌えない時間が「歌手になりたい」と強く思わせる要因になりました。
また、喉を痛めた経験から「どうやったら喉を酷使せずに歌えるか」と考え、歌唱法を追求するようにもなりました。
その結果、喉・声帯への負担が最も少ない状態で歌えたときこそが、自分にとって最も良い響きで、一番好きな声が出せていることに気付いたとインタビューで語っています。
しかし、現在でも声帯は完治していないそうです。手術して治そうか考えたこともあるようですが「良い声だ」と言ってもらえると、これからもこの声を守って、この声で歌っていこうと思うとのこと。Aimerのプライドが感じられます。
Aimerが本格的に音楽活動を始めたのは2011年のことでした。新人発掘のオーディションに参加しフィーチャリングボーカルとして出演。漫画雑誌とコラボレーションして、CMソング「キズナ」を提供しました。このときはAimer名義ではなく、agehasprings feat.Aimer名義での活動でした。
その後、公式サイトが開設され、洋楽をジャズアレンジしてカバーした配信限定アルバム「Your favorite things」をiTunesにて発表し、iTunes storeのジャズチャートで4位を記録するなど注目を集めました。
アルバムの中でもレディー・ガガの曲「Poker Face」はiTunes storeのジャズチャートで初登場1位を記録しました。このアルバムは現在配信が終了していますが、邦楽のカバーが追加された「Bitter & Sweet」というアルバムが発売されています。Aimerの綺麗な歌声が響くアルバムです。
2011年9月シングル「六・等星の夜/悲しみはオーロラに/TWINKLE TWINKLE LITTLE STAR」で正式にデビューしました。「六等星の夜」は深夜アニメの主題歌として採用されています。デビュー曲からアニメの主題歌というタイアップはすごいですね!
2012年5月に発売された配信限定シングル「星屑ビーナス」では、購入者を対象に招待制のライブ「Aimer Premier Live」を開催しました。ファンの前で初めてのパフォーマンスとなったこのライブは、まさにプレミアムな空間となったのではないでしょうか。
2012年8月に発売された4枚目のシングル「あなたに出会わなければ〜夏雪冬花〜/星屑ビーナス」が再びアニメの主題歌に抜擢され、注目を浴びることになりました。この曲は桑田佳祐さんも自身のラジオ内で絶賛し、アニメファン以外からも支持されました。その人気を証明するかのように10月に参加したイベントでは入場制限がかかるほどだったようです。
アニメのタイアップが続くことでAimer の知名度はますます上昇しました。そして2013年3月、作曲家の澤野弘之さんのプロデュースで「RE:I AM」を発表。この曲は「機動戦士ガンダムUC」シリーズの主題歌になりました。アニメの人気も相まって、週間オリコンチャートで6位を獲得。この曲でAimerにとって初のトップ10入りを果たすこととなりました。
「機動戦士ガンダムUC」の影響は大きく、その後も澤野弘之さんとの活動が続きます。アニメイベントへの参加や、澤野弘之さんワンマンライブへのゲスト参加、アニメとのコラボレーション企画などもあり、澤野弘之さんとSawanoHiroyuki[nZk]:Aimer名義での活動を開始しました。一気に世界が広がっていくのを感じます。
SawanoHiroyuki[nZk]:Aimerの活動としては、企画ワンマンライブ「UnChild」を開催。さらにコラボレーションアルバム「UnChild」を発売しました。このアルバムは週間オリコンチャートで10位を記録しています。
その後も度々Aimerの楽曲がアニメ主題歌として採用されています。アニメの世界観とAimerの力強くもどこか儚い歌声が見事にシンクロしていると感じました。
また、以前からアルバムの購入者を対象としたインストアライブやシークレットライブも行っており、渋谷のタワーレコードでは「TOWER OF LOVERS」というタイトルのインストアライブが定例化していきました。購入者だけが入ることができるイベントは、ファンにとって特別な空間だったと思います。
Aimer個人での活動は、様々なアーティストとのコラボレーションや楽曲提供を受けた曲を歌うことが多くなってきます。主なアーティストは、阿部真央さん、ONE OK ROCK、Galileo Galilei、凛として時雨、RADWIMPSなど音楽シーンの第一線で活躍しているアーティストばかりです。
特にRADWIMPSの野田洋次郎さんが楽曲提供した「蝶々結び」は、テレビでも大きく扱われ、この曲で音楽番組に初出演しています。今まで招待制のコンサートや限られた場所でしか顔を出してこなかったAimerの番組出演ということもあり、貴重な出演となりました。
2016年にはデビュー5周年を迎え、ファンクラブ会員を対象とした招待制のイベントを開催しています。さらに、待望の全国ホールツアーを開催。今までライブハウスやイベントでしか聞けなかったAimerの歌声が、多くのファンに届けられるようになりました。
その一方で、2013年より渋谷のタワーレコードで行われてきたインストアライブ「TOWER OF LOVERS」は終了となってしまいました。楽しみにしていたファンにとっては少し悲しいお知らせとなりましたが、もっと広い場所でAimerの歌声が聞けることは喜ばしいことですよね。
2017年には初のベストアルバムを2枚同時に発売しました。2枚のアルバムはオリコンチャートで上位に入り、2枚同時トップ5入りを果たしました。このアルバムの発売を記念して、ラジオドラマが制作され人気声優である梶裕貴さんや花澤香菜さんが参加しました。Aimerの曲はアニメでのタイアップが多かったこともあってか、豪華な声優陣でラジオドラマが制作されるくらいAimerの人気の高さがわかります。
また、8月には初の日本武道館公演が開催されました。この公演では約1万3,000人を動員し、ライブビューイングとして日本国内はもちろん、香港や台湾、韓国の映画館でも生中継されました。アニメの影響が強いのか、世界でAimerの曲が広がっていることが証明されました。
海外にも多くのファンを持つAimerは2018年3月、直接海外ファンへ会いに行くことになります。日本のロックバンドamaazarashiと共にツーマンツアーを開催。このツアーは上海、台湾、シンガポールで行われました。チケットは全会場でソールドアウトとなり、東京での凱旋公演は平日にも関わらずチケットは即完売となりました。
国内、海外のファンがAimerの曲に酔いしれる中、2019年1月発売されたシングル「I beg you/花びらたちのマーチ/Sailing」が、オリコン週間ランキングで初登場1位を獲得。2011年のデビュー以来、自身初の1位となりました。また、この結果は女性ソロアーティストでは5年ぶりの快挙だそうです。
プロフィールは非公開で、どこかミステリアスな雰囲気を持っているAimer。その姿は実際にコンサートへ足を運んだ人だけが知ることができる。なんだか神秘的なイメージを抱いてしまいました。すぐにでも、その答え合わせをしてみたいです。
Aimerの定番曲・おすすめ曲
バラードやジャズ、ロックなど幅広いジャンルで活動しているAimer。今回紹介する曲は、Aimerの様々な一面が見られる曲たちです。
コンサートでも披露されている曲を選びましたので、予習としてもおすすめです。ぜひ、Aimerの歌声に酔いしれてください。
Brave Shine
2015年6月に発売されたシングルです。ロックナンバーとなっているこの曲は「Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」2ndシーズンのオープニングテーマに採用されました。
人気アニメのタイアップということで、アニメファンからの注目も高かったようです。
蝶々結び
2016年8月に発売されたシングルです。誰もが知っているであろう蝶々結びを、人との関係に結び付けながら歌っている曲です。
この曲で音楽番組に出演し、世間の注目を集めました。
カタオモイ
2016年9月に発売されたアルバム「daydream」に収録されています。
独り言のような、誰かに語りかけるような歌声が心地よく、いろいろと考察したくなるような歌詞にも注目です。
Ref:rain
2018年2月に発売されたシングルです。アニメ「恋は雨上がりのように」のエンディングとして採用され、壮大なバラード曲となっています。
「この曲がエンディングでよかったな」と思ってもらえるように作品の世界に敬意を払いながら作った曲だそうです。
I beg you
2019年1月に発売されたシングルです。劇場版アニメ「Fate/stay night[Heaven’s Feel]」第二章の主題歌として採用されています。
エキゾチックな音楽と歌詞が印象的です。何度も聞きたくなってしまう中毒性を感じます。
MVには女優の浜辺美波さんが出演しています。
Aimerの魅力
デビュー当時から、あまり多くを語らない姿勢を貫いているAimer。知らない部分を知りたくなる人間の欲なのでしょうか。Aimer の歌を聞く度に、どんどん引き込まれていく力があると感じました。
Aimerの魅力は唯一無二の歌声だと思います。その歌声が、不思議とどんなジャンルの曲でもハマってしまう。すべての曲がAimerが歌うことによってAimer の曲へと変化してしまうのです。
そして、Aimerの歌には表情があるような気持ちになります。儚く悲しい歌声、強くて勇ましい歌声、可愛らしくて恋をしているような歌声など、歌の主人公の気持ちが頭の中でイメージすることができます。
Aimer 最新情報
「残響散歌」5週ぶり1位返り咲き
「鬼滅の刃 遊郭編」のOPテーマになっている「残響散歌」が、1月26日発表の最新「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」で5週ぶりの1位に返り咲きました。
Aimerが2週連続で1位、2位独占 『鬼滅の刃 遊郭編』OPテーマの「残響散歌」5週ぶり1位返り咲き【オリコンランキング】(写真 全2枚)https://t.co/w0hBTdKqIw
#Aimer #鬼滅の刃 #新譜 #主題歌 #オリコン #無限列車編 #遊郭編 #鬼滅の刃2期 #残響散歌 @aimer_and_staff @kimetsu_off
— ORICON NEWS【アニメ】 (@oricon_anime_) January 25, 2022
「THE FIRST TAKE」に登場!
Aimerが「THE FIRST TAKE」に登場します!
ピアノの演奏には音楽プロデューサーの蔦谷好位置を迎え、サブスクでの総再生回数が1億回を突破している「カタオモイ」を特別アレンジバージョンで披露しています。
⠀ THE FIRST TAKE
⠀ ⠀ ⠀ OUT AT ⠀⠀ "FRIDAY"
⠀ ⠀ ⠀ 22:00・@Aimer_and_staff
・#THEFIRSTTAKE pic.twitter.com/IFB4iVJE4R— THE FIRST TAKE (@The_FirstTake) January 27, 2022
デビュー10周年を記念して全楽曲のストリーミング配信解禁!
Aimerが、デビュー10周年を記念して、この10年間にリリースした全楽曲のストリーミング配信を開始します!
また、2月9日からは自身初のオンライン・リスニング・パーティー「Aimer 10th Anniversary Listening Party」を開催します。
こちらでも、10年間でリリースされた楽曲たちをAimer自身のナビゲートで紹介するというので、見逃せません!
#Aimer デビュー10周年を記念して、本日より全楽曲のストリーミング配信が解禁!先月1月26日にリリースされた初のB-SIDE COLLECTION『星の消えた夜に』収録曲もストリーミング配信開始となりました。是非お聞きください!by staff #Aimer10thhttps://t.co/aYMK6JrdLI pic.twitter.com/z96HdDIC9i
— Aimer&staff (@Aimer_and_staff) February 7, 2022
「THE FIRST TAKE」にて「残響散歌」披露
Aimerが、テレビアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」のOPテーマになっている「残響散歌」を、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にて披露しました。
まとめ
数々のアニメ主題歌を歌っているAimerは、作品を大切にしている気持ちが曲から伺うことができます。「主題歌までが作品である」と言っているかのように、作品の世界観が曲に再現されています。作品のファンとしてはとても嬉しいことですよね。
どんな曲でも見事に操ってしまうAimerの今後の活躍が楽しみです。これから私たちをどのような世界に連れて行ってくれるのでしょうか。
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