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「Ditto」サウンド・歌詞解説
NewJeansらしい幻想的なイントロとヘインの切なげなハミングから始まる「Ditto」。メンバーの空気を含んだ涼やかな歌声が、儚げな雰囲気を作り出します。ちりばめられたエッジボイスとサビのファルセットのバランスが絶妙です。
サウンドとしては、ボルチモア・クラブダンスの小気味のいいリズムとジャージー・クラブの特徴的な5つ打ちが融合しています。音楽のトレンドを取り入れつつも、NewJeansの色にしっかり染めあげた作品になりました。
タイトルの読み方は、「ディトー」。「私も同じく」という同意を示す意味合いを持っています。作詞には、ミンジが参加。相手を想ってはやる気持ちが表現された歌詞が印象的です。同じ気持ちだと言ってほしいという「say it ditto」を軸に楽しく韻を踏んでいきます。
恋心を表したシンプルな楽曲とも捉えられますが、MVを見ると複合的な意味が生まれてきます。MVがプロモーション以上の役割を果たし、楽曲を補完する構造は非常に珍しく、NewJeansならではの緻密な戦略が感じられます。