MAMAMOO+やONEUS、PURPLE K!SSなどが所属し、OH MY GIRLを擁するWMエンターテインメントと、KARAが所属するDSPメディアを傘下に迎え、韓国有数の中小規模芸能事務所に成長したRBW。
多くの人気アーティストを抱えることになったRBWは、2023年8月には設立13年で初めてのファミリーコンサートをソウルと東京で開催し、2024年にはオーディション番組『BOYS PLANET』で注目と人気を集めた日本人メンバー・ヒロトを含む、新人ボーイズグループ・NXDが正式デビュー予定です。
今回は、RBWの日本活動の拠点となっている日本支社・RBW JAPAN所属アーティストの魅力や経歴を徹底解説します。
目次
RBW JAPANとは?
韓国の芸能事務所・RBWの日本法人として、2016年3月設立のベトナム支社に続いて、2018年に設立したK-POPコンテンツ制作会社・RBW JAPAN。
日本市場での “ローカライゼーション” とK-POPの “グローカライゼーション” の実現を目指し、独自の「アーティスト・インキュベーション・システム」を基盤に、RBWに所属するK-POPグループ・MAMAMOO、ONEUS、ONEWE、PURPLE K!SSなどの専属アーティストのマネージメント事業、次世代アーティスト発掘・育成、コンテンツ・イベント企画制作などを展開しています。
また、2020年9月16日に、RBW JAPANの男子練習生「RBW JBOYZ」の公式SNSをオープン、2019年にオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』に参加した井汲大翔 (ヒロト) と田口馨也の2人に、隅田隼平と佐々凌摩の2人を加えた練習生4人を公開。
そのうち、2023年にオーディション番組『BOYS PLANET』に参加した井汲大翔が、日本ファンを含むグローバルファンの人気を集めることに成功し、2024年にRBWから新ボーイズグループ・NXDのメンバーとしてデビュー予定です。
韓国本社・RBWとは?
K-POP界のヒットメイカーが設立
現在、RBWの要職に就いて一緒に仕事をしている代表理事のキム・ジヌと代表プロデューサーのキム・ドフン、総括理事でプロデューサーのファン・ソンジンが、青年時代にMUSICCUBEの製作プロデューサーとして親交を深め、2010年3月5日に共同設立したRBW。
中でも、2000年代以降にダビチ「8282」、ペク・チヨン「忘れないで」(ドラマ『IRIS -アイリス-』OST)、イ・スンギ「結婚してくれる?」(ドラマ『華麗なる遺産』OST)、IU「Marshmallow」など様々なヒット曲を輩出したスター作曲家であり、2000年代の “韓国バラード・ルネサンス時代” を率いた作曲家の一人であるヒットメイカー、キム・ドフンが設立した事務所として知られています。
“信じて聴くMAMAMOO” の異名で知られる、実力派揃い
キム・ドフンが企画・プロデュースを手掛けて2014年6月にデビューさせた “RBW第1号” の4人組ガールズグループ・MAMAMOO。
MAMAMOOは、“アイドル最上の実力” とも評価される圧倒的な歌唱力と、キム・ドフンが手掛けた楽曲で大衆的な成功を収めて「第3世代代表ガールズグループ」として位置づけられるとともに、“信じて聴くMAMAMOO” の異名とサバイバル番組『QUEENDOM』優勝というタイトルを獲得しました。
その後に続いた、4人組男性ボーカルグループ・VROMANCE (2016年デビュー)から、RBW初のパフォーマンスボーイズグループのONEUS (2019年デビュー) 、RBW初のバンドグループ・ONEWE (2019年デビュー) 、ガールズグループ・PURPLE K!SS (2021年デビュー) まで、それぞれが “独歩的” な実力とパフォーマンスを披露。
大衆に「RBW=実力派」のイメージを刻印させると同時に、ローンチしたグループたちの活躍で会社自体の規模も拡大を続けています。
WM&DSPを傘下に入れ、最大規模の中小芸能事務所に
RBWは、2021年4月にWMエンターテインメントを買収合併、2022年1月にはDSPメディアを買収し子会社として傘下に迎えました。
WMエンターテインメントは、2008年7月の設立以来、B1A4を皮切りにOH MY GIRL、ONFまで3組のアイドルグループを輩出。
また、1991年10月に設立されたDSPメディアは、SECHSKIES、Fin.K.L、SS501、KARA、RAINBOW、APRIL、KARD、MIRAE (未来少年)、そして2024年デビューのYOUNG POSSEと、K-POP第1世代から第5世代までアイドルグループを披露してきた、老舗の “アイドル名家” です。
RBWは、DSPメディアの買収により中小規模芸能事務所の中で最も大きな規模になり、子会社を含めて現役で活動中の所属アイドルグループだけでも12グループに上り、HYBEの韓国国内6レーベルで10グループをも越えて、所属グループの数では韓国芸能事務所全体でも最大規模にまで拡がっています。
設立13年で “ファミリーコンサート” 初開催
所属グループ数が韓国最大規模となったRBWは、「大型マネジメント会社の必須コース」とも言われている “ファミリーコンサート”を、2023年7月に設立13年で初めて開催しました。
親会社・RBW所属アーティストだけでなく、傘下レーベルとなったWMエンターテインメントとDSPメディアに所属するアーティストも出演。
ソウル公演に加え、韓国国外で唯一開催された東京公演には、全11組総勢47名が参加しました。