目次
様々な歌手とのコラボレーション
BoAはソロ歌手ですが、様々なアーティストとコラボレーションした楽曲も多数発表しており、同じ事務所であるSMエンターテインメントのアイドルをはじめ、日本や中国など海外アーティストとのコラボレーション曲も人気があります。
特に言葉の壁を感じさせないほどの発音の良さと、どんなジャンルの楽曲であっても見事に歌いこなしている高い歌唱力は、一朝一夕で身につくものではありません。「K-POPはあまり聞かなかったけど、自分が好きな歌手とのコラボ曲がきっかけでBoAについて興味を持った」というファンも存在しており、トップアーティストとなった現在でも「この歌手とコラボしたら面白そうだ」と、アイディアが止まることはありません。
the Love Bug:m-flo loves BoA
Possibility duet with三浦大知
SMエンターテインメントの理事に就任
BoAが28歳になった2014年には、H.O.T.のメンバーであるカンタと共にSMエンターテインメントの非登記理事に専任されています。SMエンターテインメントは「多様なコンテンツおよび新規事業の企画などにも参加し、グローバルな活動を通じて培ってきたノウハウと力量を新たに発揮する計画だ」と発表しており、クリエイティブディレクターとして活躍することが伝えられました。
「理事」という肩書きではありますが「非登記」のため取締役会には出席できず、議決権を持つことはありません。しかし、会社に問題が生じた場合は法的責任から外れるというメリットもあります。
特にBoAはSMエンターテインメントのイ・スマン氏が直接手がけたアイドルということもあり、イ・スマン氏に「BoAがいなければSMもなかった」と言わせるほどの影響力を持ったアイドルです。そのBoAが理事になるということで、SMエンターテインメントがよりアイドルと近い関係になったのでは?と感じますし、アイドルの生の声が取り入れられた企画なども増えそうだと期待してしまいます。
司会や審査員としても活躍
BoAは2011年に「K-POPスター」というサバイバルオーディション番組で審査員を務めたことがありましたが、現在も様々な番組で司会や審査員を務めて後輩を育てる立場に立っています。
韓国ではオーディション番組やサバイバル番組が多く、デビューを目指して切磋琢磨する練習生たちを見て、視聴者が感情移入したり「応援したい!」と思わせる番組作りが一般化しており、IZ*ONEやWanna One、TWICEといった大型グループが誕生しました。
その中でもWanna Oneが誕生するきっかけとなった「PRODUCE 101 SEASON2」というオーディション番組ではBoAが「国民プロデューサー代表」という立場で101人もの練習生と関わっています。BoAは「練習生」という言葉がまだ馴染みのなかった時代からSMエンターテインメントに入社し、アイドルとして成功しました。
BoAの活躍があったからこそ「練習生」という言葉が認知され始め、今では誰もが知っている言葉へと成長したのです。BoAは番組のオファーを受けた当初は「ユーモアがない私に務まるわけがない」と断ろうとしたそうですが、自身の経験を後輩に伝えたり、日本人の練習生に対しては難しい言葉を日本語で説明してあげたりと、練習生たちに勇気と安心を与えました。
その後もBoAは、ダンスバトルで頂点を目指す「STREET WOMAN FIGHTER」や音楽バラエティ番組「MUSIC UNIVERSE K-909」などに出演し、色々な角度からK-POPやパフォーマンスを世界に広げようと日々奮闘しています。
普通は引退した歌手やアイドルが担う仕事のように思われますが、BoAは後輩たちを指導するだけではなく受けた刺激を自身のパフォーマンスに還元するかのようにリスペクトも忘れていません。今後は、BoAが新人歌手を全面プロデュースする日が来るのではないでしょうか。