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日本一の標高を誇る富士山に加え、富士サファリパークや熱海温泉など魅力的な観光名所が溢れる静岡県。『ちびまる子ちゃん』の舞台としても有名です。
他にも、お茶の名産地でもあり、県内に入ると茶畑を見かけることもしばしば。
今回は、静岡県出身の歌手・アーティストについてご紹介させていただきます。
目次
静岡県出身の有名アーティスト
久保田利伸（静岡県静岡市清水区出身）
自他共に認めるファンキーな性格の持ち主で、日本においてR＆Bのパイオニア的存在である久保田さん。
静岡市清水区に生まれ、高校卒業までの間暮らしていました。
駒澤大学に進学した久保田さんは、軽音楽部ロック研究会に所属。そこで羽田一郎さんと出会い、バンド「HOTTENTOTS」を結成します。
1982年に開催された『EAST WEST ’82』にて、ベスト・ボーカリスト賞を受賞。
大学卒業後は音楽プロデューサーとして業界入りし、自身も歌手として活動する傍ら、小泉今日子さんや荻野目洋子さんなど、多くの歌手やアイドルに楽曲提供を行います。
ドラマ『ロングバケーション』の主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」はミリオンセラーとなり、自身の代表曲となりました。
当時、日本ではあまり馴染みのなかったブラックミュージックを取り入れ、浸透させる功績を残した久保田さん。
彼がR&Bを世間に認知させたことは、後に宇多田ヒカルさんやMISIAさんなどの音楽が流行する下地になったとも言われています。
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吉井和哉（東京生まれ・静岡育ち）
2019年に結成30周年を迎えた、ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」のボーカルを務める吉井さん。
出生地は東京ですが、小学校1年生のときに父親を亡くし、母親の実家がある静岡に移り住みました。
メタルバンド「アーグ・ポリス」でベースを担当した後、1988年に「THE YELLOW MONKEY」を結成します。
ボーカルギターに加え、作詞作曲、プロデュースも担当とグループの中心的存在として活躍。
NHKの音楽番組『ポップジャム』のエンディングテーマ「JAM」や、ドラマ『職員室』主題歌の「BURN」など、数多くのヒット曲を手がけました。
2004年に惜しまれながらも解散を発表しますが、2016年に再結成を発表しファンを沸かせました。
また、解散から再結成までの間にはソロ活動もしており、14枚のシングルに7枚のフルアルバムをリリースと、精力的に活動していました。
解散と再結成、そしてソロ活動を経て、更に楽曲のパワーが強まっている吉井さん。今後発表される作品にも期待大です。
後藤正文・山田貴洋（ASIAN KUNG-FU GENERATION）
- 後藤正文（静岡県島田市出身）
- 山田貴洋（静岡県富士宮市出身）
- 喜多建介（神奈川県横浜市金沢区出身）
- 伊地知潔（神奈川県鎌倉市出身）
「アジカン」の略称で呼ばれる、4人組ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のメンバーである後藤さんと山田さんは、静岡県出身です。
バンド名は、後藤さんが好きだった「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」のように英単語3つを繋げたバンド名を作りたいと発案。好きだったカンフー映画から「KUNG-FU」を取り、海外の人が驚くような名前として命名されました。
1996年に関東学院大学で結成された「ASIAN KUNG-FU GENERATION」。メンバーの後藤さんと喜多さんが偶然出会い、意気投合したことがきっかけでした。
2002年にはアニメ『NARUTO』の主題歌に「遥か彼方」が起用され、知名度を大幅に上げます。
その後もアニメ『鋼の錬金術師』の主題歌「リライト」や、アニメ『BLEACH』の主題歌「アフターダーク」などヒット曲を次々とリリース。
若者を中心に、大人気アーティストへと昇り詰めました。
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田村明浩・三輪テツヤ（スピッツ）
- 草野マサムネ（福岡県福岡市早良区出身）
- 三輪テツヤ（静岡県藤枝市出身）
- 田村明浩（静岡県藤枝市出身）
- 﨑山龍男（栃木県佐野市出身）
スピッツのメンバーである三輪さんと田村さんは、共に静岡県藤枝市出身です。
「スピッツ」というバンド名は、草野さんが高校時代に考えたもの。草野さんは「s」の次に「ｐ」が続く英単語が好きだったようで、辞書で見つけたこの単語を気に入っていました。
1987年に結成された「スピッツ」は、当時大流行していた「THE BLUE HEARTS」の影響を受け、パンク・ロックを主体とするバンドでした。
しかし、「二番煎じでは先は望めない」というマネージャーの指摘と、メンバー自身のスタイルを見つめ直したことで、現在のようなフォークソングを取り入れたポップ・ロックへと変遷していきます。
1994年には、後に代表曲となる「空も飛べるはず」をリリース。
「空も飛べるはず」は発売当時7万枚程度の売上でしたが、1996年のドラマ『白線流し』への起用を受け再出荷した際に、ミリオンセラーを記録しました。
その後も「ロビンソン」や「チェリー」などのミリオンセラー作品を連発し、大人気アーティストへと昇り詰めました。
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研ナオコ（静岡県伊豆市出身）
タレント・女優としても、数多くのCMやバラエティ番組で活躍する研ナオコさん。
「ナオコ節」と呼ばれる独特な歌唱法で、多くの人を虜にしてきました。
小さい頃から歌が好きだった研ナオコさんは、静岡放送の『のど自慢大会』に何度か出場もしていました。
歌手デビューを果たしたのは、1971年の「大都会のやさぐれ女」。
その後、1975年にリリースした「愚図」が初のオリコンチャートベストTOP10入り、翌1976年にリリースした「あばよ」は1位を獲得し、『第27回NHK紅白歌合戦』に初出場しました。
一時は麻薬騒動で謹慎期間もありましたが、復帰後も人気は衰えず。1993年に至るまで、11回もの回数紅白歌合戦に出場しました。
1990年代以降新曲のリリースは少なくなりましたが、コンサートでの活動は精力的に行っています。
また、2019年には実に24年ぶりとなるシングル「私は泣いています/愛」をリリース。今後の活躍にも期待です。
DJみそしるとMCごはん（静岡県御殿場市出身）
一度見たら忘れないような、特徴的な名前のDJみそしるとMCごはんさん。
名前から2人いるのでは？と思うかもしれませんが、ソロアーティストの方です。
音楽活動を始めるきっかけとなったのは、大学の卒業研究。
女子栄養大学に通っていたDJみそしるとMCごはんさんは、紙媒体やWebでは台所でのレシピの確認が難しいことに着目しました。
そこで考えたのが、「歌って覚えられるレシピ」。レシピを曲にして、いつでも確認できるようにアレンジしました。
その卒業研究をYoutubeにアップしたところ、関係者の目に留まり、楽曲の配信が決定。
2013年には「おりおりのおりょうり〜X’mas〜」をリリースし、メジャーデビューを果たしました。
デビュー後に発表された楽曲は、レシピを説明したものばかりではないですが、どれも食べ物に関係した内容になっています。
2020年1月にはSNS上で結婚を報告しており、公私共に充実した生活を送られているようです。
大澤敦史（打首獄門同好会）
- 大澤敦史（静岡県浜松市出身）
- 河本あす香（瀬戸内海のとある島出身）
- Junko（出身地非公開）
ロックバンド「打首獄門同好会」のバンドリーダーである大澤さんは、静岡県の出身です。
「打首獄門同好会」の楽曲の特徴は、生活に密着した緩い歌詞。
布団から出たくない、冷蔵庫のプリンを勝手に食べられた、といった比較的どうでもいい内容を本格的なサウンドに乗せて歌うギャップで、若い世代を中心に人気があります。
ジャンルとしては「生活密着型ラウドロック」に分類されるそうです。
作風の都合上ラブソングが1曲も無く、バラエティ番組『さまぁ〜ずの神ギ問』では「ラブソングを1曲も作っていないアーティスト第1位」に選ばれました。
結成は2004年ですが、メジャーデビューはせずインディーズバンドのまま現在まで活動しています。
2019年には、国産農林水産物に関する楽曲が評価され、農林水産省から「FANバサダーロック」に任命されました。
YoutubeやTwitterといったSNSと楽曲の相性が良いということもあり、今後さらなる人気の上昇が期待されるアーティストです。
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最後に
いかがでしたでしょうか？
静岡県の有名アーティストには大物が多く、邦楽の歴史に名を刻んだ方々が並んでいます。
しかし、若手のアーティストも決して負けてはいません。
これからの音楽業界をさらに盛り上げてくれると期待しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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