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ぐるたみんの魅力
力強いハイトーンボイスと豊かな表現力を活かして、時には少しふざけて「うるおぼえ」に、時には「真面目に」様々な楽曲を歌い続けてきたぐるたみん。
ニコニコ動画や公式YouTubeチャンネルなどで現在でも再生数を伸ばし続け、アーティストとして精力的に活躍の場を広げているぐるたみんの魅力を、「力強くて繊細な声」「ユニークなアイディアを活かした企画力」さらには「音楽に対するこだわり」という観点から紐解いていきます。
力強さと繊細さを併せ持つハイトーンボイス
「覚声類」とも称されるハイトーンボイスを活かして、女性ボーカルの楽曲でさえも軽々とカバーしてしまいます。ただがむしゃらに高音域を発するだけでなく、繊細さや豊かな表現力を磨いているからこそ、「男性の歌い手には、まさか歌えないだろう」とファンが考える曲さえ見事に歌い上げてしまうのです。
少し元気が出ないときでも元気を分けてもらえるような歌声に、何度でも耳を傾けたくなります。
うるおぼえで歌ってみたシリーズ
歌い手・ぐるたみんの代名詞とも言えるのが、パワフルな歌唱にコミカルな要素をプラスした「うるおぼえ歌ってみた」シリーズです。
デビュー作である「ロミオとシンデレラ」も「うるおぼえで歌ってみた」シリーズの1つであり、音程やリズム、あるいは歌詞の一部を意図的にはぐらかし、非常に曖昧な歌い方をするパフォーマンスが好評を博しました。
ぐるたみんの知名度を押し上げた「うるおぼえ歌ってみた」シリーズの中でも特にターニングポイントと呼べる作品は、2010年8月にニコニコ動画で公開された『とある科学の超電磁砲』のOP主題歌「only my railgun」です。
この動画は2021年8月の時点で1000万回再生を突破し、ニコニコ動画全体でみてもトップクラスの注目度を誇りました。
歌詞やメロディー、リズムなど様々な要素が絶妙に「うるおぼえ」なので、ふざけていることは確かなのですが、難易度の高い高音域までしっかり声が届いており、表現力も豊かだからこそ、単なるおふざけに終わらず、ハイレベルな作品として完成している印象を受けます。
作品を作る際のこだわり
ジャズピアニストとして活躍していた父親の影響もあって、3歳からピアノに触れ、後に多くの人に感動を与える音楽センスを磨いてきました。
様々な楽曲の作詞や作曲、アレンジなどを自身で手掛け、単に楽曲を制作するだけでなく、歌い方やパフォーマンスにも一工夫をこらすという、唯一無二のアイディアマン。
優れた音楽センスを持っているために、音作りへのこだわりは人一倍強く、楽曲によってはテイク数がなんと2000回を超えることもあるようです。聴覚を心地よく刺激する「倍音」という要素にこだわり、心地よい音がいかに均等に出せているかということを念頭に置き、魂を込めてレコーディングに励んでいます。
これまで発表してきたシングルやアルバムにもそれぞれ明確なコンセプトがあり、どれほど真摯に音楽と向き合っているかがうかがえます。
精力的かつユニークな活動実績
タイアップの実績
2011年12月に「EXIT TUNES」よりメジャーデビューを果たしてから、歌い手としてはもちろん、優れた音楽センスを持つシンガーソングライターとして、自身の楽曲と様々なコンテンツのタイアップを実現しています。
「センセーション・シグナル」TVアニメ「マジンボーン」OP主題歌
「GIANT KILLING」「CDTV」ED主題歌
「Yell for」「musicるTV」ED主題歌
「WAKE UP」「谷原章介の25時ごはん」ED主題歌
近年は特に歌い手以外の活動にも尽力
ぐるたみんは、歌い手、シンガーソングライターである以外にも、ゲーム実況や声優としての活動、磨き抜かれた音楽センスを活かしたMIX作業、さらにLINEスタンプの制作と公開などを通して活躍の場を広げています。
ゲーム実況については、YouTubeのサブチャンネル「ぐるたみんのざつおん」で、様々なタイトルに面白おかしく挑戦している様子がうかがえます。
また、恋愛ADV『劇団プリンス』において、相模 シュトゥルムウントドラング 潤司役を演じ、見事に声優初挑戦を果たしています。