ヘヴィメタル系の重厚感のある音楽と電子音、不穏な歌詞によって独特の世界観を作り続けているボカロP・MARETU。
1000万回再生以上の楽曲を数多く投稿している人気ボカロPであり、その意味深な楽曲に惹かれ、考察するファンも数多く存在しています。
また、作詞・作曲などの音楽制作のほか、MVやサムネイルのデザインなども手掛ける総合クリエイターの一面も。
今回は、マルチな活躍を見せるボカロP・MARETUのプロフィールや経歴、おすすめ楽曲などをご紹介します。
目次
MARETUのプロフィール
— MARETU (@maretu01) June 7, 2022
- 名前:MARETU(マレツ)
- P名:極悪P
- 活動:2011年~現在
- 主な使用ボーカロイド:初音ミク
MARETUは、2011年より活動しているボカロP。
重厚感のあるヘヴィメタル系の音楽を中心に、チップチューンや和風の要素を取り入れた楽曲を数多く制作しているのが特徴です。
どの楽曲も基本的にモノクロの背景とタイポグラフィによるアートがサムネイルに採用されており、曲を聞かずとも一目で“MARETUの曲”と分かるのがポイント。
楽曲のテーマもサムネイルの雰囲気に合った薄暗いものが多く、ファンによってさまざまな楽曲考察が行われています。
作詞・作曲・編曲・ミックス・演奏などの音楽方面の活動ほか、アートワークやデザインも一人で手掛けているのもMARETUの魅力。
作品制作に関する作業をひとりでこなしているからこそ、MARETU独特の世界観がどの楽曲からも感じられるのでしょう。
ギター演奏やボカロ曲・ゲーム音楽のリミックス制作も
ボカロPとして活動する傍ら、MARETUはギタリストとして演奏を行ったり、ゲーム音楽・ボカロ曲のカバー・リミックスを行ったりしています。
過去にはかいりきべあの『ベノム』や『イナイイナイ依存症』、『失敗作少女』、Kanariaの『ヒトリユラリ』などをリミックスしたことも。
SoundCloudやニコニコ動画には、カバー音源やリミックス動画などが投稿されています。
また、2021年にはリミックスを投稿する用のYouTubeアカウントと思われる「MARETU②」も開設。
ほかにもTwitterでは、動画投稿サイトに投稿していない演奏動画やインスト、MVで使われているアート素材などを確認できます。
実はボカロPデビューは『P 名 言 っ て み ろ !』
現在はダークな楽曲の印象が強いMARETUですが、実はボカロPとしての初投稿は『P 名 言 っ て み ろ !』です。
2011年4月8日にニコニコ動画へ投稿されたネタ曲で、ボカロ好きやボカロPの間で話題になった本楽曲。
『ポケモン言えるかな?』のオマージュを感じさせる導入から始まり、メタル風の激しい音楽とともにひたすら初音ミクがP名を読み上げていきます。
本楽曲を中心に、ニコニコ動画では「第一次P名呼ばれたか戦争」というタグ名が誕生。
MARETUにP名を採用されたボカロP、採用されなかったボカロP、まだP名がないボカロPなどが盛り上がり、数多くのアンサーソングが投稿されるブームが起きました。
また、「P名呼ばれてない」とアンサーソングを投稿したボカロPに対し、MARETUが『アキバヲタP言ってみろ』『P名言ってみろ!完全版』など、さらに楽曲(?)を投稿し返すといった流れも。
実はMARETUは、現在の楽曲テイストを定着させる以前から、ニコニコ動画で注目を集めるボカロPのひとりだったのです。
2022年にもニコニコ動画にて、ネタ動画の投稿が行われています。
ネタ曲はMARETUのもう一つの顔であり、彼のボカロの原点とも言えるでしょう。
はじめまして!(ヽ´ω`)突然失礼致します。
6年前、あなたを少しでも理解したくてVOCALOIDを始めた者です。
今はまだ無理ですが、いつか振り向いてもらえるように頑張ります。(お返事は大丈夫です)ありがとうございました。^_^https://t.co/5iL7XqIiZa— MARETU (@maretu01) September 16, 2017
MARETUはwowakaをリスペクトしているボカロPのひとり。
ヒトリエ楽曲のカバーを行っているほか、2017年にはTwitterでwowaka本人に対し「あなたを少しでも理解したくてVOCALOIDを始めた者です」とリプライを送っている様子も見受けられます。