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レイニーレイニー / ナナホシ管弦楽団&メガテラ・ゼロ
ボカロP ナナホシ管弦楽団と歌い手のメガテラ・ゼロによる楽曲です。
歌唱を担当しているボカロは初音ミク。公開日は2018年5月31日です。
ナナホシ歓迎楽団とメガテラ・ゼロは、一時期一緒にバンドを組んでいた事もある2人組です。本作は、彼らがバンドデビューをする少し前に公開されました。
作曲作詞は、ナナホシ管弦楽団とメガテラ・ゼロの2人で担当。その上でMIXと鍵盤演奏ギターアレンジをナナホシ管弦楽団が、ボーカルアレンジとMVの動画編集をメガテラ・ゼロが別々に担当する形で制作されています。
現実で生きる事の厳しさを雨に打たれながら歩く様に重ねた歌詞が印象的な本作。
切なく悲しい歌詞ですが、電子音とストリングスが印象的なサウンドに壮大なコーラスやハモりが用いられたボーカルアレンジが加わる事で、どこか爽快な雰囲気も持ち合わせた1作に仕上がっています。
雨で憂鬱になりがちな人々の心を代弁してくれているような、メッセージ性を持つ楽曲です。
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雨は実刑 / Sohbana(そうばな)
ボカロP Sohbanaによる楽曲です。
歌唱を担当するボカロは初音ミク。公開日は2022年4月23日です。
ボカロ音楽の祭典「The VOCALOID Collection ~2022 Spring~」(通称:ボカコレ2022春)の参加楽曲として制作されました。
ランキングTOP100においても37位にランクインした楽曲となっています。
クールなベーススラップから始まる本作。
非常にノリのよいダンスミュージック調の楽曲となっており、聴いているだけで思わず身体を動かしたくなります。
歌詞においても「雨」をモチーフにした様々な言葉遊びが行われており、その表現力の高さに驚かされます。
同時に「私」という人物の人生を描いたと思われる物語性も感じられ、文芸チックな世界観に心打たれる歌詞ともなっています。
2番のラップシーンも注目必見!
Sohbanaの独特な世界観に目を瞠る雨の歌です。
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雨のうた / クチサキ
ボカロP クチサキによる楽曲です。
歌唱を担当するボカロはMEIKO。公開日は2020年12月27日です。
本作は「雨」を題材にした楽曲であると同時に、2021年に開催されたボカロリズムゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(通称:プロセカ)の楽曲コンテスト「第3回プロセカNEXT」にも応募された楽曲となっています。
プロセカNEXTはプロセカで使用する、新たな楽曲を決めるコンテストです。
残念ながら本作が採用される事はありませんでしたが、MEIKOを使ったお洒落なボカロソングとしてニコニコ動画で話題を集めました。「もっと評価されるべき」のタグもつけられ、2022年現在もMEIKOファンの間では高い評価を集め続けています。
「電子ドラッグ」のタグがつけられる程に、中毒性が高いEDMソングである本作。
MEIKOの機械らしさが残った声と電子音の親和性も高く、特にサビで「雨のうた」という歌詞を力強く伸びやかに歌い上げるMEIKOの声は一度聴いたら忘れられないものがあります。
繰り返し何度も聴きたくなる梅雨時のEDMソングです!
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紫陽花の夜 / ねじ式
ボカロP ねじ式による楽曲です。
歌唱を担当しているボカロはGUMI。公開日は2014年6月17日です。最初はニコニコ動画のみの公開でしたが、翌日18日にYouTubeでの公開も行われました。
とある2人の別れを歌った本作。
相手の事が忘れられない主人公の心情を「雨」を用いて表現した感情的な歌詞は、聴いてるだけで胸が締めつけられるものがあります。視聴者からも「泣きそう」「心に染みる」といったコメントが多く寄せられています。
なお曲名に使用されている「紫陽花」には、「移り気」「浮気」「無常」といった花言葉があります。色によっては「辛抱強い愛情」といった意味を持つものもあるとのこと。
本作で描かれている2人の人物の別れまでの経緯や、歌の主人公の感情に通ずるものを感じる花言葉でしょう。
切なくも激情的な歌詞に虜になる事間違いなしのロックソングです!