高い技術と豊かな音楽性を持ちながら、極めてポップな楽曲を届けるXIIX(テントゥエンティ)。
10年以上のキャリアを持つ2人によって結成されたこのバンドは、様々なジャンルを横断する洗練されたサウンドで、新しい音楽を追求しています。
今回は、XIIXのメンバーや経歴、おすすめの楽曲を解説。
日本のポップスに新しい風を巻き起こすであろうXIIXを、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
XIIXとは?
UNISON SQUARE GARDENのギターヴォーカルとして活動する斎藤宏介(さいとうこうすけ)と、ARDBECKのメンバーであり、サポートベーシストとしても米津玄師やaikoなど数多くのアーティストの現場で活躍する須藤優(すとうゆう)の2人によって結成されたXIIX。
ロックやジャズ、R&Bにヒップホップなど、あらゆるジャンルが組み込まれていながらも、一貫してポップな音楽性が大きな魅力です。
耳馴染みの良いグッドメロディと、表情豊かなサウンドのアレンジによって生み出されるXIIXの音楽は、キャッチーさと大人に似合うような温かい精巧さを併せ持っています。
作詞は斎藤が、作曲は斎藤と須藤2人が携わるXIIX。
本格的に始動し始めてからまだ3年程のバンドですが、2人の個性と技術は融合し、独自の世界を確立しています。
XIIXのメンバー
斎藤宏介(Gt.Vo.)
1985年生まれ、帰国子女の斎藤宏介は、小学校高学年の頃から兄のギターを弾き始めます。
高校に入り、BRAHMANのコピーバンドを組んだことからバンド活動を開始。
当時はギター担当でしたが、バンド解散後、彼自身がヴォーカルを担当するバンドがやりたいという思いから、大学在学時にUNISON SQUARE GARDENを結成します。
高校時代のバンドメンバー2人に声をかけ、斎藤がギターヴォーカルを務める3ピースバンドとして活動を始めました。
好きなバンドにsyrup16gやGRAPEVINEといったギターロックバンドを挙げる斎藤。
その影響もあってか、彼はギターヴォーカルとは思えないほど高度なギタープレイをこなしています。
UNISON SQUARE GARDENの楽曲は、メインソングライターであるベース田淵智也の音楽と、ドラム鈴木貴雄、そして斎藤が好きな音楽の影響が合わさって、3人それぞれの世界観やハイレベルな表現技術が共在するものとなっています。
バンドは2008年にメジャーデビュー。
その後アニメのタイアップなどでも注目を集め、コンスタントに作品リリースやライブを行ってきました。
UNISON SQUARE GARDENは、結成18周年を迎える2022年現在でも、人気バンドとして精力的な活動を続けています。
斎藤の魅力は、透き通るようでありながら、突き刺すような力強さも兼ね備えた歌声。
そして、ギターを何本も重ねて作り上げる巧みな音世界。
他のミュージシャンの作品にも多数ゲストヴォーカルやギターで参加している彼は、一アーティストとしても厚い支持を受けています。
▼あわせて読みたい!
須藤優(Ba.)
いろいろライブが続いてたけど、今日からはXIIXモード
グッズTシャツもめちゃいい感じ
177cm L着用の図 pic.twitter.com/2ZnnWK8dr4— 須藤優 (@U_suto_) May 18, 2022
須藤優は、1985年生まれ、埼玉県浦和市出身です。
兄の影響で12歳頃よりベースを弾き始め、当時はL’Arc-en-Cielや黒夢といったJ-ROCKを好んで聴いていたと言います。
バンドをやりたかったという彼はドラムやギターなどもマルチに演奏し、中学生頃にはHi-STANDARDの影響を受けたパンク系の楽曲制作も始めます。
高校卒業後にはメンバーを探すために音楽学校へ進学。
数々のバンドを経て、2008年、U&DESIGNに加入します。
そして、U&DESIGNの楽曲プロデュースを手がけていた堂島孝平に声をかけられ、バックバンドHi-Tension Please!で一度サポートベースを弾いたことをきっかけに、須藤のサポートミュージシャンとしての活動がスタートすることに。
キーボーディスト渡辺シュンスケからはSchroeder-Headzへの参加を、ギターの八橋義幸からはSuperflyの現場参加をといった風に、Hi-Tension Please!のメンバーそれぞれから声をかけられ、様々なアーティストのレコーディングやライブでベースを弾くようになっていきます。
2012年には、80KIDZのサポートメンバー同士である堀正輝とARDBECKを結成。
このユニットでは須藤自身が作詞作曲し、ヴォーカルも担当しています。
その後、2019年にU&DESIGNは脱退。
しかし、サポートベーシストとして活動しながら、楽曲制作やアレンジ、プロデュース業も行っており、彼の音楽活動の勢いはとどまることがありません。
ゆず、秦基博、sumika、家入レオなど、挙げたらきりのない程沢山の現場でベースを弾き、また、数多くのアーティストの楽曲アレンジにも携わる須藤。
斎藤の「須藤優は同年代の中で、ずば抜けた音楽のエキスパートだ」という評価通り、須藤の活躍ぶりは目を見張るものがあります。