初音ミクが発売された2007年から現在まで、絶えない人気を誇る有名ボカロP・sasakure.UK。
そのボカロ曲には、バリエーション豊かな電子音や「ささくれ節」と呼ばれる独特のリズム、寓話的・哲学的なストーリーなど数多くの魅力があり、国内外の多くのファンに愛されています。
そこで今回は、「音楽」を通じて独創的な世界観・物語を発信し続けるsasakure.UKのプロフィールや活動、魅力、おすすめ楽曲などをご紹介します。
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目次
【プロフィール】sasakure.UKとは?
プロセカのカスタムプロフィールつくってみた! pic.twitter.com/GIZBPd754j
— sasakure.UK@フューチャー・イヴMV (@sasakure__UK) October 9, 2021
- 読み方:ササクレ・ユーケー
- 性別:男性
- 参加ユニット:有形ランペイジ、sasalasa
- 主な使用ボーカロイド:初音ミク、GUMI、可不 他多数
sasakure.UKは、初音ミクが登場した2007年にボカロ曲の投稿を開始。
2022年現在まで独特な世界観の楽曲を作り続けており、国内外を問わず高い人気を集めているボカロPです。
その一方で、書き下ろし楽曲提供、インスト楽曲制作、DJ、バンド活動など、さまざまな音楽活動を行っているミュージックコンポーザーでもあります。
ボカロとの出会い
幼少期からゲーム音楽が好きで、初音ミクが登場する以前から、独学でインスト音楽の制作を行っていたsasakure.UK。
最初はなんとパソコンではなく、携帯電話に入っているアプリで音楽を作っていました。
そんな彼が2007年に投稿した初のボカロ曲は、初音ミク歌唱の『PICO@LUV (☆彡とvとAIのウタ。)』。
「人が歌っていない」というボーカロイドの世界観や高い技術性に面白さを感じ、使い始めたそうです。
sasakure.UKの多彩な活動経歴
ここからは、ボカロPとしての活躍やそのほかの音楽活動を解説。
これを読めば、sasakure.UKの主な活動が分かります!
楽曲『*ハロー、プラネット。』が大ヒット!有名ボカロPに
sasakure.UKが有名ボカロPとなったきっかけの1曲が、2009年投稿の『*ハロー、プラネット。』です。
「終末」をテーマにしたシリーズの1曲で、ニコニコ動画では500万回再生超、シリーズ全体では1200万再生超の大ヒット楽曲となっています。
「オハヨーハヨー」というキャッチーなフレーズが特徴的で、かわいいドット調のMVが目を惹きますが、話題となったのはSF的な「終末」を感じる歌詞や世界観。
数多くの考察が生まれ、ニコニコ動画を中心に人気となりました。
終末シリーズの時系列は『しゅうまつがやってくる』→『ぼくらの16bit戦争』→『ワンダーラスト』→『*ハロー、プラネット。』の順です。
4曲を巡回することを「しゅうまツアー」と呼ぶファンもおり、シリーズ全体で愛されています。
バンド・有形ランペイジとしても活動
ボカロPである一方で、sasakure.UKはバンド・有形(ゆうけい)ランペイジのプロデューサー兼メンバーでもあります。
このバンドはsasakure.UKの楽曲世界を「形有る音楽(=人、楽器)」で表現するコンセプトのもので、ボカロ曲とは一味違ったバンドサウンドや女性ボーカルによる楽曲が魅力です。
👽400,000 views thank you👽
繰り返す理不尽の果て、欺き世界は
創造しくも在るが儘、音を象る pic.twitter.com/X1FtdM5I8N— 有形ランペイジ | 「フューチャー・イヴ」マジミラ10th (@UKRampage_info) October 5, 2021
バンドメンバーは全員、スタジオミュージシャンや著名アーティストのバックバンド経験があるプロのミュージシャン。ボーカルは、オーディションによって選抜されたmamiです。
sasakure.UKはバンド内で、ミニシンセやサンプラーを使った演奏を行っています。
sasakure.UK×TJ.hangneilによる音ゲー曲制作
元々ゲーム音楽が好きでインスト曲の制作をしていたsasakure.UKは、音楽ゲームのコンポーザーとしても活躍。
特に2020年頃からは、謎のアーティスト・TJ.hangneil(ティジェイ・ハングネイル)が制作した音ゲー曲を自身のアカウントに投稿したり、合作として音楽ゲームに収録されたりするケースも見られます。
→質問:TJ.hangneilって誰ですか?https://t.co/4GD4ji4qUN pic.twitter.com/I4C590dKcg
— sasakure.UK@フューチャー・イヴMV (@sasakure__UK) December 26, 2021
TJ.hangneilの正体は現在も明らかになっておらず、sasakure.UKは「一番仲の良い友人」、「自分は一番彼のことを知っている存在」と述べています。
一体「何者」なのでしょうか……?
プロセカに書き下ろし『トンデモワンダーズ』が話題
『トンデモワンダーズ』
1000万再生ありがとう!!🎊
これからもトンデモなくワンダーなセカイが、笑顔でいっぱいになりますように🌙🌟https://t.co/7JaJugreOx pic.twitter.com/afYdjFOyGu— sasakure.UK@フューチャー・イヴMV (@sasakure__UK) January 22, 2022
2022年には、リズムゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』に書き下ろし楽曲『トンデモワンダーズ』を提供。
明るくキャッチーなメロディーがTikTokでも話題となり、YouTubeでは1300万回再生を突破しています。
歌い手やVTuberによる歌ってみた動画や踊ってみた動画も多数投稿されている大人気曲です。
有形ランペイジによるセルフカバーも行われており、近年のsasakure.UKを代表する1曲と言っていいでしょう。
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