黒うさP【ボカロP詳細解説】伝説曲「千本桜」の生みの親! ボカロ史に残るレジェンドPを徹底解説

黒うさP【ボカロP詳細解説】伝説曲「千本桜」の生みの親! ボカロ史に残るレジェンドPを徹底解説

黒うさPの現在

黒うさPは2018年の更新を最後に、Twitterや各種投稿サイトでの発信を停止しています。
アカウントの状況だけを見ると活動休止状態とも受け取れる黒うさPですが、現在どのような活動を行っているのでしょうか。

近年のインタビューでは、黒うさP現在ボカロPとしてのアーティスト活動ではなく、裏方の仕事を多く行っていると語られています。
元々、誰かの活動の手伝いをするのが好きという性格も相まって、名前が表に出ない仕事なども行っているようです。

ネット上では、突然更新の途絶えた人気ボカロPの心身を気にかけるコメントも見られましたが、何らかの理由で活動ができなくなってしまったわけではない様子。
少し安心したファンの方も多いのではないでしょうか。

また、WhiteFlameの公式Twitterアカウントでは、直近でも『千本桜』関連のツイートをリツイートしているため、完全に活動を停止しているわけではないことが確認できます。

ボカロ曲の投稿にも前向きな姿勢を見せているため、気長に活動の再開を待ちましょう!

黒うさPの人気楽曲5選

伝説的な名曲『千本桜』以外にも、たくさんのヒットソングを投稿している黒うさP。
ここからは、一時代を盛り上げた人気楽曲や最新曲を5曲ご紹介します!

紅一葉


作詞・作曲:黒うさP
イラスト:げし、一葉モカ
動画:三重の人

黒うさPの人気バラード曲の1つが『紅一葉(あかひとは)』です。

『紅一葉』には2つのバージョンが存在しており、初音ミク版が2008年2月、巡音ルカ版が2009年5月に投稿されています。
一般的に『紅一葉』といえば巡音ルカが歌唱している本動画を指す場合が多く、再生数もニコニコ動画で200万回再生を突破。高い人気を誇る楽曲となっています。

音楽はタイトルのとおり、紅葉をモチーフとした和風バラード
弦楽器の音を生録音して使用するこだわりも見られ、哀愁漂う楽曲の雰囲気を引き立てています。

一葉モカ、げし、三重の人によるゲームOPのようなMVも魅力的で、昭和をイメージした楽曲の世界観やストーリーを読み取れます。
ミク版と合わせて聞いてみてほしい1曲です!

上弦の月


作詞・作曲:黒うさP
編曲:倉内達矢
イラスト:一斗まる
動画:gram6design

こちらは音楽劇「千本桜」の中の1曲。
『千本桜』の世界観を用いた楽曲のひとつで、KAITOにフォーカスを当てた楽曲となっています。

ニコニコ動画、YouTubeの両方に投稿されており、再生回数は共に100万回を突破。
オーケストラライブ「初音ミクシンフォニー」でも演奏されたKAITO名曲のひとつです。

楽曲は、弦楽器の音色が美しい和風バラード
聞いているだけで胸が詰まるような切なさを覚える楽曲で、KAITOの柔らかくも大人びた歌い方も相まって、感動的な響きを感じられます。

一斗まるがイラストを手がけるMVも魅力のひとつ。
MVには軍服を身にまとったKAITOが登場し、大正時代をモデルにした世界観だからこその葛藤や儚さが伝わってきます。
映画を見た後のような満足感を得られる作品のため、ぜひMV付きで聞いてみてほしい1曲です。

あわせて読みたい!

ACUTE


作詞・作曲:黒うさP
ギター:a2c(MintJam)
イラスト:一葉モカ
動画:三重の人

和風楽曲のイメージがある黒うさPですが、こちらは一変してダークな雰囲気のある楽曲
2009年にニコニコ動画へ投稿され、220万回再生を突破しています。

音楽ユニットMintJama2c氏にギター演奏を依頼して制作されたもので、冒頭から聞こえる力強いギターサウンドが印象的。ピアノの音なども組み合わさり、かっこよくもミステリアスな雰囲気のある楽曲に仕上がっています。

初音ミク、巡音ルカ、KAITOの3人による歌唱も珍しいポイント。
楽曲ではKAITOを中心とした3人の愛憎が描かれ、独特なサビのハモリが癖になります。

楽曲の世界観をより鮮明に描いた小説も発売されているため、気になる方はそちらもチェックしてみてください!また、2011年には続編となる楽曲『ReAct』も投稿されています。

恋愛フィロソフィア


作詞・作曲:黒うさP
ギター:hajime
イラスト:一斗まる
動画:三重の人

こちらは2012年5月投稿され、ニコニコ動画で130万回再生を達成している人気曲。

ブラスバンド風の音が使われた恋愛ソングで、楽曲からは華やかでアダルトな雰囲気が感じられます。
軽やかなテンポあざとかわいい初音ミクの声もマッチしており、黒うさPの新たな音楽性を知れる1曲です。

また、歌っているのは初音ミクだけですが、MVには鏡音リン・レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITOなどのボーカロイドが登場し、楽曲の世界観に奥行きを持たせています。

メディアミックス展開などはされていませんが、世界観を考察してみるのも楽しみ方のひとつです。

アリアドネ


作詞・作曲:黒うさP
編曲:倉内達矢
イラスト:月岡月穂、マクー
動画:gram6design

こちらは2014年12月に投稿された楽曲。
2023年2月現在、黒うさPのもっとも新しいボカロ曲となっています。

投稿から8年以上経過していますが、まったく古さを感じさせない音楽性が魅力のひとつ。
ギター華やかなストリングスを用いた音づくりがかっこよく、今でも多くのファンに愛されている楽曲です。

軽やかなテンポの音楽も心地よく、あどけないミクの声とサビのリズムが耳に残ります。
また、ニコニコ動画の概要欄には「(……その日、僕は、女神に会った)」と書かれており、歌姫(ミク)に出会った主人公のことを描いているようにも受け取れる楽曲です。

まとめ

今回は、人気ボカロPの黒うさPをご紹介しました。

『千本桜』をはじめとしたヒットソングを多数投稿しており、時代を超えた人気を誇るのが黒うさP楽曲の特徴。楽曲ごとに異なる世界観で多くのボカロファンを魅了しています。

現在は実質的な休止状態にある黒うさPですが、今後再びボカロ曲が投稿されることがあるかもしれません。その時を楽しみに待ちましょう!

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事