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天海祐希の魅力は?
抜群のスタイルと華やかな美貌
長身で男役らしい押し出しの利いた体格と、目鼻立ちのはっきりした華やかな美貌は彼女の大きな魅力の一つです。
その圧倒的な見た目から来るオーラは、多くのファンを惹きつけて離しません。
特に刑事や弁護士といった役柄を演じる際は、役柄による硬質な雰囲気に迫力も加わって、主役でしかないと言った光り方をします。
自然体でサバサバした演技
自然体で作りこまないサバサバした演技は、非常に高い評価を浴びています。
ファンやマスコミからも、「良い意味で宝塚らしからぬタカラジェンヌなのが、天海祐希の魅力」という声が上がっています。
タカラジェンヌと言えば一般的に作りこんだ演技が特徴とされていますが、彼女の場合は自然体からくる余裕があり、それが他にはない魅力となって多くのファンの心を掴みました。
自分軸を持ったカッコいい女性としての生き方
「たとえ迷いがあっても、こっち!と言い切る強さがないといけない部分もある」
「100%を目指して努力し続けることが大事」
「人の意見を取り入れたとしても絶対に自分で決める」
これらの発言からも分かる通り、自分に厳しい努力家であることが知られています。
また宝塚時代には、ファンの遅い時間の外出を気にして、22時以降の舞台稽古の出待ちを禁止したなどのエピソードが残っています。
自身が正しいと思ったことを実行する強い意思と行動力を持つ彼女の生き方は、非常に大きな魅力です。
天海祐希の代表作
宝塚歌劇団退団公演『ミー・アンド・マイガール』
※動画は、2023年に宝塚歌劇団星組で上演された時のものです
1995年に天海祐希×麻乃佳世の退団公演として上演された、宝塚を代表する人気舞台の一つ。
本作は宝塚時代の天海の最高傑作として人気が高く、主人公ビルのまっすぐな正義感、困難にも常に前向きな姿勢は彼女自身のイメージと重なります。
天海の新人公演初主演作品であり退団公演作品でもある、まさに彼女の宝塚人生の象徴のような作品と言えるでしょう。
また、主題歌「ミー・アンド・マイガール」や「ランベス・ウォーク」など有名なミュージカル楽曲が多数登場し、見ているだけで笑顔になれるハートフルな内容は、宝塚ファンでなくとも楽しむことが出来ます。
ドラマ『女王の教室』
2005年に日本テレビ系列で放送され、平成18年日本民間放送連盟賞、第43回ギャラクシー賞奨励賞など数々の賞を受賞した人気ドラマです。
悪魔のような鬼教師・阿久津真矢(天海祐希)によるスパルタ教育を通じて、子供の成長とはなにかを問う問題作として話題となりました。
オファー当初、「阿久津のイメージの悪さのせいで、天海自身のイメージも悪くなるかもしれない」と心配した制作陣に対し、天海は「そんなことは気にしていません。イメージが悪くなることは怖くない」と快諾。
放送後は小中学生の中にも天海の人気が広がり、彼女の代表作でありターニングポイントともなりました。
長編コメディ映画『老後の資金がありません!』
2021年に公開され、2024年には地上波でも放送された大ヒット映画。
夫や娘・姑などに振り回されて、一向に老後の資金が貯まらない普通の主婦・後藤篤子(天海祐希)のドタバタを描く、お金コメディエンターテイメントです。
天海のコメディエンヌぶりが遺憾なく発揮され、本作で第45回アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。
天海演じる篤子が「私も宝塚に入りたかった」と発言、それに対し草笛光子が演じる姑が「篤子さんは無理よ」と鼻で笑うというメタ的な笑いのシーンもあり、彼女の新たな魅力を存分に味わえる一作です。
古田新太×天海祐希の大ヒット舞台『薔薇とサムライ』シリーズ
2010年と2022年に上演され、その熾烈なチケット争奪戦で話題となった、演劇集団「劇団☆新感線」による超人気舞台。
17世紀のイベリア半島を舞台に、大泥棒の石川五右衛門(古田新太)と、彼を用心棒として雇う女海賊であり王位継承権を持つアンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)による、歌もダンスもアクションも詰め込んだ超娯楽作品です。
天海は、1作目では宝塚の人気舞台であり自身もアンドレ役で出演した「ベルサイユのばら」のオスカルの衣装、2作目では宝塚ではお馴染みの黒燕尾服を着て、歌にダンスにと大活躍。
「美しさとかっこよさがすごかった」「まさか宝塚時代の天海祐希がもう一度見られるとは思わなかった」と大絶賛を浴びました。
まとめ
天海祐希は、「10年に1人の逸材」と呼ばれた伝説的な元宝塚のトップスターです。
退団後は、人気と実力を兼ね備えた大物女優として、第一線で活躍しています。
入手困難な舞台への出演も多い一方、ドラマや映画での活躍は動画配信サイトでも手軽に視聴することが出来るので、彼女の多彩な才能、溢れる魅力をぜひ一度ご覧になってください。