目次
岡本和真のNPB時代
NPBでの個人成績
1年目はコンディション不良などに悩まされたものの、岡本はその年の9月に1軍初本塁打を放ち大器の片鱗を見せつけました。
それ以降も着実に経験を積んでいき、4年目となる2018年にその才能が大きく開花します。打率.309・33本塁打・100打点をマークし、なんと日本プロ野球史上最年少での「3割・30本塁打・100打点」を達成したのです。
そこから岡本は6年連続30本塁打以上を記録し、球界屈指のスラッガーとして活躍。2024年開幕時点までに、通算206本塁打・585打点と堂々たる数字を積み上げてきました。
また2023年には強打者の指標となるOPSで初のリーグ1位を記録し、現在もその打力が成長していることを見せつけています。
NPBでのチーム成績
NPBで最も古い歴史を持ち、球界屈指の強豪球団としてその名を馳せる読売ジャイアンツ。岡本が中軸打者として活躍し始めた2018年はセ・リーグ3位にとどまっていたものの、翌年の2019年には5年ぶりのリーグ優勝を達成します。
この年、岡本は開幕から4番に座り、チームの躍進に大きく貢献しました。またクライマックスシリーズで3本塁打を放ち、CSファイナルシリーズMVPも獲得。日本シリーズでは福岡ソフトバンクホークスに敗退したものの、その実力を日本中に見せつけました。
さらに翌年の2020年にもセ・リーグ1位に輝きましたが、ここでも日本シリーズでソフトバンクに敗北してしまいます。そしてそれ以降はリーグ優勝からも遠ざかることに。
2024年は自身初の日本一を目指し、中軸打者としてチームを牽引しています。
NPBで獲得したタイトル
球界を代表する強打者として活躍してきた岡本は、2020年に初の本塁打王と打点王を獲得しました。
さらに翌年の2021年にも同タイトルを手にしており、ジャイアンツで2年連続本塁打王&打点王を獲得したのは王貞治以来44年ぶり、右打者としては史上初の快挙となっています。そして2023年にはキャリアハイとなる41本塁打をマークし、自身3度目となる本塁打王に輝きました。
また高い打力に目が行きがちな岡本ですが、守備でも高評価を得ており、2021年から2年連続でゴールデングラブ賞に選出されています。
岡本は2024年も大きな活躍を見せ、様々なタイトルを手にするはず。今年の躍進に注目し、その戦いぶりを見守っていきましょう。
WBC日本代表としての活躍
岡本は2023年に開催されたWBCで日本代表メンバーに選出されました。
その打力は大舞台でもしっかりと発揮され、7試合で打率.333・2本塁打・7打点と堂々たる数字をマーク。決勝のアメリカ戦でも貴重な追加点となるホームランを放っており、3大会ぶりの優勝に大きく貢献しました。
世界中にその実力を見せつけた岡本は評価を大きく上げ、メジャーリーグからも熱視線を送られることに。NPBで長らく活躍を続けてきた岡本に、新たなるステップが見えてきたのです。
岡本和真はメジャーに挑戦する?
ポスティング移籍の可能性が浮上中
WBCでの戦いを経験した岡本は、メジャー移籍を強く意識するようになったと囁かれています。このままいけば2026年オフに海外FA権を取得できますが、それを待てば2027年開幕時点で30歳を迎えてしまいます。
それでは身体の衰えも見え始めてしまうため、メジャーリーグに挑戦するのであればポスティングシステムを利用した早期での移籍が現実的でしょう。
現在、複数のメジャー球団が岡本の調査に乗り出していると噂されています。自身の市場価値が最大限に高まっている今こそ、メジャー挑戦最大の好機なのです。
ただポスティング移籍をするには、所属球団の許可を得なければいけません。岡本は主軸打者のため、そう簡単に移籍は容認できないはず。2024年シーズンオフは、チームとの交渉も見どころのひとつになりそうです。
メジャーで活躍できそう?
岡本は単なるパワーヒッターではなく、選球眼や技術も持ち合わせている巧打者でもあります。OPS.700を超えれば一流とも言われるなか、彼は通算OPS.875というとんでもない数字をマーク。
またWBCでも活躍を見せており、その対応力の高さも評価を受けています。そんな岡本であれば、メジャーでもその打力を大いに発揮できるのではないでしょうか。
現在メジャーリーグで活躍している鈴木誠也もNPB時代に高いOPSをマークしており、岡本に近いタイプの打者として活躍していました。それを考慮すると鈴木と同タイプのスラッガーとして、攻撃の中心になれる可能性は十分あると思われます。
場合によっては鈴木が記録した20本塁打を超え、日本人右打者のMLB本塁打記録を更新するかもしれません。